スマート農業総合推進対策事業
府省庁: 農林水産省
事業番号: 20-0203
担当部局: 大臣官房 農産局 経営局 農林水産技術会議事務局 政策課技術政策室 園芸作物課 技術普及課 農業環境対策課 就農・女性課 研究推進課
事業期間: 2020年〜2021年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、補助、交付
事業の目的
農業の担い手の減少や高齢化の進行により労働力不足が深刻化する中、我が国農業の成長産業化を実現するためには、ロボット・AI・IoT・ローカル5G等の先端技術を活用したスマート農業を生産現場に実装し、得られたデータを基に農業経営の改善を図っていくことが必要である。
このため、政策目標「2025年までに農業の担い手のほぼすべてがデータを活用した農業を実践」を達成するため、スマート農業技術の生産現場への導入・実証を行うとともに、スマート農業の実装・普及に向けた環境整備として、地域における戦略づくりや科学的データに基づく土づくり、農業大学校等における教育の推進、農業データ連携基盤(WAGRI)の活用促進のための環境整備等の取組を総合的に推進する。
事業概要
本事業では以下の取組を実施する(詳細は別添)。
(1)スマート農業加速化実証プロジェクト
(2)スマート農業普及のための環境整備
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | - | 1,500 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,500 | 1,239 |
2021 | - | 1,359 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,359 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
【実証】 実証課題設計書において設定した年度計画を達成すること(A~Dの4段階評価でB(目標どおり)以上)
年度計画を達成した実証計画数/年度評価を実施した実証計画数 (目標:2022年度に80.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - % | 77 % |
【農業データ連携基盤】 WAGRIの新規利用者数
令和4年度までの新規利用者数 (目標:2022年度に45.0 者)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 者 | 17 者 |
【安全性確保】 安全策の策定が必要なロボットシステムを、令和2年までに7種類以上市販化する。
安全策を策定して市販化が実現されたロボットシステムの数 (目標:2020年度に7.0 ロボットシステム数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - ロボットシステム数 | 9 ロボットシステム数 |
【土づくり】 科学的データに基づく土づくりを実施する都道府県数
土壌診断データベースを活用する都道府県の数 (目標:2022年度に22.0 都道 府県)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 都道 府県 | 6 都道 府県 |
【教育】 全農業大学校でスマート農業をカリキュラム化
スマート農業をカリキュラム化した農業大学校数/全国の農業大学校数(42校) (目標:2022年度に42.0 校)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 校 | 32 校 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
【実証】 当事業で実施する実証計画数(農研機構が実証農場から収集し、分析・解析等に活用するデータの件数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 13 計画 | 13 計画 |
【農業データ連携基盤】 WAGRIに実装されたデータ・システム数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 10 データセット数 | 12 データセット数 |
【安全性確保】 安全性の検証等を行うロボットの機種数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 2 機種 | 7 機種 |
【産地の課題解決】 本事業により新たな営農技術体系を構築した都道府県数(産地営農体系革新計画を策定した協議会を有する実都道府県数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 37 都道府県 | 29 都道府県 |
【土づくり】 本事業において土壌診断データベースの構築のために、収集したデータ点数。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 10000 データ点数 | 3302 データ点数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | スマート農業技術の開発・実証プロジェクトの委託費の配分等 | 750 |
2020 | 株式会社ネクストスケープ | 農林水産省が保有・収集するオープンデータ等を農業データ連携基盤に実装する。 | 127 |
2020 | 鹿児島大学・堀口製茶レベル3自動化農機スマート農業実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 95 |
2020 | 匠の技による高品質シャインマスカット生産実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 86 |
2020 | 土壌診断データベース構築推進協議会 | 土壌診断データベースの構築 | 72 |
2020 | 岩見沢市スマート・アグリシティ実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 70 |
2020 | 加工業務向けほうれん草等スマート農業実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 61 |
2020 | 「大阪のてっぺん」天王地区スマート農業推進コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 61 |
2020 | 一般社団法人日本施設園芸協会 | 施設園芸におけるデータに基づく栽培体系への転換促進マニュアル作成等 | 54 |
2020 | 岩見沢スマート農業コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 54 |
2020 | 施設園芸における収穫ロボット実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 47 |
2020 | 山都町中山間地域スマート農業実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 47 |
2020 | 棚田におけるスマート農業技術実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 44 |
2020 | ロボット農機技術安全性確保策検討コンソーシアム | ロボット農機に関する安全性確保策の検討及び遠隔監視下でのロボット農機の無人での完全自動走行の実現に向けた検証を行う。 | 41 |
2020 | 高千穂町中山間棚田スマート農業実証コンソーシアム | スマート農業の実証の実施 | 37 |
2020 | 株式会社NTTドコモ | スマート農業教育推進事業の実施 | 29 |
2020 | 農林水産省 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 28 |
2020 | 農林水産省 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 23 |
2020 | 農林水産省 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 23 |
2020 | 農林水産省 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 18 |
2020 | 宮城県次世代施設園芸加速化コンソーシアム | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 17 |
2020 | 宮城県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 17 |
2020 | 農林水産省 | 府県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 16 |
2020 | 長崎県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 15 |
2020 | 農林水産省 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 15 |
2020 | 長崎県環境制御技術普及推進協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 14 |
2020 | 岐阜県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 12 |
2020 | 公益財団法人流通経済研究所 | 農業データ連携基盤に実装するデータに関するニーズ把握、実装するべきデータや実装方法等についての提案を行う。 | 11 |
2020 | 農林水産省 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 10 |
2020 | 栃木県次世代施設園芸支援協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 8 |
2020 | 海津冬春トマトビッグデータ活用推進協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 8 |
2020 | 栃木県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 8 |
2020 | 福井県ICT施設園芸協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 7 |
2020 | 福井県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 7 |
2020 | 北海道 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 6 |
2020 | 愛知県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 6 |
2020 | 三重県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 6 |
2020 | 富山県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 6 |
2020 | 農林水産省 | 道に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 6 |
2020 | 片倉コープアグリ株式会社 | 土壌の生物性評価手法の実装 | 5 |
2020 | 兵庫県 | 協議会に対する補助金交付事務、指導監督業務 | 4 |
2020 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 土壌の生物性評価手法の実装 | 3 |
2020 | 富山スマートアグリ次世代施設園芸拠点整備協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 3 |
2020 | 一般社団法人日本農業機械工業会 | 農薬散布用小型無人航空機の効率性、正確性、安全性等を把握し、国際標準化機構(ISO)に対して客観的な実証データを示すとともに、ISO規格の国内適応性の確認を行い、「無人マルチローターによる農薬の空中散布ガイドライン」の追加・修正事項の検討を行う。 | 3 |
2020 | サグリ株式会社 | 広域的かつ簡便な土壌評価手法の実装 | 2 |
2020 | 丹後果樹産地振興協議会 | 新たな営農技術体系のための検討会の開催、産地営農体系革新計画の策定 | 2 |
2020 | データ駆動型農業技術推進協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 2 |
2020 | 岩手県野菜トップモデル産地創造推進協議会 | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 2 |
2020 | 愛知豊橋次世代施設園芸推進コンソーシアム | 推進会議の開催、データ収集・分析機器の活用の検証、検証の成果等の普及・情報発信 | 2 |
2020 | 内閣府 | 県に対する補助金交付事務、指導監督等業務 | 2 |
2020 | 株式会社オプティム | 広域的かつ簡便な土壌評価手法の実装 | 1 |