ロボット介護機器等福祉用具開発標準化事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0036
担当部局: 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課医療・福祉機器産業室
事業期間: 2018年〜2020年
会計区分: 一般会計
実施方法: 補助、交付
事業の目的
介護需要の増加や介護者の慢性的な人材不足という社会課題をロボット技術の活用による解決するため、高齢者の自立支援等に資するロボット介護機器の開発・標準化を促進する。
また、企業とユーザー評価を担う機関・個人とが連携した福祉用具の開発・実用化への支援を行う。具体的には、厚生労働省及び関係機関と連携しつつ、共生社会の構築などの新たな社会課題・ニーズに対応するとともに、課題解決に向けて福祉用具がもたらす効果の普及・情報発信を行うことで、高齢者や障害者、介護者の福祉の増進に寄与し、我が国福祉用具産業の競争力強化を図る。
事業概要
【ロボット介護機器】厚生労働省と連携して策定した重点分野について、介護現場のニーズに基づいた自立支援等に資するロボット介護機器の開発支援(ロボット介護機器の開発費補助)を(研)医療研究開発機構(以下、「AMED」という。)において実施する。(補助)
ロボット介護機器の効果に係る評価を実施するとともに、新たな機器の安全基準を策定します。また、安全性に関する国際規格(ISO13482)とEUに基準適合(CEマーク)との連携を進める。(委託)
[補助率]
経済産業省→AMED 定額(10/10)→民間企業等(1/2、2/3)
経済産業省→AMED 定額(10/10)→民間企業等(委託)
【福祉用具】「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」(以下、「福祉用具法」という。)に基づき、(研)新エネルギー・産業技術総合研究開発機構(以下、「NEDO」という。)において、福祉用具の製品開発を担う企業とユーザー評価を担う機関・個人(福祉施設・介護施設)とが連携し、アクセシビリティ(利用しやすさ)に配慮した製品等の開発・実用化を支援する。
[補助率]
経済産業省→NEDO 交付金→民間企業等(1/2、2/3)
また、実用化開発の課題選定等に用いるため、ユーザーニーズを踏まえた情報収集を行うとともに、福祉用具によって、解決されることやその役割・魅力についての普及活動を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 1,100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,100 | 717 |
2019 | - | 1,442 | 0 | 0 | -14 | 0 | 1,428 | 1,428 |
2020 | - | 1,280 | 0 | 14 | 0 | -56 | 1,238 | 1,161 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
【ロボット】R2年度までに採択したロボット介護機器の実用化件数を7件にする
採択したロボット介護機器の実用化件数 (目標:2020年度に7.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | 4 件 |
2019 | - 件 | 2 件 |
2020 | - 件 | 1 件 |
【ロボット】R2年度までにISO13482認証取得企業社数を3社にする
ISO13482認証取得企業社数 (目標:2020年度に3.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | - 件 | - 件 |
2020 | - 件 | - 件 |
【福祉用具】令和5年度までに助成事業の高齢者や障害者、介護者の利用しやすさに配慮した製品市場製品化率を50%にする。
高齢者や障害者、介護者の利用しやすさに配慮した製品の市場製品化率 (目標:2023年度に50.0 )
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - | - |
2019 | - | - |
2020 | - | - |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
【ロボット介護】自立支援型ロボット介護機器補助採択件数(新規)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 11 件 | 8 件 |
2019 | 6 件 | 7 件 |
2020 | 5 件 | 4 件 |
【ロボット介護】新たなロボット介護機器に必要とされる安全検証に係る基準開発数、試験方法開発数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 2 件 | 2 件 |
2019 | 2 件 | 2 件 |
2020 | 2 件 | 2 件 |
【福祉用具】助成事業の実施テーマ件数;新規4件以上
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 4 件 | 3 件 |
2019 | 4 件 | 3 件 |
2020 | 4 件 | 4 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 | ロボット介護機器開発事業、ロボット介護機器導入効果測定事業、安全評価基準、効果性能基準、標準化、海外制度との連携事業 | 1,100 |
2020 | 株式会社ATOUN | 歩行支援用パワードウェアの試作開発 | 100 |
2020 | 株式会社リリアム大塚 | QOLを改善し介護負担を軽減する排尿支援機器に関する研究開発 | 97 |
2020 | パナソニック株式会社 | 介護記録・センサー/ロボットのパッケージ化による介護業務支援システムに関する研究開発 | 90 |
2020 | ソフトバンクロボティクス株式会社 | ヒト型コミュニケーションロボットPepperと高齢者間における自律会話と遠隔操作機能によるインタラクション研究開発 | 82 |
2020 | CYBERDYNE株式会社 | 高齢者の歩行機能の維持・向上のための衣服型HALの研究開発 | 74 |
2020 | トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 | 小型超音波測定器を用いた排便予測機器の研究開発 | 67 |
2020 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター | ロボット介護機器の効果検証のための標準的プロトコルの策定を目指す実証研究 | 65 |
2020 | 社会福祉法人善光会 | ロボット介護機器の科学的効果検証研究 | 64 |
2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務等 | 61 |
2020 | 社会福祉法人善光会 | スマート介護プラットフォーム(Smart Care Operating Platform ~SCOP~)の開発 | 53 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 50 |
2020 | エイアイビューライフ株式会社 | 遠隔見守り機能を有する自律型緊急通知システムに関する研究開発 | 35 |
2020 | 一般財団法人日本自動車研究所 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 33 |
2020 | キング通信工業株式会社 | 新型「シルエット見守りセンサ」の研究開発 | 30 |
2020 | コニカミノルタ株式会社 | ロボット技術を用いた介護老人保健施設入所者のADL状態定量化による施設運営の効率化を目指した研究 | 30 |
2020 | 一般財団法人日本品質保証機構 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 22 |
2020 | 学校法人藤田学園 | 入浴・排泄支援機器における導入効果検証のための計測プロトコルの策定 | 19 |
2020 | 株式会社タナック | 触覚フィードバック付サイボーグ義手の開発 | 19 |
2020 | 株式会社ヒューマンテクノシステム | 明瞭な声で自分らしく話せる発話障害者向け個人音声合成器の開発 | 18 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 地域包括ケアシステムにおけるロボット介護機器の効果検証 | 16 |
2020 | 学校法人杏林学園 | ターミナルケアにおけるロボット介護機器の効果検証 | 15 |
2020 | 一般社団法人日本福祉用具・生活支援用具協会 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 15 |
2020 | 国立大学法人東海国立大学機構 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 14 |
2020 | 独立行政法人労働者健康安全機構 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 11 |
2020 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | クラウドシステムの構築及び動作推定技術の開発 | 10 |
2020 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 基礎検証および協力機関における実証研究 | 10 |
2020 | インスタリム株式会社 | 遠隔センシング・診断による3D義足製造ソリューションの開発 | 9 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 移動機能付き遠隔操作ロボットニーズ、要件整理、安全性や導入評価 | 8 |
2020 | 一般社団法人日本ロボット工業会 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 7 |
2020 | 国立大学法人 X | 触覚フィードバック付サイボーグ義手の開発 付サイボーグ義手の開発 | 6 |
2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 動作アシスト技術の開発 | 5 |
2020 | 株式会社オトングラス | 視覚障害者の読む能力を拡張する眼鏡型機器OTON GLASSの研究開発 | 5 |
2020 | テクノツール株式会社 | 点字図書データ製作を大幅に効率化するソフトウェアの開発 | 4 |
2020 | 国立大学法人 Y | 明瞭な声で自分らしく話せる発話障害者向け個人音声合成器の開発 | 3 |
2020 | 社会医療法人若弘会 | 実証研究施設の提供及び既存ADL評価方法の協力施設への指導 | 3 |
2020 | 慶應義塾 | 開発したADL指標についての医学的観点からの評価 | 3 |
2020 | 社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団 | 開発における技術指導、効果検証 | 3 |
2020 | 株式会社今仙技術研究所 | 低年齢児向け移動支援機CarryLocoの開発 | 2 |
2020 | 国立大学法人 Z | 触覚フィードバック付サイボーグ義手の開発 付サイボーグ義手の開発 | 1 |
2020 | 学校法人花田学園 | 実証試験のとりまとめ、データ分析による効果検証 | 1 |
2020 | 学校法人日本福祉大学 | 効果検証計画書の策定、実証施設の現場検証とデータ分析 | 1 |
2020 | 国立大学法人佐賀大学 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 1 |
2020 | 学校法人 R | 明瞭な声で自分らしく話せる発話障害者向け個人音声合成器の開発 | 1 |
2020 | 株式会社ヘルステクノロジー | 試作機を用いた効果検証と業務改善の取り組み | 0 |
2020 | BionicM株式会社 | ロボット義足足部の開発 | 0 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | ロボット介護機器開発・標準化のための安全評価基準、効果性能基準、実証試験基準策定、開発補助事業支援、国際標準化および国際事業展開に関する研究開発 | 0 |
2020 | 非営利特別活動法人 Q | 明瞭な声で自分らしく話せる発話障害者向け個人音声合成器の開発 | 0 |
2020 | 学校法人 R | 遠隔センシング・診断による3D義足製造ソリューションの開発 | 0 |