次世代燃料電池の実用化に向けた低コスト化・耐久性向上等のための研究開発事業

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0259

担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギーシステム課 水素・燃料電池戦略室

事業期間: 2015年〜2019年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負、補助、交付

事業の目的

固体高分子形燃料電池(PEFC)及び固体酸化物形燃料電池(SOFC)の社会への本格的実装に向けて、高効率・高耐久・低コストの燃料電池システムを実現可能とする技術開発を行うとともに、大量生産可能な生産プロセス及び品質管理等の技術開発、業務・産業用燃料電池の技術実証を行い、定置用燃料電池や燃料電池自動車の市場投入及び普及を進め、水素利用の飛躍的拡大を図るとともに、水素・燃料電池分野の世界市場の獲得を目指す。

事業概要

①基盤技術開発では、PEFCの高効率・高耐久・低コスト化を実現する低貴金属触媒や非貴金属触媒、電解質等の要素技術開発を行う。また、膜電極接合体(MEA)及びMEA構成材料の設計技術確立のための反応現象や物質移動現象等の評価・解析・制御技術開発を行う。加えて、SOFCについては、発電効率65%以上を実現する設計コンセプト創出を行う。
②実用化技術開発では、燃料電池を構成する電極触媒、電解質、セパレータ等の材料やMEAといった各部材について、大量生産可能な生産プロセス及び検査技術方法の確立に向けた技術開発を行う。さらに、発電効率60%以上の燃料電池システムの市場投入を見据えた実証試験を行う。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2017-3,1000130-953,0183,018
2018-2,90000-16-282,8562,856
2019-3,7900160-2173,5893,589
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額201720182019-1k01k2k3k4kHighcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

出力密度×耐久時間÷単位出力あたりの白金使用量の26年度時点の値を基準(1倍)とした比率(PEFC)を平成31年度までに10倍を達成する。

出力密度×耐久時間÷単位出力あたりの白金使用量の26年度時点の値を基準(1倍)とした比率

年度当初見込み成果実績
2017- 26年度比倍率6 26年度比倍率
2018- 26年度比倍率8 26年度比倍率
2019- 26年度比倍率10 26年度比倍率

出力密度(活性)向上および耐久性向上に向け、新規に提案されたメカニズムの確認に必要な解析評価手法を確立する。

該当製品の製造能力(26年度時点の値を基準(1倍)とした比率

年度当初見込み成果実績
2017- 26年度比倍率10 26年度比倍率
2018- 26年度比倍率- 26年度比倍率
2019- 26年度比倍率- 26年度比倍率

劣化機構の解明につながる、効果的な耐久性迅速評価方法を確立し、現時点で想定される6種類全てに当該評価方法を適用。

耐久性迅速評価方法が適用できたセルスタックの件数

年度当初見込み成果実績
2017- 件6 件
2018- 件- 件
2019- 件- 件

技術開発の成果を活かし、業務・産業用燃料電池システムを、平成29年度までに市場投入する。

市場投入された業務用SOFC機器の種類

年度当初見込み成果実績
2017- 件3 件
2018- 件- 件
2019- 件- 件

活動指標及び活動実績(アウトプット)

プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数) <固体高分子形燃料電池/基盤技術開発>

年度当初見込み活動実績
201733 機関34 機関
201836 機関35 機関
201935 機関35 機関

プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数) <固体高分子形燃料電池/実用化技術開発>

年度当初見込み活動実績
20175 機関5 機関
20184 機関5 機関
20195 機関5 機関

プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数) <固体酸化物形燃料電池/基盤技術開発>

年度当初見込み活動実績
201710 機関10 機関
20186 機関8 機関
20198 機関8 機関

プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数) <固体酸化物形燃料電池/実用化技術開発>

年度当初見込み活動実績
20173 機関3 機関
20181 機関1 機関
20191 機関1 機関

プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数) <固体酸化物形燃料電池/次世代技術開発>

年度当初見込み活動実績
20171 機関2 機関
2018- 機関- 機関
2019- 機関- 機関

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2019国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構プロジェクトマネジメント業務3,589
2019技術研究組合FC-CubicPEFC解析・セル評価技術884
2019国立大学法人山梨大学PEFCセルスタック材料コンセプト創出449
2019株式会社デンソー燃料リサイクル機構を用いた高効率SOFC実用化技術開発389
2019国立大学法人電気通信大学PEFC解析・セル評価技術185
2019国立研究開発法人産業技術総合研究所SOFC耐久性迅速性評価技術118
2019国立大学法人東京工業大学PEFC解析・セル評価技術97
2019国立大学法人京都大学PEFC解析・セル評価技術78
2019国立大学法人東北大学SOFC耐久性迅速性評価技術72
2019一般財団法人日本自動車研究所PEFC解析・セル評価技術66
2019国立大学法人京都大学SOFC耐久性迅速性評価技術62
2019学校法人上智学院PEFC解析・セル評価技術61
2019一般財団法人電力中央研究所SOFC耐久性迅速性評価技術60
2019国立大学法人九州大学SOFC耐久性迅速性評価技術58
2019国立大学法人横浜国立大学PEFC解析・セル評価技術56
2019国立大学法人東海国立大学機構PEFC解析・セル評価技術54
2019株式会社日産アークPEFC解析・セル評価技術49
2019株式会社SCREENファインテックソリューションズMEA連続生産技術開発45
2019東レ株式会社炭化水素系電解質膜のプロセス実用化技術43
2019国立大学法人東京大学SOFC耐久性迅速性評価技術37
2019日清紡ホールディングス株式会社カーボンセパレータ製造、品質管理25
2019株式会社SCREENラミナテックMEA連続生産技術開発20
2019国立大学法人東京大学SOFC多用途化調査8
2019株式会社イー・コンザルSOFC多用途化調査6
2019石福金属興業株式会社コアシェル触媒検査技術開発6

レビューシートを開く

構想日本
日本大学尾上研究室
Visualizing.JP
特定非営利活動法人Tansa
JUDGIT! Chrome、Firefox、Safari、Edgeの
最新バージョンをご利用ください