木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくり推進事業(農林水産省連携事業)
府省庁: 環境省
事業番号: 0029
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
事業期間: 2013年〜2016年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
再生可能エネルギーの導入拡大はCO2排出量削減の観点から地球温暖化対策上必要不可欠であり、木質バイオマス利活用の推進はCO2の排出抑制に加え、未利用資源の有効活用やエネルギーの地産地消による地域活性化にもつながるため重要である。他方、未利用資源の調達や加工・運搬に伴うコスト等の問題があり、森林資源を持続的かつ安定的にエネルギーとして利用することが課題となっている。
このため、森林資源をエネルギーとして有効活用し、低炭素社会を実現するため、木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくりの推進を図る。
事業概要
地域内における木質バイオマスを利用した熱・電気の需要、未利用間伐材等原料調達の見通し、事業採算性等の実現可能性調査を行う。また、原木の加工・燃料の運搬・木質バイオマスのエネルギー利用等を行うための施設を一体的に導入し、木質バイオマスの活用のボトルネックとなるチップ化や運搬費用等の低コスト化、熱・電気の効率的な供給等の実証を行い、普及性の高い木材利用モデルの実証を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | - | 1,200 | 0 | 0 | 0 | 0 | 970 | 902 |
2014 | - | 1,800 | 0 | 230 | 0 | 0 | 2,030 | 1,763 |
2015 | - | 1,800 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,800 | 1,785 |
2016 | 700 | 700 | 0 | 0 | 0 | 0 | 700 | 679 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成28年度までに9種類の木質バイオマスを活用した発電・熱供給モデルの確立
確立されたモデルの件数 (目標:2016年度に9 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
2015 | - 件 | 6 件 |
2016 | - 件 | 9 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
調査・実証件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 9 件 | 9 件 |
2015 | 9 件 | 9 件 |
2016 | 3 件 | 3 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2015 | 福島ミドリ安全株式会社 | 地域の宿泊温泉施設等にチップボイラーを導入し、地域熱供給システムを実証 | 250 |
2015 | 四万十町森林組合 | 民間事業者、自伐隣家等、地域が一体となった搬出・運搬システムの構築・実証 | 240 |
2015 | あわら三国木質バイオマスエネルギー事業協議会 | 木質バイオマスエネルギー利用の見える化、観光地としてのブランド形成のためのマーケティングの実証 | 239 |
2016 | あわら三国木質バイオマスエネルギー事業協議会 | 木質バイオマスエネルギー利用の見える化、観光地としてのブランド形成のためのマーケティングの実証 | 236 |
2015 | 株式会社那珂川バイオマス | 熱エネルギーを高温蒸気から廃温水まで多段階利用を実証 | 228 |
2015 | 株式会社オーテック | 高含水率のバークや伐根を利用した熱電併給システムの実証 | 226 |
2014 | (株)オーテック | 高含水率のバークや伐根を利用した熱電併給システムの実証 | 224 |
2016 | 四万十町森林組合 | 木質バイオマスエネルギー利用の見える化、観光地としてのブランド形成のためのマーケティングの実証 | 214 |
2014 | 福島ミドリ安全(株) | 地域の宿泊温泉施設等にチップボイラーを導入し、地域熱供給システムを実証 | 209 |
2014 | 福島ミドリ安全(株) | 地域の宿泊温泉施設等にチップボイラーを導入し、地域熱供給システムを実証(H25繰り越し) | 202 |
2014 | あわら三国木質バイオマスエネルギー事業協議会 | 木質バイオマスエネルギー利用の見える化、観光地としてのブランド形成のためのマーケティングの実証 | 201 |
2015 | 遠野市 | 欧州製移動式チッパーを応用した新たな残材・未利用材のサプライチェーンの構築・実証 | 200 |
2016 | 遠野市 | 欧州製移動式チッパーを応用した新たな残材・未利用材のサプライチェーンの構築・実証 | 200 |
2014 | 遠野市 | 欧州製移動式チッパーを応用した新たな残材・未利用材のサプライチェーンの構築・実証 | 197 |
2015 | 国立大学法人千葉大学 | 丸太の供給について地域住民が自ら行える方法の検討、体制整備と暖房・給湯器の実証 | 197 |
2014 | 国立大学法人千葉大学 | 丸太の供給について地域住民が自ら行える方法の検討、体制整備と暖房・給湯器の実証 | 191 |
2014 | (株)ネオナイト | 木質バイオマス発電利用と廃熱を利用したバークの除染堆肥化の実証 | 177 |
2015 | 山口県 | 木質バイオマス発電用の竹林を低コストで収集運搬・燃料化するシステムの実証 | 162 |
2014 | (株)那珂川バイオマス | 熱エネルギーを高温蒸気から廃温水まで多段階利用を実証 | 136 |
2014 | 山口県 | 木質バイオマス発電用の竹林を低コストで収集運搬・燃料化するシステムの実証 | 128 |
2014 | 四万十町森林組合 | 民間事業者、自伐隣家等、地域が一体となった搬出・運搬システムの構築・実証 | 98 |
2015 | 株式会社ネオナイト | 木質バイオマス発電利用と廃熱を利用したバークの除染堆肥化の実証 | 43 |
2016 | 坂井森林組合 | 列状伐採等ローコスト伐出実証の実施等 | 33 |
2016 | 一般社団法人日本森林技術協会 | モデル実証事業の成果分析を行い、今後の発展性を評価するほか、報告書の作成とシンポジウム等による成果の普及を実施 | 29 |
2016 | 株式会社アルファフォーラム | 木質燃料生産・流通および熱生産に関する実証等 | 27 |
2016 | 株式会社ピー・ティー・ピー | 熱供給ビジネスモデルの検討業務等 | 25 |
2016 | 住友林業株式会社 | 広葉樹林架線系造材作業等 | 9 |
2016 | 株式会社福井新聞社 | 地域づくりマーケティングに関する広報 | 5 |
2016 | 石黒住建株式会社 | ボイラ搬入路拡幅工事業務 | 1 |
2016 | 一般社団法人産業環境管理協会 | LCA項目の測定・総括業務 | 1 |
2016 | 株式会社アーキテック・コンサルティング | 熱供給システム等測定・解析等の分析業務 | 1 |
2016 | 福井県森林組合連合会 | 林業経営及び木質バイオマス利用に関する助言 | 0 |