水俣病に関する総合的研究
府省庁: 環境省
事業番号: 0293
担当部局: 環境保健部 特殊疾病対策室
事業期間: 1973年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法第37条において、政府は水俣病やメチル水銀の健康影響に関する調査研究を行うこととされたほか、特別措置法による水俣病の救済等を通じて水俣病の問題にかかる社会的関心が再び高まっており、研究にかかるニーズも一層高まっている。本事業は、このような背景を踏まえ、認定審査の促進、紛争の解決等のために必要な研究を行うことを目的とする。
事業概要
本事業は、メチル水銀が人の健康に与える影響に関する調査の手法を開発するに当たり必要となる各種課題(水俣病患者の経年的変化及び自然史、メチル水銀への曝露量と症候の関係、水俣病に係る有効な診断方法等)に関する研究、及びその推進にあたり有用な基礎的知見を得ることを目的とした研究、その他水俣病問題に対応するために必要な研究について、研究班を組織して実施している。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 39 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39 | 35 |
2013 | - | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 35 | 27 |
2014 | - | 36 | 0 | 0 | 0 | 0 | 36 | 32 |
2015 | - | 37 | 0 | 0 | 0 | 0 | 37 | 36 |
2016 | 40 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 37 |
2017 | 40 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 39 |
2018 | 40 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 37 |
2019 | 40 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | - |
2020 | 41 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
1)環境保健行政課題との関連性、2)研究計画の妥当性・効率性、3)研究遂行体制・能力の観点から見た質の高い研究の実施
外部評価委員会における全研究の総合評価点(5点満点)の平均
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 点 | 3.6 点 |
2017 | - 点 | 3.7 点 |
2018 | - 点 | 3.7 点 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
認定審査の促進、紛争の解決等に向けて、その時点の行政課題を勘案し必要な研究テーマを定めた上で、研究班を公募し研究を進める。設置した研究班の数を右に記載する。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 8 研究班の数 | 8 研究班の数 |
2017 | 8 研究班の数 | 8 研究班の数 |
2018 | 8 研究班の数 | 8 研究班の数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2017 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 水俣病について、「重金属等による健康影響に関する総合的研究」 | 37 |
2018 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 水俣病について、「重金属等による健康影響に関する総合的研究」 | 36 |
2016 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 水俣病について「社会的課題に関する研究」及び「水俣病に関する基盤的研究」の両分野における基礎的研究及び応用的研究 | 35 |
2015 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 水俣病について「社会的課題に関する研究」及び「水俣病に関する基盤的研究」の両分野における基礎的研究及び応用的研究 | 33 |
2014 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 水俣病について「社会的課題に関する研究」及び「水俣病に関する基盤的研究」の両分野における基礎的研究及び応用的研究 | 27 |
2017 | 熊本大学 | ・水俣病患者の経年的変化及び自然史の把握 ・水俣病発生地域等におけるメチル水銀曝露状況に関する研究 | 8 |
2016 | 国立大学法人熊本大学 | ・水俣病患者の経年的変化および自然史の把握 ・水俣病発生地域等におけるメチル水銀曝露状況に関する研究 | 8 |
2018 | 熊本大学 | 水俣病患者の経年的変化および自然史の把握・水俣病発生地域におけるメチル水銀曝露リスクに関する研究2.0 | 6 |
2015 | 国立大学法人熊本大学 | ・水俣病患者の経年的変化および自然史の把握 ・水俣病発生地域等におけるメチル水銀曝露指標の会発に関する研究 | 6 |
2014 | 東北大学 | メチル水銀曝露量と神経症状との関係解明に資するためのメチル水銀毒性発現に関わる細胞内因子の同定と作用機構解析。 | 6 |
2015 | 国立大学法人東北大学 | メチル水銀曝露量と神経症状との関係解明に資するためのメチル水銀毒性発現に関わる細胞内因子の同定と作用機構解析。 | 6 |
2017 | 国立大学法人筑波大学 | メチル水銀の捕獲・不活性化に係る新奇リスク軽減因子の実態解明 | 4 |
2018 | 学校法人東京理科大学 | メチル水銀による感覚神経優位な障害の分子的基盤に関する研究 | 4 |
2018 | 東北大学 | メチル水銀によるオンコスタチンMの細胞外排出促進を介した細胞増殖抑制機構 | 4 |
2017 | 東北大学 | メチル水銀によるオンコスタチンMの細胞外排出促進を介した細胞増殖抑制機構 | 3 |
2017 | 学校法人東京理科大学 | メチル水銀による感覚神経優位な障害の分子的基盤に関する研究 | 3 |
2014 | 国立長寿医療研究センター | 高齢者の皮膚感覚機能の客観的評価法の開発 | 3 |
2014 | 熊本大学 | 水俣病患者の経年的変化および自然史の把握 | 3 |
2014 | 広島大学 | メチル水銀の脳への影響の MRI による検出と行動異常との相関解析 | 3 |
2015 | 国立大学法人山梨大学 | メチル水銀曝露量に依存したグリア細胞の機能シフトと中枢神経細胞障害 | 3 |
2015 | 国立大学法人筑波大学 | メチル水銀の捕獲・不活性化に関わる新奇リスク軽減因子の実態解明 | 3 |
2015 | 国立長寿医療研究センター | 高齢者の皮膚感覚機能の客観的評価法の開発 | 3 |
2016 | 学校法人東京理科大学 | メチル水銀による感覚神経優位な障害の分子的基盤に関する研究 | 3 |
2016 | 岐阜市 | メチル水銀のドパミン神経発達におけるエピジェネティクス機構の解明 | 3 |
2016 | 国立大学法人筑波大学 | メチル水銀の捕獲・不活性化に関わる新奇リスク軽減因子の実態解明 | 3 |
2016 | 国立大学法人東北大学 | メチル水銀によるオンコスタチンMの細胞外排出促進を介した細胞増殖抑制機構 | 3 |
2017 | 岐阜市 | 発達期メチル水銀曝露の神経系に対する影響と新規エピジェネティクス機構の解明 | 3 |
2018 | 岐阜市 | 発達期メチル水銀曝露の神経系に対する影響と新規エピジェネティクス機構の解明 | 3 |
2018 | 国立大学法人筑波大学 | 胎児期メチル水銀暴露が及ぼす次世代高次脳機能障害に対する新電子ストレスの修飾効果 | 3 |
2014 | 山梨大学 | メチル水銀曝露量に依存したクリア細胞の機能シフトと中枢神経細胞障害 | 3 |
2015 | 株式会社オーエムシー | 法制度を適切に運用していくために必要となる法解釈について、法学的な見地から研究をするもの | 3 |
2016 | 株式会社オーエムシー | 法制度を適切に運用していくために必要となる法解釈について、法学的な見地から研究をするもの | 2 |
2018 | 株式会社オーエムシー | 法制度を適切に運用していくために必要となる法解釈について、法学的な見地から研究をするもの | 2 |
2017 | INTLOOP株式会社 | 法制度を適切に運用していくために必要となる法解釈についての法学的な見地からの研究 | 2 |
2018 | 国立大学法人秋田大学 | メチル水銀曝露による健康被害に関するレビュー | 2 |
2016 | 国立大学法人秋田大学 | メチル水銀曝露による健康影響に関するレビュー | 1 |
2017 | 国立大学法人秋田大学 | メチル水銀曝露による健康影響に関するレビュー | 1 |
2015 | 国立大学法人秋田大学 | メチル水銀曝露による健康影響に関するレビュー | 1 |
2018 | 国立大学法人宮崎大学 | MRIを用いた水俣病患者の脳構造の統計学的解析 | 1 |
2014 | 秋田大学 | メチル水銀曝露による健康影響に関するレビュー | 1 |
2016 | 国立大学法人宮崎大学 | MRIを用いた水俣病患者の脳構造の統計学的解析 | 1 |
2017 | 国立大学法人宮崎大学 | MRIを用いた水俣病患者の脳構造の統計学的解析 | 1 |