超高圧水素技術等の社会実装に向けた低コスト化・安全性向上等のための研究開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0264
担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギーシステム課 水素・燃料電池戦略室
事業期間: 2013年〜2017年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
燃料電池自動車(FCV)及び水素ステーションの自立拡大の早期実現と、FCV関連産業の競争力向上に向けて、水素ステーションの整備・運営コスト、FCVコストの低減に資する研究開発、規制見直し及び国際標準に係る取組を行う。
水素ステーションについては、ステーションのパッケージ化や使用可能鋼材の更なる拡大等に取り組むことにより、平成25年度時点で4~5億円程度と見込まれる整備コストを平成32年頃までに半額程度に低減させることを目指す。
事業概要
本事業では、以下の技術開発等を実施する。
①FCV及び水素ステーションの国内規制適正化、国際基準調和・国際標準化に関する研究開発
②FCV及び水素ステーション用低コスト機器、システム等に関する研究開発
③水素ステーションの安心基盤整備に関する研究開発
④海外の政策・市場・研究開発動向に関する調査研究
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 3,250 | 0 | 701 | -1,116 | 831 | 3,666 | 3,666 |
2015 | - | 4,150 | 0 | 1,116 | -375 | -153 | 4,738 | 4,738 |
2016 | - | 4,150 | 0 | 375 | -63 | -71 | 4,391 | 4,391 |
2017 | - | 4,100 | 0 | 63 | 0 | -354 | 3,809 | 3,809 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
水素ステーション(固定式オフサイトステーション)の整備コストを平成25年度当初想定見込(4.6億円)の半額程度(2.3億円程度)に低減させる。
水素供給設備整備事業費補助金における固定式オフサイトステーション(300Nm3/h)の整備コストの平均 (達成度の考え方):当初想定見込4.6億円からの削減額を基準とする。 (目標:2020年度に2.3 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 億円 | 3.6 億円 |
2016 | - 億円 | 3.5 億円 |
2017 | - 億円 | 3.5 億円 |
水素ステーションの規制見直しのために必要となる研究データを取得する。
規制見直しに必要となるデータが十分に得られた研究分野数(累積) (目標:2017年度に13 件(累計))
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 件(累計) | 8 件(累計) |
2016 | - 件(累計) | 8 件(累計) |
2017 | - 件(累計) | 13 件(累計) |
水素供給場所を平成27年度末時点を基準として平成32年度までに倍増(160箇所程度)させる。
全国で整備された水素供給場所の箇所数(累積) (目標:2025年度に320 箇所(累計))
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 箇所(累計) | 76 箇所(累計) |
2016 | - 箇所(累計) | 90 箇所(累計) |
2017 | - 箇所(累計) | 98 箇所(累計) |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
FCV及び水素ステーションの国内規制適正化、国際基準調和・国際標準化に関する研究開発のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 10 テーマ数 | 10 テーマ数 |
2016 | 10 テーマ数 | 10 テーマ数 |
2017 | 10 テーマ数 | 10 テーマ数 |
FCV及び水素ステーション用低コスト機器、システム等に関する研究開発のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 12 テーマ数 | 12 テーマ数 |
2016 | 11 テーマ数 | 11 テーマ数 |
2017 | 10 テーマ数 | 11 テーマ数 |
水素ステーションの安心基盤整備に関する研究開発のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 9 テーマ数 | 9 テーマ数 |
2016 | 9 テーマ数 | 9 テーマ数 |
2017 | 7 テーマ数 | 8 テーマ数 |
海外の政策・市場・研究開発動向に関する調査研究のテーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 2 テーマ数 | 2 テーマ数 |
2016 | 1 テーマ数 | 1 テーマ数 |
2017 | 1 テーマ数 | 2 テーマ数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構職員懇話会 | プロジェクトマネジメント業務 | 4,391 |
2017 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構職員懇話会 | プロジェクトマネジメント業務 | 3,809 |
2017 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 複合圧力容器蓄圧器の基準整備等に関する研究開発 | 492 |
2017 | 一般社団法人 水素供給利用技術協会 | 実環境下における安全運用技術の研究開発 | 469 |
2016 | 国立大学法人九州大学 | 水素ステーション用金属材料の鋼種拡大に関する研究開発 | 437 |
2016 | 岩谷産業株式会社 | 水素ステーションの設置・運用等における規制の適正化に関する研究開発 | 373 |
2017 | 国立大学法人九州大学 | 水素ステーション用金属材料の鋼種拡大に関する研究開発 | 363 |
2016 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 複合圧力容器蓄圧器の基準整備等に関する研究開発 | 270 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 多給糸フィラメントワインディングによる複合容器の設計高度化に関する研究開発 | 233 |
2016 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 自動車用圧縮水素容器の基準整備・国際基準調和に関する研究開発 | 225 |
2017 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 自動車用圧縮水素容器の基準整備・国際基準調和に関する研究開発 | 222 |
2016 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 水素ステーションの設置・運用等における規制の適正化に関する研究開発 | 218 |
2017 | 国立大学法人九州大学 | 水素ステーションの高圧水素用ホースとシールシステムに関する研究開発 | 207 |
2016 | 日本製鉄株式会社 | 燃料電池自動車及び水素ステーション関連機器向け使用可能鋼材の拡大に関する研究開発 | 174 |
2017 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 水素ステーションの設置・運用等における規制の適正化に関する研究開発 | 161 |
2016 | 帝人株式会社 | 多給糸フィラメントワインディングによる複合容器の設計高度化に関する研究開発 | 143 |
2016 | 国立大学法人九州大学 | 水素ステーションの高圧水素用ホースとシールシステムに関する研究開発 | 143 |
2016 | 株式会社タツノ | 水素ステーションにおける水素計量管理方法に関する研究開発 | 141 |
2016 | 東レ株式会社 | 電気化学式水素ポンプに係る研究開発 | 131 |
2016 | 横浜ゴム株式会社 | 水素ステーションの高圧水素用ホースとシールシステムに関する研究開発 | 130 |
2016 | 一般社団法人 水素供給利用技術協会 | 実環境下における安全運用技術の研究開発 | 104 |
2017 | 横浜ゴム株式会社 | 高圧水素機器用ホース等システム部材の研究開発 | 103 |
2016 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 燃料電池自動車の水素安全基準等の国際調和に関する研究開発 | 91 |
2017 | 千代田化工建設株式会社 | 有機ケミカルハイドライド法脱水素設備の水素ステーション用小型化・低コスト化 | 86 |
2017 | 中國工業株式会社 | 樹脂製ライナー低コスト複合容器蓄圧器の開発 | 85 |
2017 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 燃料電池自動車の水素安全基準等の国際調和に関する研究開発 | 82 |
2016 | 岩谷産業株式会社 | 水素ステーションにおける水素計量管理方法に関する研究開発 | 76 |
2016 | 株式会社住化分析センター | 水素ステーションにおける水素ガス品質管理方法の国際標準化に関する研究開発 | 76 |
2016 | 一般社団法人水素供給利用技術協会 | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 74 |
2017 | 岩谷産業株式会社 | 水素ステーションにおける水素計量管理方法に関する研究開発 | 67 |
2016 | 株式会社ブリヂストン | 高圧水素機器用ホース等システム部材の研究開発 | 66 |
2016 | 株式会社アツミテック | 燃料電池自動車用水素貯蔵材料に関する研究開発 | 62 |
2017 | 東レ株式会社 | 電気化学式水素ポンプに係る研究開発 | 60 |
2017 | 八千代工業株式会社 | 樹脂製ライナー低コスト複合容器蓄圧器の開発 | 59 |
2016 | 千代田化工建設株式会社 | 水素ステーション用複合容器の供用中検査手法の研究開発 | 58 |
2016 | 千代田化工建設株式会社 | 有機ケミカルハイドライド法脱水素設備の水素ステーション用小型化・低コスト化 | 56 |
2017 | 一般社団法人 水素供給利用技術協会 | 水素ステーション高度安全・安心技術開発 | 56 |
2017 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 水素ステーションにおける水素ガス品質管理方法の国際標準化に関する研究開発 | 56 |
2016 | 株式会社日本製鋼所 | 燃料電池自動車及び水素ステーション関連機器向け使用可能鋼材の拡大に関する研究開発 | 55 |
2016 | 一般社団法人 水素供給利用技術協会 | 水素ステーション高度安全・安心技術開発 | 52 |
2016 | 中國工業株式会社 | 樹脂製ライナー低コスト複合容器蓄圧器の開発 | 52 |
2017 | 株式会社日本製鋼所 | タイプ2複合容器蓄圧器の研究開発 | 52 |
2017 | 帝人株式会社 | 多給糸フィラメントワインディングによる複合容器の設計高度化に関する研究開発 | 52 |
2016 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 水素ステーションにおける水素ガス品質管理方法の国際標準化に関する研究開発 | 50 |
2016 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 水素ステーション用金属材料の鋼種拡大に関する研究開発 | 48 |
2017 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 40 |
2017 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 水素ステーション用金属材料の鋼種拡大に関する研究開発 | 36 |
2016 | 株式会社四国総合研究所 | 水素火炎可視化機能を有する監視システムの研究開発 | 35 |
2016 | 高圧ガス保安協会 | 水素ステーション用金属材料の鋼種拡大に関する研究開発 | 33 |
2016 | 一般社団法人 水素供給利用技術協会 | 水素ステーションにおける水素ガス品質管理方法の国際標準化に関する研究開発 | 33 |
2016 | 株式会社テクノバ | 海外の政策・市場・研究開発動向に関する調査研究 | 32 |
2016 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 水素社会構築に向けた社会受容性調査 | 32 |
2016 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 32 |
2017 | 株式会社テクノバ | 海外の政策・市場・研究開発動向に関する調査研究 | 32 |
2017 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 31 |
2016 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 30 |
2017 | 株式会社四国総合研究所 | 光学式水素ガスセンサおよび水素ガスリークディテクタの研究開発 | 30 |
2017 | 株式会社四国総合研究所 | 水素火炎可視化機能を有する監視システムの研究開発 | 30 |
2016 | 株式会社四国総合研究所 | 光学式水素ガスセンサおよび水素ガスリークディテクタの研究開発 | 28 |
2017 | 国立大学法人九州大学 | 燃料電池自動車用水素貯蔵材料に関する研究開発 | 28 |
2016 | 国立大学法人九州大学 | 燃料電池自動車用水素貯蔵材料に関する研究開発 | 25 |
2017 | KOA株式会社 | 水晶振動子を利用した信頼性向上が期待できる水素センサの研究開発 | 25 |
2017 | 国立大学法人九州大学 | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 25 |
2016 | KOA株式会社 | 水晶振動子を利用した信頼性向上が期待できる水素センサの研究開発 | 24 |
2016 | 国立大学法人九州大学 | 燃料電池自動車への水素充填時における過充填防止のための措置に係る技術基準の見直し等に関する研究開発 | 23 |
2016 | 一般社団法人 水素供給利用技術協会 | 水素ステーション等機器の国際標準化動向に関する検討 | 20 |
2017 | 学校法人早稲田大学 | 水晶振動子を利用した信頼性向上が期待できる水素センサの研究開発 | 18 |
2016 | 学校法人早稲田大学 | 水晶振動子を利用した信頼性向上が期待できる水素センサの研究開発 | 17 |
2016 | 株式会社エア・リキード・ラボラトリーズ | 高圧水素ガス用高窒素高強度ステンレス鋼配管の溶接継手に関する研究開発 | 10 |
2017 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 水素インフラ技術に関する調査 | 10 |
2016 | 高圧ガス保安協会 | 複合圧力容器蓄圧器の基準整備等に関する研究開発 | 9 |
2016 | 有限会社鳥栖環境開発綜合センター | 水素ステーションにおける雷被害対応技術の研究開発 | 8 |
2017 | 一般財団法人九州環境管理協会 | 四大都市圏から全国普及に向けた水素ネットワークの技術課題に関する検討 | 8 |
2016 | 国立大学法人九州大学 | 高圧水素機器用ホース等システム部材の研究開発 | 7 |
2017 | 国立大学法人九州大学 | 高圧水素機器用ホース等システム部材の研究開発 | 7 |
2017 | 国立大学法人千葉大学 | 光学式水素ガスセンサおよび水素ガスリークディテクタの研究開発 | 4 |
2016 | 国立大学法人千葉大学 | 光学式水素ガスセンサおよび水素ガスリークディテクタの研究開発 | 3 |
2016 | 一般社団法人日本雷保護システム工業会 | 水素ステーションにおける雷被害対応技術の研究開発 | 2 |