地震・津波観測監視システムの開発に必要な経費

府省庁: 文部科学省

事業番号: 0232

担当部局: 研究開発局 地震・防災研究課

事業期間: 2006年〜終了予定なし

会計区分: 一般会計

実施方法: 補助

事業の目的

今後30年以内の発生確率が極めて高く、発生した際の人的・経済的被害が甚大である南海トラフの巨大地震に備え、想定震源域に海底リアルタイムネットワークを構築し、地震発生予測モデルの精度向上を図るとともに、地震動及び津波の即時予測技術の精度向上により、気象警報(緊急地震速報等)や、自治体・民間企業の災害対策に活用され、将来の巨大地震による被害の大幅軽減に貢献する。

事業概要

南海トラフの巨大地震の想定震源域の一部(紀伊水道沖)におけるシステムの整備に向けた技術開発や海域調査等を実施する。南海トラフの巨大地震の想定震源域における地震・津波・ 地殻変動に関する詳細データをリアルタイムで入手。設置した高精度センサーにより得られた地殻活動のデータを用いて地震発生予測モデルの高度化に貢献する。また、海溝型巨大地震発生時に、海底に展開した観測機器が直上・直近で地震を検知することで、主要動や津波の到達前にそれらの規模などの情報発信をすることを可能とする。(補助率:定額)
リアルタイムデータは気象警報への活用、自治体や民間企業との共同研究による個々の目的に合ったデータ活用等を通して、直接的に防災に貢献する。また、地震発生予測等の研究に用いられることで、研究成果を生み出し、各種講演会やイベント等での情報発信、啓発活動にも活用される。 ※平成28年度に「地震・津波観測監視システム」が海洋研究開発機構から防災科学技術研究所に移管され、一元的な管理運用が開始されたことに伴い、平成29年度からは「地震・津波観測監視システムの開発に必要な経費(事業番号:0232)」と「日本海溝海底地震津波観測網の運用(事業番号:0233)」を統合し、事業を実施する。平成29年度要求額は両事業をまとめて「日本海溝海底地震津波観測網の運用(事業番号:0233)」の平成28年度行政事業レビューシートに記載する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2012-1,2802310001,2801,278
2013-818640231001,0491,049
2014-247064000383348
2015-56298504001,0661,026
201690453009800628-
20170-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2012201320142015201620170250500750100012501500Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

地震計・水圧計(津波計)等を用いて、自治体や民間企業(鉄道、電力各事業者等)と3者以上の共同研究を行うこと。

活用されている気象警報の種類

年度当初見込み成果実績
2013- 種類1 種類
2014- 種類2 種類
2015- 種類2 種類

論文、学会発表、講演会、イベント、テレビ番組を通して、成果を発信すること。

共同研究協定等の締結数

年度当初見込み成果実績
2013- 件2 件
2014- 件3 件
2015- 件4 件

活動指標及び活動実績(アウトプット)

敷設済み基幹ケーブルの延長

年度当初見込み活動実績
2013179 km179 km
2014419 km419 km
2015419 km419 km

設置済み観測点数

年度当初見込み活動実績
2013- 点- 点
201414 点8 点
201531 点31 点

運用中の観測点数

年度当初見込み活動実績
201320 点20 点
201434 点28 点
201551 点51 点

観測データ提供機関数

年度当初見込み活動実績
201320 機関20 機関
201421 機関21 機関
201522 機関22 機関

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015国立研究開発法人海洋研究開発機構従来のシステムに比べより広域かつ大規模なシステムの構築を可能とする「海底ネットワークシステム」の研究開発、海底ネットワークシステム運転・保守等、各種設置運用機器等の保守、交換部品の整備等1,026
2015日本電気株式会社地震・津波観測監視システムの開発504
2014国立研究開発法人 海洋研究開発機構海溝型巨大地震・津波対応海底ネットワークシステムの構築に向けた世界最先端の技術開発等の推進348
2014その他93
2014日本海洋事業(株)「よこすか」等の運航、「白鳳丸」運航支援89
2015NECネッツエスアイ株式会社A-3観測点の観測装置改修、およびDONET観測点の機能向上89
2015日本海洋事業株式会社FY26~27「よこすか」等の運航、「白鳳丸」運航86
2015その他その他経費81
2015エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社EarthLAN 及びDONET データ専用回線49
2015NECキャピタルソリューション株式会社DONET2マスストレージシステムの賃貸借43
2014エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)EarthLAN及びDONETデータ専用回線42
2015日本電気株式会社展張ボビンの整備38
2015NECネッツエスアイ株式会社地震・津波観測監視システム保守及び運用支援業務31
2014NECキャピタルソリューション(株)DONETデータストレージシステムの賃貸借25
2015NECキャピタルソリューション株式会社DONETデータストレージシステムの賃貸借24
2015NECキャピタルソリューション株式会社DONET1データ中継システムの賃貸借22
2014NECネッツエスアイ(株)地震・津波観測監視システム保守及び運用支援業務21
2014(株)モクモクしお学舎尾鷲市古江町「地震・津波観測監視システム」陸上局舎の賃借13
2015株式会社モクモクしお学舎尾鷲市古江町「地震・津波観測監視システム」陸上局舎の賃借13
2014(株)OCC ケーブルシステム事業本部海底ケーブル展張装置の点検整備12
2014(株)マリン・ワーク・ジャパン海洋観測・分析・データ品質管理等の調査・公開に関する支援業務11
2014NECネッツエスアイ(株)DONET観測装置作動状況確認・海底設置前調整10
2015日油技研工業株式会社浮力調整装置の点検整備8
2015(株)OCC ケーブルシステム事業本部海底ケーブル展張装置の点検整備7
2014日本電気(株)官公営業本部均圧ケーブルの修理(Node E)5
2015(株)OCC ケーブルシステム事業本部海底ケーブル展張装置の点検整備5
2014中部電力(株)古江陸上局で使用する電気の供給5
2015(株)OCC ケーブルシステム事業本部海底ケーブル展張装置の点検整備5
2014日油技研工業(株)浮力調整装置の点検整備5
2015中部電力株式会社平成27年度古江陸上局で使用する電気の供給5
2015(株)OCC ケーブルシステム事業本部海底ケーブル展張装置の点検整備4
2014(株)昌新DONET1整備用水中ダミーコネクタの購入3
2015四国電力株式会社平成27年度室戸ジオパーク陸上局で使用する電気の供給3
2015四国電力株式会社平成27年度海陽町まぜのおか陸上局で使用する電気の供給3
2014日本メックス(株)四国支店海陽町まぜのおか陸上局ほか除湿機新設工事3
2015エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社EarthLAN 及びDONET データ専用回線2
2014白鷺電気工業(株)京都支社古江陸上局排水ポンプ新設工事2
2015富士通株式会社地震津波観測監視システム横浜研究所データセンターシステム保守2
2015NECネッツエスアイ株式会社DONET観測装置作動状況確認・海底設置前調整2
2014四国電力(株)阿南営業所海陽町まぜのおか陸上局で使用する電気の供給2
2014富士通(株)TC統括営業部 先端科学営業部地震津波観測監視システム横浜研究所データセンターシステム保守2
2014日本電気(株)官公営業本部2
2014四国電力(株)高知支店安芸営業所室戸ジオパーク陸上局で使用する電気の供給2
2014NECネッツエスアイ(株)古江陸上局におけるNode-E回収作業支援1
2015NECネッツエスアイ株式会社試験用コネクタのメンテナンス1

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