海洋情報把握技術開発
府省庁: 文部科学省
事業番号: 20-0276
担当部局: 研究開発局 海洋地球課
事業期間: 2018年〜2022年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
海洋状況把握(MDA)の基礎となる海洋情報の収集・取得に関する取組を強化し、海洋空間を有効利用するための情報資源として活用していくことが重要であるが、海洋生態系や海洋環境等の情報は十分には観測・計測が行われておらず、効率的に観測・計測するための技術が存在していないものもある。また、国際的にも国連の持続可能な開発目標(SDGs)等において、科学的な観測データの収集は喫緊の課題となっている。このため、既存プログラムで研究開発されたモニタリング技術やセンサ技術等の成果も積極的に活用しつつ、我が国の産学官の技術力を結集し、海洋情報をより効率的かつ高精度に把握する革新的な技術を検討し、具体化するとともに、我が国の産業競争力の強化に貢献する。
事業概要
大学等が有する高度な技術や知見を幅広く活用し、海洋情報(海洋生態系や海洋環境等)をより効率的かつ高精度にリアルタイムで把握する革新的な観測・計測技術を研究開発する。これにより、海洋ガバナンスを図りつつ海洋空間を有効に活用するための基礎・基盤技術を整備するだけでなく、開発された成果を民間企業等へ技術移転を行い、今後重要性が増す海洋観測を行う民間企業等の産業競争力強化にも貢献する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 99 | 0 | 0 | 0 | 0 | 99 | 99 |
2019 | - | 108 | -0 | 0 | 0 | 0 | 108 | 107 |
2020 | - | 81 | 0 | 0 | 0 | 0 | 81 | 81 |
2021 | - | 81 | 0 | 0 | 0 | 0 | 81 | - |
2022 | 104 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
毎年度、開発した技術を3件以上、他機関において利用、応用されることを目指す。
本事業で開発された技術が他事業等において利用、応用されている件数 (目標:2022年度に3.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | - 件 | 9 件 |
2020 | - 件 | 6 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
査読付き論文発表数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 3 本 | 1 本 |
2019 | 3 本 | 16 本 |
2020 | 15 本 | 18 本 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | マイクロプラスチック自動分析手法の開発 | 32 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 海洋生物遺伝子情報の自動取得に向けた基盤技術の開発 | 26 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | BGC-Argo搭載自動連続炭酸系計測システムの開発 | 23 |
2020 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 遺伝子情報の自動取得基盤技術の開発 | 10 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 圧力応答評価 | 8 |
2020 | 千葉県立中央博物館 | 魚類DNAデータの解析技術の開発 | 3 |
2020 | 国立大学法人琉球大学 | 実海域試験 | 1 |
2020 | 国立大学法人横浜国立大学 | マイクロプラスチック回収の最適化 | 1 |