麦管理経費（食糧麦買入費、麦管理費）
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0084
担当部局: 政策統括官 貿易業務課
事業期間: 1945年〜終了予定なし
会計区分: 食料安定供給特別会計食糧管理勘定
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律（以下、「法」という。）に基づき、国民の主要な食糧である麦が、主食としての役割を果たし、かつ、北海道の畑作輪作体系、都府県の水田営農における重要な農産物としての地位を占めていることにかんがみ、国家貿易による輸入・売渡し・備蓄に係る措置を総合的に講ずることにより、麦の需給及び価格の安定を図り、もって国民生活と国民経済の安定に資する。
事業概要
我が国は、麦の需要の約９割を輸入で賄っており、そのうち、汎用性が高く輸入ロットが大きい主要５銘柄の小麦については、主にアメリカ、カナダ、オーストラリアから競争入札により一般輸入（年間約400万トン）する。また、輸入業者と実需者が結びついて申込みを行うSBS方式により、輸入ロットが小さい主要５銘柄以外を含めた小麦と大麦（年間約100万トン）を輸入している。
また、麦の供給が不足する事態に備え、食糧用輸入小麦の買受資格者が食糧用輸入小麦を一定水準以上備蓄する場合、1.8か月分の備蓄に要する費用を助成するとともに（食糧麦備蓄対策事業。以下「備蓄事業」という。）、不測の事態が生じた場合において、新たな輸入先国から安全な小麦の輸入を確保できるよう、安全性検査を実施する。さらに、我が国未承認の遺伝子組換え小麦の混入の疑義が生じた場合の確認検査等を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017 | - | 279,186 | 0 | 7,798 | -1,152 | 0 | 285,832 | 203,431 |
| 2018 | - | 298,168 | 0 | 1,152 | -656 | 0 | 298,664 | 204,562 |
| 2019 | - | 324,020 | 0 | 656 | -2,528 | 0 | 322,148 | 188,489 |
| 2020 | - | 312,095 | 5,001 | 2,528 | 0 | 0 | 319,624 | - |
| 2021 | 322,590 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績（アウトカム）
令和元年度において、製粉企業等の実需者の需要に応じ、国家貿易により麦530万トンを輸入する。
・成果実績は食糧用麦の輸入数量。 ・達成度は「麦の需給に関する見通し」における外国産食糧用麦の輸入量に対する実際の輸入数量の充足率。
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2017 | - 千トン | 5478 千トン |
| 2018 | - 千トン | 5169 千トン |
| 2019 | - 千トン | 4977 千トン |
麦の供給が不足する事態に備え、輸入小麦の年間需要量2.3か月分に相当する93万トンを備蓄する。
・成果実績は外国産食糧用小麦の備蓄数量。 ・達成度は「麦の需給に関する見通し」における外国産小麦の備蓄数量に対する実際の備蓄数量の充足率。
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2017 | - 万トン | 94 万トン |
| 2018 | - 万トン | 96 万トン |
| 2019 | - 万トン | 87 万トン |
活動指標及び活動実績（アウトプット）
「麦の需給に関する見通し」を踏まえた入札の実施
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2017 | 5111 千トン | 5478 千トン |
| 2018 | 5107 千トン | 5169 千トン |
| 2019 | 5299 千トン | 4977 千トン |
外国産食糧用小麦の備蓄事業実施主体の公募、選定数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2017 | 59 社 | 59 社 |
| 2018 | 57 社 | 57 社 |
| 2019 | 53 社 | 53 社 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2019 | ＣＺＬ株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 12,265 |
| 2019 | 丸紅株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 7,724 |
| 2019 | 三井物産株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 7,450 |
| 2019 | 三菱商事株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 6,872 |
| 2019 | カーギルジャパン合同会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 4,803 |
| 2019 | シー・ビー・エイチ・グレイン・ジャパン株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 4,271 |
| 2019 | 兼松株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入） | 2,447 |
| 2019 | 住友商事株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入） | 1,929 |
| 2019 | 株式会社上組 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 1,662 |
| 2019 | 日清製粉株式会社 | 食糧用輸入小麦の保管 | 1,601 |
| 2019 | 株式会社ニップン | 〃 | 1,187 |
| 2019 | 日清サイロ株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 1,057 |
| 2019 | 伊藤忠商事株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 908 |
| 2019 | 株式会社ニップン | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 603 |
| 2019 | 昭和産業株式会社 | 〃 | 576 |
| 2019 | 千葉共同サイロ株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 537 |
| 2019 | 日本通運株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 359 |
| 2019 | 日東富士製粉株式会社 | 〃 | 317 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 輸入商社に義務づけている食品衛生法に基づく残留農薬等の検査に係る経費等 | 235 |
| 2019 | 丸全昭和運輸株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 218 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 輸入麦の水分、たんぱく含有量等の品質が契約規格を満たしているかを検査する経費 | 195 |
| 2019 | 双日株式会社 | 輸出国における現品の買付け、本邦輸入港までの輸送及び本邦輸入港における引渡等（一般輸入・ＳＢＳ輸入） | 185 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 162 |
| 2019 | 名港海運株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 161 |
| 2019 | 海外貨物検査株式会社 | 輸入商社に義務づけている食品衛生法に基づく残留農薬等の検査に係る経費等 | 149 |
| 2019 | 千葉製粉株式会社 | 〃 | 148 |
| 2019 | 大阪港埠頭ターミナル株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 144 |
| 2019 | 鈴與株式会社 | 輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役等 | 131 |
| 2019 | 鳥越製粉株式会社 | 〃 | 107 |
| 2019 | 一般社団法人日本貨物検数協会 | 輸入麦の水分、たんぱく含有量等の品質が契約規格を満たしているかを検査する経費 | 74 |
| 2019 | 株式会社上組 | 輸入麦を沖縄へ回送するための海上運賃 | 73 |
| 2019 | 熊本製粉株式会社 | 〃 | 52 |
| 2019 | 琉球海運株式会社 | 輸入麦を沖縄へ回送するための海上運賃 | 39 |
| 2019 | 飯坂製粉株式会社 | 〃 | 38 |
| 2019 | 株式会社増田製粉所 | 〃 | 36 |
| 2019 | 関東港業株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 34 |
| 2019 | キッコーマン食品株式会社 | 〃 | 34 |
| 2019 | 池田興業株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 23 |
| 2019 | 中部資材株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 16 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 食糧用輸入小麦の在庫確認 | 12 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 輸入小麦に係る残留農薬等の安全性検査 | 10 |
| 2019 | 千葉共同サイロ株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 6 |
| 2019 | ノーススタートランスポート株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 5 |
| 2019 | 製粉研究所 | 輸入麦の水分、たんぱく含有量等の品質が契約規格を満たしているかを検査する経費 | 5 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 輸入麦類の分析用検体採取業務 | 5 |
| 2019 | 一般財団法人日本食品検査 | 輸入麦の麦角アルカロイド類分析業務 | 5 |
| 2019 | 三光化学工業株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 4 |
| 2019 | 一般財団法人日本食品分析センター | Fosetyl等分析法の適用性検証及び濃度測定業務 | 4 |
| 2019 | 日本環境科学株式会社 | 〃 | 4 |
| 2019 | 関東燻蒸株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 3 |
| 2019 | 昭和産業株式会社 | 輸入麦のくん蒸の実施 | 3 |
| 2019 | 一般財団法人日本食品分析センター | Fosetyl等分析法の共同試験業務（オーガナイザー） | 2 |
| 2019 | 一般財団法人日本食品分析センター | 輸入麦類のオクラトキシンＡ濃度測定業務 | 2 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 遺伝子組換え小麦のタンパク質検査法等の開発業務 | 1 |
| 2019 | OMIC USA INC. | 遺伝子組換え小麦の混入の有無に係る確認検査（タンパク質検査）業務 | 1 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 1 |
| 2019 | 一般財団法人雑賀技術研究所 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 1 |
| 2019 | 海外貨物検査株式会社 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 1 |
| 2019 | OMIC USA INC. | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 1 |
| 2019 | 一般財団法人日本食品分析センター | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 0 |
| 2019 | 一般財団法人食品環境検査協会 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 0 |
| 2019 | 一般財団法人日本穀物検定協会 | 遺伝子組換え小麦の混入の有無に係る確認検査（タンパク質検査）業務 | 0 |
| 2019 | 株式会社日吉 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 0 |
| 2019 | 一般財団法人化学物質評価研究機構 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 0 |
| 2019 | 一般財団法人東京顕微鏡院 | Fosetyl等分析法の共同試験業務（コラボレーター） | 0 |
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