海洋鉱物資源開発に向けた資源量評価・生産技術等調査事業委託費
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0274
担当部局: 資源エネルギー庁 資源・燃料部 鉱物資源課
事業期間: 2011年〜2027年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
我が国周辺海域には、コバルトリッチクラストを始めとして、海底熱水鉱床、マンガン団塊及びレアアース泥の海洋鉱物が存在し、これらには省エネ機器や再エネ関連設備等に不可欠な銅やレアメタルが含まれている。これら海洋鉱物資源について「海洋基本計画」等に基づき、海洋資源調査船「白嶺」等を使用した資源量調査や生産技術の検討を行い、鉱物資源の安定供給確保を図る。
事業概要
コバルトリッチクラスト、海底熱水鉱床、マンガン団塊及びレアアース泥の海洋鉱物資源について、海洋資源調査船「白嶺」等を使用した資源量評価等や、生産技術に関する基礎的な研究・調査等を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | - | 9,464 | 0 | 4,500 | -9,464 | 0 | 4,500 | 4,450 |
2017 | - | 10,800 | 0 | 9,464 | 0 | 0 | 20,264 | 20,039 |
2018 | - | 8,700 | 0 | 0 | -1,030 | 0 | 7,670 | 7,670 |
2019 | - | 8,700 | 0 | 1,030 | 0 | 0 | 9,730 | - |
2020 | 9,300 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
【初期】資源量調査 資源量調査によって新鉱床を毎年1地点以上発見する
資源量調査に基づく新鉱床の発見数 (目標:2022年度に1 地点)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 地点 | - 地点 |
2017 | - 地点 | 2 地点 |
2018 | - 地点 | 1 地点 |
【初期】採鉱・揚鉱システム 商業化システムをイメージした最適な海底熱水鉱床採鉱・揚鉱全体システムを構築する
海底熱水鉱床開発計画総合評価(平成30年度)で示された採鉱・揚鉱に関する課題(11項目)に対する解決策の策定数 (目標:2022年度に11 個)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 個 | - 個 |
2017 | - 個 | - 個 |
2018 | - 個 | - 個 |
【中期】資源量調査 我が国の経済水域に全体で、海底熱水鉱床の資源量を5,000万トン確認する
海底熱水鉱床の資源量 (目標:2022年度に5000 万トン)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万トン | 740 万トン |
2017 | - 万トン | 740 万トン |
2018 | - 万トン | 740 万トン |
【中期】生産システム 技術的課題及び生産コスト等の課題を克服することを前提に、平成30年代後半以降に民間企業が参画する商業化を目指したプロジェクトを実施する
民間企業が参画する商業化を目指したプロジェクトの実施 (実施=1、未実施=0とする) (目標:2027年度に1 商業化)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 商業化 | - 商業化 |
2017 | - 商業化 | - 商業化 |
2018 | - 商業化 | - 商業化 |
【長期】ベースメタルの自給率 2030年までにベースメタル(銅、鉛、亜鉛、錫)の自給率80%以上を達成する
ベースメタルの潜在的な資源量(累計) (目標:2030年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 51 % |
2017 | - % | 51 % |
2018 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
生産技術開発における揚鉱技術に関するシミュレーション、陸上・実海域試験の実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 12 回 | 13 回 |
2017 | 7 回 | 7 回 |
2018 | 4 回 | 5 回 |
環境影響評価に向けたシミュレーション、環境モニタリング調査の実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 5 回 | 6 回 |
2017 | 3 回 | 3 回 |
2018 | 2 回 | 3 回 |
海底熱水鉱床、レアアース泥に関する経済性評価の実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 1 回 | 1 回 |
2017 | - 回 | - 回 |
2018 | 1 回 | 1 回 |
コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、海底熱水鉱床、レアアース泥に関する探査契約等に基づく試料採取数・データ取得回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 50 地点 | 48 地点 |
2017 | 30 地点 | 32 地点 |
2018 | 48 地点 | 61 地点 |
事業成果の対外公表件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 6 件 | 10 件 |
2017 | 6 件 | 15 件 |
2018 | 15 件 | 53 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 深海底資源基礎調査 | 7,670 |
2018 | 海洋技術開発株式会社 | 海洋資源調査船「白嶺」運航及び調査支援等業務 | 2,871 |
2018 | 三菱造船株式会社 | 海底熱水鉱床採鉱・揚鉱パイロット試験に関する追加検証 | 570 |
2018 | 深海資源開発株式会社 | マンガン団塊調査 | 543 |
2018 | 深田サルベージ建設株式会社 | 精密地形調査 | 537 |
2018 | 深田サルベージ建設株式会社 | 海底熱水活動域における物理探査 | 392 |
2018 | 海洋エンジニアリング株式会社 | 広域海底地形調査 | 390 |
2018 | 深田サルベージ建設株式会社 | 海底熱水活動域における掘削調査 | 336 |
2018 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | コバルトリッチクラスト環境調査 | 306 |
2018 | 深田サルベージ建設株式会社 | 遠隔操作無人探査機を用いた広域調査 | 247 |
2018 | 日本サルヴヱージ株式会社 | コバルトリッチクラスト賦存状況調査 | 216 |
2018 | 株式会社オフショア・オペレーション | 海洋鉱物資源探査研究 | 199 |
2018 | 国立大学法人東京大学 | レアアース泥揚泥技術開発 | 116 |
2018 | 一般財団法人国際資源開発研修センター | 海洋資源調査船「白嶺」船内で行う地質サンプル等処理 | 109 |
2018 | 三菱造船株式会社 | 海底熱水鉱床開発計画の総合評価支援(採鉱・揚鉱) | 79 |
2018 | 三井住友海上火災保険株式会社 | 海洋資源調査船「白嶺」の運航に伴う船舶保険 | 73 |
2018 | 住鉱資源開発株式会社 | 海洋鉱物資源調査試料の室内分析 | 55 |
2018 | 三菱造船株式会社 | 海底熱水鉱床採鉱・揚鉱システム最適化検討① | 49 |
2018 | 三井金属資源開発株式会社 | 海洋鉱物資源調査試料の室内分析 | 41 |
2018 | 住鉱資源開発株式会社 | コバルトリッチクラスト資源量解析 | 35 |
2018 | 三井金属資源開発株式会社 | 海洋鉱物資源調査試料の室内分析 | 35 |
2018 | 住友金属鉱山株式会社 | コバルトリッチクラスト開発技術調査 | 32 |
2018 | 三菱マテリアルテクノ株式会社 | 海洋鉱物資源調査試料の室内分析 | 29 |
2018 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 海底熱水鉱床開発計画の総合評価支援(環境影響評価) | 27 |
2018 | 三菱造船株式会社 | 海洋資源調査船「白嶺」に係る大型調査機器保管業務 | 26 |
2018 | 千代田化工建設株式会社 | 海底熱水鉱床採鉱・揚鉱システム最適化検討② | 23 |
2018 | 三菱マテリアルテクノ株式会社 | 海底熱水鉱床の海底地形解析 | 21 |
2018 | Edelman Japan株式会社 | 海洋鉱物資源開発及びその環境保護に関する国際動向調査 | 18 |
2018 | 王子物流株式会社 | 海洋資源調査船「白嶺」に係る基地関連業務 | 17 |
2018 | 一般社団法人発明推進協会 | 海洋鉱物資源開発関連技術に関する特許出願等調査 | 9 |
2018 | アシュアランスフォアニンゲン・ガード・イェンシディグ | 海洋資源調査船「白嶺」運航に伴う船主責任保険 | 9 |
2018 | 一般社団法人海洋産業研究・振興協会 | 海域利用状況実態調査 | 8 |
2018 | 国立大学法人九州大学 | 海底熱水鉱床形成年代の総合研究 | 7 |
2018 | 三菱マテリアルテクノ株式会社 | 海洋鉱物資源調査試料の室内分析 | 7 |
2018 | 住鉱資源開発株式会社 | 海洋鉱物資源調査試料の室内分析 | 7 |
2018 | 古河機械金属株式会社 | 海底熱水鉱床採鉱・揚鉱システム最適化検討③ | 6 |
2018 | エコシステム花岡株式会社 | コア試料保管倉庫の賃貸業務 | 6 |