戦略的プロジェクト研究推進事業のうち蚕業革命による新産業創出プロジェクト
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0191
担当部局: 農林水産技術会議事務局 研究開発官(基礎・基盤、環境)室
事業期間: 2017年〜2021年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
本事業は、地域の農業生物資源であるカイコや桑を活用して、中山間地域等の農山漁村に新たなバイオ産業を創出することを最終目的としている。
遺伝子組換えカイコを用いて医薬品等を生産し、地域に産業を創出するにあたり、現在バイオ医薬品等の製造に用いられている他のタンパク質生産系(動物細胞等)よりも低コストでの生産を実現する必要がある。また、新しい技術であるため、安定的な生産が可能であることを実証する必要がある。
本事業において、動物細胞等より低コストでの生産を可能とするため、遺伝子組換えカイコによるタンパク質の生産効率を3倍以上にする技術の開発を行う。また、モデル地域3ヶ所において、安定的・効率的な生産が可能であることを実証する。
事業概要
国立研究開発法人、大学、企業等の研究機関からなる研究コンソーシアムに委託して、カイコからバイオ医薬品等に必要な有用物質を効率的に生産させるための基盤技術や遺伝子組換えカイコを効率的に養蚕する技術体系(「スマート養蚕システム」)の開発を実施する。
なお、遺伝子組換えカイコによる有用物質を生産する技術を活用した新たな養蚕業の重要性や必要性については、イベント等を通じて情報発信することに努める。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 160 | 0 | 0 | 0 | 0 | 160 | 160 |
2018 | - | 139 | 0 | 0 | 0 | 0 | 139 | 139 |
2019 | - | 119 | 0 | 0 | 0 | 0 | 119 | 119 |
2020 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - |
2021 | 0 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
タンパク質の生産効率を3倍以上に向上
タンパク質の生産効率 ※1 平成29年度(2017年度)~令和2年度(2020年度)の成果指標は研究課題評価による評価結果を用いる。 (目標:2021年度に3 倍)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 倍 | - 倍 |
2018 | - 倍 | 100 倍 |
2019 | - 倍 | - 倍 |
カイコを効率的に養蚕する技術体系(「スマート養蚕システム」)の確立とモデル地域3ヶ所での実証
実証を行うモデル地域数 ※1 (目標:2021年度に3 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 件数 | - 件数 |
2018 | - 件数 | 100 件数 |
2019 | - 件数 | - 件数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
活動指標の課題数は、毎年度、外部有識者等からなる運営委員会で課題の達成度を評価する小課題の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 6 小課題数 | 6 小課題数 |
2018 | 6 小課題数 | 6 小課題数 |
2019 | 6 小課題数 | 6 小課題数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 生産性向上のためのゲノム改変技術の開発 等 | 46 |
2019 | 新菱冷熱工業株式会社 | 新たな養蚕技術の開発 | 25 |
2019 | 国立大学法人北海道大学 | 生産性向上のためのゲノム改変技術の開発 等 | 8 |
2019 | 国立大学法人群馬大学 | ヒト用医薬品等の有効性・安全性向上技術の開発 | 5 |
2019 | 国立大学法人大阪大学 | 動物用医薬品等の有効性・安全性向上技術の開発 | 4 |
2019 | 国立大学法人徳島大学 | ヒト用医薬品等の有効性・安全性向上技術の開発 | 4 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | 生産性向上のためのゲノム改変技術の開発 | 3 |
2019 | 国立大学法人山口大学 | 動物用医薬品等の有効性・安全性向上技術の開発 | 3 |
2019 | 公立大学法人横浜市立大学 | ヒト用医薬品等の有効性・安全性向上技術の開発 | 3 |
2019 | 株式会社免疫生物研究所 | 生産性向上技術の検証 等 | 3 |