未利用熱エネルギーの革新的な活用技術研究開発事業

事業番号: 20-0271

担当部局: 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー課

事業期間: 2015年〜2022年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負、補助、交付

我が国のエネルギー供給過程では、一次エネルギーの多くが有効利用されずに排熱（未利用熱）として排出されている。本事業では、このように環境中に排出される膨大な未利用熱を効果的に削減・回収・再利用する技術を開発し、省エネ・省ＣＯ2の促進を目指す。

部素材・製品メーカー、大学等が未利用熱エネルギーを効果的に、削減（断熱）、回収（熱電変換）、再利用（ヒートポンプ）するための技術開発を行う。基盤的な技術の開発については委託事業として実施し、実用化の目途がついたテーマについては補助事業として実施する（補助率2/3）。

※単位は100万円

年度	要求額	当初予算	補正予算	前年度から繰越し	翌年度へ繰越し	予備費等	予算計	執行額
2018	-	650	0	0	-0	23	673	673
2019	-	630	0	0	-3	74	701	701
2020	-	650	0	3	-89	208	772	772
2021	-	450	0	89	0	0	539	-
2022	340	-	-	-	-	-	-	-

【令和2年度】熱伝導率0.20W/m・Kで、圧縮強度15MPa以上【令和4年度】熱伝導率0.20W/m・K（以下）で、圧縮強度20MPa以上

熱伝導率0.20W/m・Kを維持しつつ断熱材料の圧縮強度を向上させる（目標：2022年度に20.0 Mpa以上）

【令和2年度】モジュール出力密度1.5W/cm 【令和4年度】モジュール出力密度2W/cm

熱電変換材料におけるモジュール出力密度（W/cm2）（目標：2022年度に2.0 W/cm2）

【令和2年度】 COP 3.5以上を確立しつつ、昇温80℃（80℃→160℃）を達成する【令和4年度】 COP 3.5以上を達成しつつ、昇温100℃（80℃→180℃）を達成する

エネルギー消費効率（COP値：3.5）を達成しつつ、昇温幅を拡大させる（目標：2022年度に100.0 昇温幅（℃））

全テーマ44件のうち、目標達成テーマ数

年度	支出先	業務概要	支出額（百万円）
2020	国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構	プロジェクト管理	772
2020	未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合	断熱、蓄熱、熱電変換技術などの技術の開発	708
2020	学校法人早稲田大学	長期蓄熱材・統合解析シミュレーション技術の開発	45
2020	国立研究開発法人産業技術総合研究所	無機・ナノ構造・厚膜印刷・有機熱電の研究開発	30
2020	国立大学法人東京大学	作動媒体の最適化と分離壁構造開発・熱電変換素子評価	23
2020	国立大学法人九州大学	性能指数向上・吸着熱交換器・冷媒候補物性情報構築	12
2020	国立大学法人東海国立大学機構	蓄熱構造体・ループ式ヒートパイプの開発	9
2020	国立大学法人東北大学	新熱電変換材料の開発	8
2020	国立大学法人佐賀大学	冷媒候補物性情報構築	8
2020	国立大学法人京都大学	ナノ構造熱電の研究開発	7
2020	国立大学法人山口大学	モジュール化・性能指数向上	6
2020	国立研究開発法人物質・材料研究機構	モジュール化・性能指数向上	3
2020	国立大学法人大阪大学	長期蓄熱材・排熱発電技術の開発	2
2020	公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学	モジュール化・性能指数向上	2