養殖対策
府省庁: 農林水産省
事業番号: 20-0276
担当部局: 水産庁 増殖推進部栽培養殖課
事業期間: 2010年〜2023年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
魚類養殖では、飼餌料代がコスト全体の6~7割を占める上、近年、輸入魚粉を主原料とする養殖用配合飼料や国産生餌の価格が高水準かつ不安定で、養殖業者の経営を圧迫しているため、飼餌料コストの低減に資する技術開発等を実施する。また、養殖経営の安定を図るためには、養殖生産効率の底上げなど、収益性を重視した養殖生産体制の導入を図る必要があることから、生産性の向上に資する技術開発等を実施する。さらに、様々な技術と幅広い関係業界により成り立っている真珠産業の振興を総合的に図るため、真珠の振興に関する法律を踏まえ、幅広い関係業界や研究機関による連携の強化等を推進する。上記対策により、養殖水産物の安定的な供給を確保する。
事業概要
① 養殖コストの抑制技術及び新たな養殖手法並びに環境変化に適応したノリの養殖技術の開発。〔委託費〕
② 地下海水を用いた陸上養殖の適地調査〔委託費〕
③ 養殖業成長産業化行動計画の策定〔補助率 定額〕
④ サケ・マス類の海面養殖に必要な種苗生産適地の調査〔委託費〕
⑤ 真珠養殖業等の国際競争力の強化のため、関係機関の連携強化に向けた枠組み構築のための支援等。〔補助率 定額〕
⑥ 海産物の共同増養殖プロジェクトの事業化に向けた取組に対する調査研究及び支援等。〔補助率 定額〕
⑦ 貝類の適正養殖管理手法の開発〔委託費〕
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 413 | 0 | 0 | -168 | 0 | 245 | 234 |
2019 | - | 582 | 0 | 168 | -168 | 0 | 582 | 357 |
2020 | - | 387 | 0 | 168 | -60 | 0 | 495 | 267 |
2021 | - | 387 | 0 | 60 | 0 | 0 | 447 | - |
2022 | 537 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
① のり類の養殖生産量を令和4年度に338千トンとする。
のり類養殖生産量 (目標:2022年度に338.0 千トン)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 千トン | 284 千トン |
2019 | - 千トン | 251 千トン |
2020 | - 千トン | - 千トン |
①~④ 海面養殖業の生産量を令和4年度に1,123千トンとする。
海面養殖生産量 (目標:2022年度に1123.0 千トン)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 千トン | 1003 千トン |
2019 | - 千トン | 912 千トン |
2020 | - 千トン | - 千トン |
① 令和4年度までに魚類養殖の生産コストを10%削減できる技術を開発する。
魚類養殖生産コスト削減率 (計算式:各コスト要素の削減率×各コスト要素が生産コストに占める割合の合計) (目標:2022年度に10.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | 7 % |
2019 | - % | 7 % |
2020 | - % | 7 % |
⑤ 国内真珠生産額を令和9年度に200億円とする。
国内真珠生産額 (目標:2027年度に200.0 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 億円 | 170 億円 |
2019 | - 億円 | 162 億円 |
2020 | - 億円 | - 億円 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
①養殖コストの抑制技術及び新たな養殖手法を開発するために取り組んだ課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 5 課題 | 5 課題 |
2019 | 5 課題 | 7 課題 |
2020 | 7 課題 | 7 課題 |
②調査した漁港数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 漁港 | - 漁港 |
2019 | 5 漁港 | 5 漁港 |
2020 | 4 漁港 | 4 漁港 |
③養殖業成長産業化に向けた協議会の開催回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - | - |
2019 | 4 | 4 |
2020 | 3 | 3 |
④サケ・マス類の種苗生産拡大に向けた検討会の開催回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - | - |
2019 | 3 | 3 |
2020 | 3 | 2 |
⑤真珠産業連携強化のための協議会の開催数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 2 | 2 |
2019 | 2 | 1 |
2020 | 2 | 2 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 121 | |
2020 | 一般社団法人日本真珠振興会 | 真珠養殖業等の関係機関の連携強化の枠組み構築のための支援 | 13 |
2020 | 株式会社水土舎 | 協議会の設置・運営 | 11 |
2020 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 11 | |
2020 | 一般社団法人マリノフォーラム21 | 地下海水を用いた陸上養殖適地調査の全体進行管理 | 10 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 10 | |
2020 | 株式会社自然産業研究所 | サケ・マス類の種苗生産適地の調査 | 7 |
2020 | 熊本県 | 7 | |
2020 | 三洋テクノマリン株式会社 | 地下海水を用いた陸上養殖適地調査で得られた海水の水質分析 | 7 |
2020 | 国立大学法人愛媛大学 | 6 | |
2020 | 国立大学法人東京海洋大学 | 6 | |
2020 | 一般社団法人全国海水養魚協会 | 協議会の設置・運営 | 6 |
2020 | 東北ボーリング株式会社 | さく井工事 | 5 |
2020 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | 4 | |
2020 | 佐賀県有明海漁業協同組合 | 4 | |
2020 | 学校法人近畿大学 | 4 | |
2020 | 国立大学法人岩手大学 | 4 | |
2020 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 真珠養殖の生産管理に関する調査業務 | 3 |
2020 | 学校法人沖縄科学技術大学院大学学園 | アコヤガイ母貝のゲノム解析 | 2 |
2020 | 佐賀県有明海漁業協同組合 | 二枚貝の増養殖等を組み合わせたノリ色落ち軽減技術の開発における垂下養殖施設設置、干出施肥業務 | 2 |
2020 | 国立大学法人三重大学 | 真珠表面部におけるたんぱく質の劣化の計測 | 1 |
2020 | 株式会社西村商会 | 熊本県地先八代海における水質観測業務 | 1 |
2020 | 一般社団法人日本海事検定協会 | 海水及び底泥間隙水中の有機酸分析業務 | 1 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | アコヤガイ母貝のゲノム解析 | 1 |
2020 | 和具真珠研究グループ | 真珠の品質向上のための試験的取組み | 1 |
2020 | 愛媛あこや真珠研究会 | 真珠の品質向上のための取組み | 1 |
2020 | 全国真珠養殖漁業協同組合連合会 | 真珠の品質向上のための取組み | 1 |
2020 | 神明地区真珠養殖青年グループ | 真珠の品質向上のための試験的取組み | 1 |
2020 | 牛窓町漁業協同組合 | ノリの養殖管理業務 | 1 |
2020 | 伊曽島漁業協同組合 | 野外養殖試験に用いるノリ品種のカキ殻糸状体作製・管理および陸上採苗業務 | 1 |
2020 | 片田真珠研究グループ | 真珠の品質向上のための試験的取組み | 1 |
2020 | 立神真珠養殖漁協 女子部 | 真珠の品質向上のための試験的取組み | 1 |
2020 | 長崎県真珠漁協 真珠研究会 | 真珠の品質向上のための試験的取組み | 0 |
2020 | 北海道 | 海産物の共同増養殖プロジェクトの事業化に向けた取組に対する支援 | 0 |