石油精製物質等の新たな化学物質規制に必要な国際先導的有害性試験法の開発

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0186

担当部局: 製造産業局 化学物質管理課

事業期間: 2011年〜2015年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負

事業の目的

2020年までに化学物質の影響を最小化するという国際目標履行のため、世界各国で法律改正や毒性評価のプロジェクトを実施している。また、自動車や航空機等では環境対策が求められ、燃料に新たな基材や添加剤等の化学物質を加える必要性が生じている。本プロジェクトにおいては、燃料などに使用される化学物質の有害性評価を、高精度、短期間、低コストで実施できる試験評価法を確立し、国際標準化を目指し、燃料の安定供給と、日本企業の産業競争力強化につなげる。

事業概要

数多くの化学物質を効率的に評価するために、化審法が求めている28日間反復投与試験に用いる実験動物を、病理組織の観察に終わらず遺伝子を解析することで、より長い期間後に発現する毒性を予測可能とする試験法を開発する。また、影響を受けることが既知の遺伝子を組み込んだ培養細胞を活用した試験法を開発する。将来的に遺伝子解析における毒性予測手法を培養細胞を活用した本試験法に組み入れることで、更に多くの毒性に対応可能とする。開発された成果については、OECD等における国際標準化を目指す。平成23年度から5カ年計画。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2012-2680000268268
2013-2550000255255
2014-2290000229229
2015-2100000210210
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2012201320142015050100150200250300Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

活動指標及び活動実績(アウトプット)

本事業で作成すべき以下の開発項目に関する手順書等について、各年度の目標を達成できたか否か ①肝臓毒性in vitro試験法の開発 ②腎臓毒性in vitro試験法の開発 ③神経毒性in vitro試験法の開発 ④主要臓器(肝臓・腎臓)の一般毒性に関する遺伝子解析手法 ⑤発がん性(肝発がん・腎発がん)に関する遺伝子解析手法 ※3 目標を達成した手順書等の数 ※4 目標を達成すべき手順書等の数

年度当初見込み活動実績
20135 ※35 ※3
20145 ※35 ※3
20155 ※35 ※3

論文発表件数、特許出願件数、学会発表件数の合計

年度当初見込み活動実績
2013- 件45 件
2014- 件33 件
2015- 件22 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2014(一財)化学物質評価研究機構遺伝子解析を用いた発がん性等評価法の開発132
2015一般財団法人化学物質評価研究機構遺伝子解析を用いた発がん性等評価法の開発120
2014(公財)鳥取県産業振興機構培養細胞を用いた肝毒性等細胞試験方法の開発97
2015公益財団法人鳥取県産業振興機構培養細胞をもちいた肝毒性等細胞試験方法の開発90
2015国立研究開発法人産業技術総合研究所迅速・効率的な試験系構築に向けた基盤技術の開発17
2014国立研究開発法人産業技術総合研究所迅速・効率的な試験系構築に向けた基盤技術の開発15
2014国立大学法人東京農工大学遺伝子解析を用いた神経毒性評価方法の開発13
2014住友化学(株)神経毒性の細胞試験法の開発12
2015住友化学株式会社神経毒性の細胞試験法の開発12
2015国立大学法人東京農工大学遺伝子解析を用いた神経毒性評価方法の開発11
2015一般財団法人食品薬品安全センター細胞試験法の有用性評価7
2014(一財)食品薬品安全センター細胞試験法の有用性評価5
2014国立大学法人岡山大学腎毒性の細胞試験法の開発3
2015国立大学法人岡山大学肝毒性の細胞試験法の開発2

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