石油資源を遠隔探知するためのハイパースペクトルセンサの研究開発事業費

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0158

担当部局: 製造産業局 宇宙産業室

事業期間: 2007年〜2021年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負

事業の目的

ハイパースペクトルセンサは宇宙から地球表面を観測するセンサである。資源探査用衛星センサであるASTER(1999年打上げ。既に設計寿命(5年)を超えて運用中)の後継機として開発を行い、物質の解析に有用なスペクトル分解能を飛躍的に向上させ、より高精度なデータを得ることを可能とする。このデータを解析することによって石油埋蔵地域のより詳細な特定を行うことができるため、今後の石油資源の安定的な確保に非常に有用である。

事業概要

ASTER センサと比較し、スペクトル分解能を向上(バンド数:14→185)させたハイパースペクトルセンサを開発する。ASTERでは10種類程度の地表鉱物の推定が可能であったが、ハイパースペクトルセンサでは、30種類程度の鉱物の特定ができる。このセンサにより、一層精度の高い石油資源の遠隔探知(リモートセンシング)が可能になるほか、事業化段階における効率的なパイプライン建設、周辺環境への影響評価(土壌汚染、水質汚濁、森林・農業への影響)への利用が可能となるため、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載した宇宙実証を行う。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2017-1,15000001,1501,149
2018-8760000876875
2019-8450000845843
2020-7500000750-
20210-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額20172018201920202021025050075010001250Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

石油開発企業等が、平成33年度までに2700件以上のハイパースペクトルセンサデータを活用することを目指す。 ※令和2年度後半に地上システム開発終了予定のため、データは令和2年度から利用可能となる。

ハイパースペクトルセンサデータの総利用シーン数 (目標:2021年度に2700 累積シーン数)

年度当初見込み成果実績
2017- 累積シーン数- 累積シーン数
2018- 累積シーン数- 累積シーン数
2019- 累積シーン数- 累積シーン数

石油関連分野等におけるハイパースペクトルセンサデータ利用者15件を目指す。

石油関連企業等のハイパースペクトルセンサデータの利用者登録件数 (目標:2021年度に15 累積数)

年度当初見込み成果実績
2017- 累積数- 累積数
2018- 累積数3 累積数
2019- 累積数6 累積数

活動指標及び活動実績(アウトプット)

研究開発内容にかかる論文および学会における発表数

年度当初見込み活動実績
20172 件1 件
20182 件2 件
20192 件3 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2019一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構センサ基盤開発及び試験、電源、姿勢制御機器、熱制御機器、通信機器等の開発及び試験、地上データ処理システム及び機器実証部の改修843
2019株式会社IHIエアロスペース曝露ペイロードシステムの開発399
2019日本電気株式会社ハイパースペクトルセンサの開発等97
2019富士通株式会社地上データ処理システム開発30
2019三菱スペース・ソフトウエア株式会社テレメトリーデータ処理ソフトウェアの製作27
2019宇宙技術開発株式会社JAXAにおける宇宙機運用手順書作成等26
2019コクサイエアロマリン株式会社宇宙機の米国への輸送26
2019国立研究開発法人産業技術総合研究所校正・データ処理に係る研究開発18
2019株式会社エイ・イー・エス環境試験設備使用とその試験支援11
2019国立大学法人東京大学幾何・放射量補正プロダクト改修に関する研究6
2019明星電気株式会社船内データ保存システム搭載USBハードディスクの宇宙機搭載のための加工3
2019学校法人酪農学園観測計画の策定に係る研究開発2
2019千代田化工建設株式会社LEHX組合せ試験支援1

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