次世代送電システムの安全性・信頼性に係る実証事業

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0272

担当部局: 製造産業局 金属課金属技術室

事業期間: 2014年〜2015年

会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定

実施方法: 交付

事業の目的

超電導ケーブルについて、事故を想定した地絡・短絡事故試験等により、事故時に発生する現象の把握と冷却システム等への影響を検証し、安全性、信頼性を検討する。また、実際の電力系統で要求される高い信頼性を確保するために、冷却システムの更なる高性能化、高耐久化開発を行う。これらの研究開発により、超電導送電技術の安全性及び信頼性を向上して、当該技術分野における我が国の優位性を維持・拡大するとともに、将来の高密度な電力需要に適応する高効率な次世代送電システムの実現に資する。

事業概要

上記目的を達成するために、以下の研究開発を実施する。(補助率 1/2)
①超電導ケーブルシステムの安全性評価方法の開発  事故・故障時の超電導ケーブルや冷媒の挙動と現象を把握し、超電導ケーブルシステムに及ぼす影響を検証する。 ②高効率・高耐久冷却システム  超電導ケーブルへの侵入熱の低減、冷却システムの高効率化及び冷却システムのメンテナンス間隔の長期化に関する技術開発を実施する。 ③早期復旧等の実用性向上のための対策検討

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2014-2000006139139
2015-15106701219219
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額20142015050100150200250Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

平成28年度までに安全性・信頼性を確立するために実施する累計評価試験数13回

次世代送電システムの安全性・信頼性に係る技術開発として、超電導ケーブル安全性・信頼性の検証を行うことで、送電システムの大電流化、端末のコンパクト化を実現、線材の量産技術の確立や冷却の高効率化も進める。超電導ケーブルの送電ロスは既存ケーブルの1/3程度であり、平成38年度に既存の地下ケーブルの20%が置き換わると仮定した場合の送電ロス省エネ効果。 ※技術要素の見極め、実用性の向上等を図る事業であるため、中間目標の設定が困難 (目標:2026年度に277 GWh)

年度当初見込み成果実績
2014- GWh- GWh
2015- GWh- GWh

活動指標及び活動実績(アウトプット)

プロジェクト数

年度当初見込み活動実績
20144 テーマ数4 テーマ数
20154 テーマ数4 テーマ数

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構プロジェクト管理219
2015住友電気工業株式会社66,22kV短絡・地絡装置開発、試験実施、LN2漏洩試験、冷凍機実証運転、性能評価163
2014NEDOプロジェクト管理140
2014住友電気工業66,22kV短絡・地絡装置開発、試験実施、LN2漏洩試験、冷凍機実証運転、性能評価 、断熱管低侵入熱化検討83
2014前川製作所冷凍機実証運転、冷却シミュレーション技術開発、早期復旧等の実用性向上のための対策検討30
2015株式会社前川製作所冷凍機実証運転、冷却シミュレーション技術開発、早期復旧等の実用性向上のための対策検討24
2015古河電気工業株式会社275kV短絡・地絡試験、装置開発、試験実施、断熱管低侵入熱化検討、早期復旧等の実用性、向上のための対策検討19
2014古河電気工業275kV短絡・地絡試験、装置開発、試験実施、断熱管低侵入熱化検討、早期復旧等の実用性、向上のための対策検討15
2014(株)フジクラ275kV短絡・地絡試験、装置開発、試験実施9
2014早稲田大学冷媒挙動シミュレーションの開発5
2015株式会社フジクラ275kV短絡・地絡試験、装置開発、試験実施5
2015東京電力ホールディングス株式会社プロジェクトの取りまとめ、安全性評価試験方法の検討、冷却システムの高効率化技術の開発4
2014東京電力プロジェクトの取りまとめ、安全性評価試験方法の検討、冷却システムの高効率化技術の開発4
2015学校法人早稲田大学冷媒挙動シミュレーションの開発3

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