超低消費電力型光エレクトロニクスの実装に向けた技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0252
担当部局: 商務情報政策局 情報産業課
事業期間: 2013年〜2021年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
クラウド・コンピューテイングの進展等によりデータセンタの情報処理の大規模化が進み、情報処理量や通信トラフィックの指数関数的増大に直面している。本事業の目的は、省電力、高速で小型な光接続を可能にする光電子ハイブリッド回路技術を開発することにより、LSI間の情報通信を高速に、かつ少ない電力で行い、IT機器の情報処理機能を高めつつ、省エネ化を実現することである。
事業概要
電子回路のインターフェース及び配線機能の一部をシリコンなどを用いた集積型光インターフェース及び光配線に置き換え、電子回路と光回路をハイブリッド集積した、光電子ハイブリッド回路技術を開発する。さらに光電子ハイブリッド回路技術を応用し、デバイス集積・実用化技術の開発を行う。これに加え、データセンタを構成するルータ、サーバ等の筐体間を接続する中距離超高速通信インターフェースを小型・省電力化することで、データセンタ等の情報処理量の増加に対応した高性能化と低消費電力化を可能とする。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 1,350 | 0 | 0 | 0 | 132 | 1,482 | 1,748 |
2019 | - | 1,743 | 0 | 0 | -62 | 114 | 1,795 | 1,790 |
2020 | - | 1,840 | 0 | 62 | -26 | 256 | 2,132 | 2,132 |
2021 | - | 1,500 | 0 | 26 | 0 | 0 | 1,526 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
本事業で開発した光・電子集積回路技術の導入により、消費電力を1mW/Gbpsまで低減する。
ギガビットのデータを1秒間で伝送する際の消費電力量 (目標:2021年度に1.0 mW/Gbps)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - mW/Gbps | 3 mW/Gbps |
2019 | - mW/Gbps | 2 mW/Gbps |
2020 | - mW/Gbps | 2 mW/Gbps |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
本事業で確立を目指す技術の実用化に向けて、事業期間中に特許出願につながった成果の件数(国内特許出願件数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 20 件 | 23 件 |
2019 | 20 件 | 26 件 |
2020 | 20 件 | 14 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクト管理 | 2,133 |
2020 | 技術研究組合光電子融合基盤技術研究所 | 超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発 | 2,051 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発革新的デバイス | 95 |
2020 | 国立大学法人東京工業大学 | 超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発革新的デバイス | 10 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発革新的デバイス | 10 |
2020 | 国立大学法人横浜国立大学 | 超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発革新的デバイス | 10 |
2020 | 学校法人早稲田大学 | 超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発革新的デバイス | 5 |