超高圧水素技術等を活用した低コスト水素供給インフラ構築に向けた研究開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0297
担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギーシステム課 水素・燃料電池戦略室
事業期間: 2018年〜2022年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助、交付
事業の目的
燃料電池自動車(FCV) の普及拡大を実現するため、超高圧水素技術(大気圧の約千倍の水素を安全かつ安価に製造・貯蔵・輸送するための技術)等に関する普及期を見据えた課題に対応するための研究開発等を進め、規制改革実施計画等に基づく規制見直しの推進や水素ステーション整備・運営コストの低減を図る。
また、FCVの国際競争力確保に向け、充填する水素の品質等の国際基準調和・国際標準化等について研究開発を行う。
事業概要
本事業では、以下の技術開発等を実施する。
①FCV及び水素ステーションの規制見直しに関する研究開発
②水素ステーションのコスト低減に関する研究開発
③国際展開支援に関する研究開発
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 2,400 | 0 | 0 | -682 | -50 | 1,668 | 1,668 |
2019 | - | 2,990 | 0 | 682 | -955 | -39 | 2,678 | 2,678 |
2020 | - | 3,000 | 0 | 955 | 0 | 0 | 3,955 | - |
2021 | 3,600 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
水素ステーション(固定式オフサイトステーション)の整備コストを平成25年度当初想定見込(4.6億円)から令和7年度までに半額(2.3億円程度)以下に低減させる。
水素供給設備整備事業費補助金における固定式オフサイトステーション(300Nm3/h)の整備コストの平均 (達成度の考え方):当初想定見込4.6億円からの削減額を基準とする。 (目標:2025年度に2 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 億円 | - 億円 |
2019 | - 億円 | - 億円 |
令和2年度までに水素ステーションを160箇所、令和7年度までに320箇所程度整備する。
全国で整備された水素ステーションの箇所数(累積) (目標:2025年度に320 箇所)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 箇所 | 107 箇所 |
2019 | - 箇所 | 117 箇所 |
水素ステーションの規制見直しのために必要となる研究データを取得する。
規制見直しに必要となるデータが十分に得られた研究分野数(累積) (目標:2022年度に5 件(累計))
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件(累計) | - 件(累計) |
2019 | - 件(累計) | - 件(累計) |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
規制見直しに関する研究開発のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 4 テーマ数 | 4 テーマ数 |
2019 | 4 テーマ数 | 4 テーマ数 |
水素ステーションのコスト低減に関する研究開発のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 9 テーマ数 | 9 テーマ数 |
2019 | 9 テーマ数 | 9 テーマ数 |
国際展開支援に関する研究開発のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 3 テーマ数 | 3 テーマ数 |
2019 | 3 テーマ数 | 3 テーマ数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 2,678 |
2019 | 日本製鉄株式会社 | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 426 |
2019 | 一般社団法人水素供給利用技術協会 | 本格普及期に向けた次世代ステーション・充填技術の研究開発 | 275 |
2019 | 国立大学法人九州大学 | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 275 |
2019 | 国立大学法人九州大学 | 水素ステーション用高圧水素ホース加速耐久性評価法開発及び耐久性向上に関する研究開発 | 272 |
2019 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 複合圧力容器の評価手法確立・技術基準整備に関する技術開発 | 182 |
2019 | 国立大学法人九州大学 | 長寿命高圧水素シール部材・継手部材及び機器開発に関する研究開発 | 174 |
2019 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 燃料電池自動車の国際基準調和・国際標準化に関する研究開発 | 120 |
2019 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 本格普及期に向けた水素ステーションの安全性に関わる研究開発 | 114 |
2019 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 50 |
2019 | 株式会社加地テック | 電気化学式水素ポンプの開発・実証 | 44 |
2019 | 一般社団法人水素供給利用技術協会 | 水素ステーション等機器のISO/TC197国際標準化の推進と水素品質規格のための研究開発 | 42 |
2019 | 株式会社日本製鋼所 | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 42 |
2019 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 中空試験片高圧水素中材料試験法規格化のための研究開発 | 41 |
2019 | 東レ株式会社 | 電気化学式水素ポンプの開発・実証 | 40 |
2019 | 株式会社大和総研 | 水素社会に係る国際関連機関等研究・政策動向に関する調査研究 | 39 |
2019 | 株式会社本田技術研究所 | 本格普及期に向けた次世代ステーション・充填技術の研究開発 | 38 |
2019 | 高圧ガス保安協会 | 複合圧力容器の評価手法確立・技術基準整備に関する技術開発 | 38 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | 複合圧力容器の評価手法確立・技術基準整備に関する技術開発 | 31 |
2019 | 高圧ガス保安協会 | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 28 |
2019 | JFEスチール株式会社 | 連続陰極水素チャージ法による水素インフラ用鋼材の水素特性判断の簡易評価手法の開発 | 22 |
2019 | 一般財団法人化学物質評価研究機構 | 長寿命高圧水素シール部材・継手部材及び機器開発に関する研究開発 | 22 |
2019 | ENEOS総研株式会社 | 超高圧水素トレーラー輸送の可能性、技術課題、法的課題に関する調査研究 | 22 |
2019 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 水素ステーション等機器のISO/TC197国際標準化の推進と水素品質規格のための研究開発 | 20 |
2019 | 一般財団法人金属系材料研究開発センター | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 14 |
2019 | 愛知製鋼株式会社 | 新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発 | 14 |