学校施設の天井等非構造部材の耐震対策先導的開発事業

府省庁: 文部科学省

事業番号: 0093

担当部局: 大臣官房文教施設企画部 施設企画課防災推進室

事業期間: 2013年〜2017年

会計区分: 一般会計

実施方法: 委託・請負

事業の目的

 平成23年3月の東日本大震災では、天井や外壁、窓等の非構造部材の落下等による被害が相次いだ。
 非構造部材の耐震対策は、従来の構造体の耐震化とまったく異なる対応が必要であり、対策事例がほとんどないことから、委託事業により国が積極的に事例を収集し、迅速に情報提供・普及を行うことにより非構造部材の耐震対策を着実に推進することを目的とする。

事業概要

 既存施設の現状を詳細に調査した上で、学校設置者や建物使用者、建築専門家等で構成される対策協議会において、対策にかかる費用や期間、技術的課題、求められる施設の性能(断熱や吸音、意匠性)等を整理し、複数案を比較検討しつつ対策手法を決定する。
 対策手法を決定した後、対策工事の具体的設計や施工を行い、技術的課題等について、検討経緯を含め詳細に報告してもらい、文部科学省において「事例集」としてとりまとめ、全国の学校設置者に対し普及啓発を図る。  特に危険性の高い屋内運動場等の天井を先行して実施し(平成25~27年度)、27年度からはその他の非構造部材も対象とする。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2013-2000000200141
2014-1670000167139
2015-143000014398
20162525000025-
20170-------
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成果目標及び成果実績(アウトカム)

平成29年度までに、対応が困難な非構造部材を有する全ての公立学校設置者が、非構造部材対策事例集を対策に活用する。

【参考】 天井対策事例集を対策に活用した公立学校設置者数 (目標:2015年度に1012 設置者数)

年度当初見込み成果実績
2013- 設置者数- 設置者数
2014- 設置者数878 設置者数
2015- 設置者数998 設置者数

活動指標及び活動実績(アウトプット)

天井の耐震対策事例を平成27年度までに50事例収集・普及する。

年度当初見込み活動実績
201325 事例21 事例
201415 事例13 事例
201510 事例6 事例

天井以外の非構造部材の耐震対策事例を15事例収集・普及する。

年度当初見込み活動実績
2013- 事例- 事例
2014- 事例- 事例
20155 事例1 事例

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2014朝日町天井落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。41
2014野木町天井落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。37
2015駒ヶ根市天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。26
2014国立大学法人東京芸術大学天井落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。21
2014国立大学法人信州大学天井落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。19
2015国立大学法人奈良女子大学天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。18
2015国立大学法人京都大学天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。15
2015河合町天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。14
2015湯浅町天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。13
2014国立大学法人鹿児島大学天井落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。11
2014明石工業高等専門学校天井落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。10
2015国立大学法人東京工業大学天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。8
2015国立大学法人筑波大学天井等落下防止対策について、手法・工期・費用等の検討を行う。6

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