ナノ材料の安全・安心確保のための国際先導的安全性評価技術の開発

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0039

担当部局: 製造産業局 化学物質管理課 金属課

事業期間: 2011年〜2015年

会計区分: 一般会計

実施方法: 委託・請負

事業の目的

ナノ材料は、サイズが小さいゆえに、その有害性が懸念されているが、毒性に影響する物性が、大きさ、形、表面処理、等々のどれなのかが明らかになっていない。また、ナノ材料は同じ化学組成であっても、物性の違いにより多数の種類があり、個々の材料に高額な吸入試験を行うことはコスト的に困難である。そのため、本事業では、比較的安価な毒性評価試験法を確立するとともに、同等性判断基準を確立して、ナノ材料毒性試験の効率化を目指す。

事業概要

多数の実験を効率的に行うためのインフラ(初期有害性情報取得のための低コスト・簡便な有害性評価技術)を構築し、毒性評価試験法の判断基準(ナノ材料の同等性判断のための評価技術)を確立して、ナノ材料のリスクをより低コスト・簡便に評価・管理できる技術の構築を目指す。本プロジェクトの成果は、実質的に化学物質の有害性評価試験の国際標準となるOECDのテストガイドライン化を目指すもので、平成23年度から5カ年計画。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2012-3300000330328
2013-3290000329325
2014-3030000303299
2015-3030000303295
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額20122013201420150100200300400Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

活動指標及び活動実績(アウトプット)

国際標準化等に向けたOECD等国際会合の参加回数等

年度当初見込み活動実績
20131 回数2 回数
20142 回数3 回数
20152 回数2 回数

論文等発表件数(実績)

年度当初見込み活動実績
2013- 件8 件
2014- 件6 件
2015- 件34 件

特許出願数(実績)

年度当初見込み活動実績
2013- 件1 件
2014- 件- 件
2015- 件1 件

学会等発表件数(実績)

年度当初見込み活動実績
2013- 件29 件
2014- 件23 件
2015- 件59 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015国立研究開発法人産業技術総合研究所試料調整技術・キャラクタリゼーション、エアロゾル捕集法の構築、体内分布定量化技術の開発、数理モデルの構築207
2014国立研究開発法人産業技術総合研究所試料調製技術・キャラクタリゼーション、エアロゾル捕集法の構築、体内分布定量化技術の開発、数理モデルの構築164
2014(一財)化学物質評価研究機構同等性判断基準の構築等(ナノ材料A)42
2014学校法人産業医科大学吸入暴露試験と気管内注入試験の比較(ナノ材料C)41
2015学校法人産業医科大学肺影響を反映するエンドポイントの確立27
2015独立行政法人労働者健康安全機構気管内注入試験の標準化26
2015一般財団法人化学物質評価研究機構同等性判断基準の構築等24
2015学校法人産業医科大学吸入暴露試験と気管内注入試験の比較24
2014日本バイオアッセイ研究センター気管内注入試験の標準化20
2014国立大学法人 信州大学体内動態計測技術の確立12
2015国立大学法人信州大学体内動態計測技術の確立12
2014国立大学法人 東京大学培養細胞モデル評価系の開発10
2014国立大学法人 広島大学エアロゾルの発生法の構築10
2015国立大学法人広島大学エアロゾルの発生法の構築10
2014学校法人産業医科大学吸入暴露試験と気管内注入試験の比較(ナノ材料D)9
2014(一財)化学物質評価研究機構同等性判断基準の構築等(ナノ材料B)9
2015国立大学法人東京大学培養細胞モデル評価系の開発9
2015慶應義塾国際動向研究2
2014学校法人慶應義塾 慶應義塾大学国際動向研究2

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