バックエンド分野の規制高度化研究事業
府省庁: 原子力規制委員会
事業番号: 0016
担当部局: 原子力規制庁 長官官房技術基盤グループ 核燃料廃棄物研究部門
事業期間: 2011年〜2020年
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
第二種廃棄物埋設である浅地中トレンチ・ピット処分、中深度処分及び研究施設等廃棄物処分事業許可の適合性審査に係る科学的・技術的知見を収集するとともに、後続規制の廃棄物等確認に向けた規制基準等の整備に係る科学的・技術的知見を収集する。
また、併せて、原子力施設の廃止措置の終了確認の基準に関する科学的・技術的知見の整理を行うとともに、クリアランスの認可・確認における科学的・技術的知見を整理することを本事業の目的とする。
事業概要
第二種廃棄物埋設に関する規制基準のうち、浅地中トレンチ・ピット処分に関して、技術基準の性能規定化等の改正に向けた科学的・技術的知見の整理を行う。一方、中深度処分及び研究施設等廃棄物処分においては、安全確保の論点の整理や、規制基準等の整備に向けた科学的・技術的知見の整理に加え、適合性審査に向けた科学的・技術的知見の整理を行う。(以下「廃棄物埋設に関する研究」という。)
さらに、原子力発電所等の廃止措置終了確認に必要な科学的・技術的根拠を整備するとともに、新規クリアランス対象物に対するクリアランスレベルの検討及び認可・確認に関する科学的・技術的根拠を整備し、適切な制度運用に資する。(以下「廃止措置及びクリアランスに関する研究」という。)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 275 | 0 | 0 | 0 | 0 | 275 | 266 |
2018 | - | 346 | 0 | 0 | 0 | 0 | 346 | 305 |
2019 | - | 360 | 0 | 0 | 0 | -13 | 347 | 291 |
2020 | - | 325 | 0 | 0 | 0 | 0 | 325 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
安全研究の成果を規制基準等の策定、改正等に活用する。
安全研究の成果を規制基準等の策定、改正等に活用した件数 (目標:2020年度に4 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 件 | - 件 |
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | - 件 | 4 件 |
安全研究を通じて蓄積した知見を個々の審査等に活用する。
安全研究を通じて蓄積した知見を個々の審査等に活用した件数 (目標:2020年度に3 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 件 | - 件 |
2018 | - 件 | 2 件 |
2019 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
〇規制に活用する観点から安全研究等を通じて蓄積された技術的知見をNRA技術報告及び査読のある論文誌並びに国際会議のプロシーディングス等で公表した件数 内訳 NRA技術報告: 【廃棄物埋設に関する研究】 0件(平成29年度)、0件(平成30年度)、 0件(令和元年度)、1件(令和2年度予定) 【廃止措置及びクリアランスに関する研究】 0件(平成29年度)、0件(平成30年度)、 0件(令和元年度)、0件(令和2年度予定) 査読付き論文及びプロシーディング: 〇NRA 【廃棄物埋設に関する研究】 0件(平成29年度)、0件(平成30年度)、 0件(令和元年度)、1件(令和2年度予定) 【廃止措置及びクリアランスに関する研究】 0件(平成29年度)、0件(平成30年度)、 2件(令和元年度)、1件(令和2年度予定) 〇委託先 【廃棄物埋設に関する研究】 1件(平成29年度)、0件(平成30年度)、 1件(令和元年度)、3件(令和2年度予定) 【廃止措置及びクリアランスに関する研究】 0件(平成29年度)、0件(平成30年度)、 0件(令和元年度)、5件(令和2年度予定)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 1 件 | 1 件 |
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | 3 件 | 3 件 |
【廃棄物埋設に関する研究】 廃棄物埋設に関する研究の作業件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 6 件 | 5 件 |
2018 | 12 件 | 12 件 |
2019 | 12 件 | 5 件 |
【廃止措置及びクリアランスに関する研究】 廃止措置及びクリアランスに関する研究の作業件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 6 件 | 5 件 |
2018 | 5 件 | 7 件 |
2019 | 7 件 | 8 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 廃棄物埋設における自然事象等を考慮した地盤の性能評価に関する研究 | 88 |
2019 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 廃棄物埋設における核種移行に係る性能評価に関する検討 | 77 |
2019 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 廃止措置・クリアランスに関する検討 | 45 |
2019 | 藤本科学株式会社 | マイクロ波分解装置の購入 | 11 |
2019 | 川崎地質株式会社 | 放射性廃棄物埋設地の設置に関する地質情報の不確かさに係る調査 | 10 |
2019 | 公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター | カナダにおける低中レベル放射性廃棄物埋設に係るセーフティケースの調査 | 10 |
2019 | 公益財団法人日本分析センター | ジルカロイ-4に含まれる微量元素に係る分析試験 | 9 |
2019 | 公益財団法人日本分析センター | 核種分析手法の妥当性評価に係る調査 | 8 |
2019 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 | QADによる検出器応答シミュレーションプリ・ポストプログラムの改良 | 7 |
2019 | 公益財団法人原子力バックエンド推進センター | 諸外国の再処理施設における廃止措置事例の調査 | 7 |
2019 | 国立大学法人東京工業大学 | TIMSを用いた同位体測定に関する検討 | 6 |
2019 | 国立大学法人長崎大学 | 上載過重を評価した一面せん断試験・評価手法 | 3 |
2019 | インターナショナルアクセスコーポレーション | 米国におけるGTCC廃棄物の処分の規制に関する調査 | 2 |
2019 | 学校法人日本大学 | TMSによる試料分析 | 1 |
2019 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 欧州EMRP/MetroDecomのクリアランス測定に関する技術コンサルティング | 1 |
2019 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 放射線検出器の体積・面積線源に対する応答の取得に関する技術コンサルティング | 1 |
2019 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 放射線測定以外の分野の不確かさ評価手法と放射線測定分野との比較に関する技術コンサルティング | 1 |
2019 | エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ株式会社 | 安全研究事業に係る確定検査業務(下期) | 0 |
2019 | エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ株式会社 | 安全研究事業に係る確定検査業務(上期) | 0 |