波力・潮流等の海洋エネルギー発電技術の研究開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0261
担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課
事業期間: 2011年〜2017年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
本研究開発事業では、海洋エネルギー(波力、潮流、海流、海洋温度差)を活用した発電技術に関する革新的な技術シーズの育成、システムの開発、実証実験等を多角的に実施することにより、海洋エネルギー発電技術の確立を図るとともに、大学の先導的な技術シーズと民間企業の連携による迅速な実用化の実現を目指す。
事業概要
海洋エネルギー(波力、潮流、海流、海洋温度差)による発電技術について、我が国のみならず欧米諸国で商用化に向けた研究開発や実証研究が進められている。本事業では、海洋エネルギー発電に係る国内における導入普及を推進するとともに、海外市場を見据えた技術開発について、以下のとおり実証研究及び要素技術開発を実施する。
①海洋エネルギー発電システムの実証研究
水槽試験等の結果を踏まえ、有望な発電システムについて、実海域での実証研究を行い、発電性能の評価や運転保守技術等の検証を行う。【委託(共同開発2/3)】
②次世代海洋エネルギー発電の要素技術の研究開発
大学等の先進的シーズと民間企業との連携により、発電コスト低減に資する要素技術を検討し、小型スケールモデルによる水槽試験や発電特性等の試験を行う。【委託】
③海洋エネルギー発電に関する情報・技術基盤の整理
海洋エネルギー発電技術に係る性能試験・評価方法や手順に関する指針、国内市場のポテンシャルや導入に必要な条件等、海洋エネルギー発電技術開発を推進する情報基盤を整理する。【委託】
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 2,750 | 0 | 1,011 | -2,156 | -45 | 1,560 | 1,560 |
2015 | - | 1,500 | 0 | 2,156 | -1,395 | -820 | 1,441 | 1,441 |
2016 | - | 1,000 | 0 | 1,395 | -79 | -703 | 1,613 | 1,613 |
2017 | - | 600 | 0 | 79 | 0 | 859 | 1,538 | 1,523 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
(実証研究) 事業化時の試算で、海洋エネルギー発電コストが40円/kWh以下を見込める発電装置に係る技術を平成29年度までに9件確立する。 ※H29年度は、実海域での実証を3件完了する。
(実証研究) ステージゲート審査時に事業化時の海洋エネルギー発電コストが40円/kWhを達成可能と認められた件数 (目標:2017年度に9 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 件 | 4 件 |
2016 | - 件 | 5 件 |
2017 | - 件 | 5 件 |
(技術研究開発) 事業化時の試算で、海洋エネルギー発電コストが20円/kWh以下を見込める発電装置に係る要素部品等の技術を平成29年度までに9件確立する。 ※H29年度は、試験機による曳航試験等を3件完了する。
(技術研究開発) 中間評価時に事業化時の海洋エネルギー発電コストが20円/kWhを達成可能と認められた件数 (目標:2017年度に9 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 件 | 8 件 |
2016 | - 件 | 8 件 |
2017 | - 件 | 8 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
研究開発テーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 14 件 | 14 件 |
2016 | 8 件 | 8 件 |
2017 | 7 件 | 7 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 1,613 |
2017 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 1,523 |
2017 | 株式会社IHI | 水中浮遊式海流発電 | 1,239 |
2016 | 株式会社IHI | 水中浮遊式海流発電 | 990 |
2016 | 中国電力株式会社 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 127 |
2017 | 株式会社三井E&Sホールディングス | 機械式波力発電 | 109 |
2016 | 株式会社三井E&Sホールディングス | 機械式波力発電 | 92 |
2016 | 国立大学法人佐賀大学 | 海洋温度差発電 | 70 |
2016 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 性能評価手法及びポテンシャルの調査 | 45 |
2016 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 33 |
2016 | 公益財団法人釜石・大槌地域産業育成センター | リニア式波力発電 | 33 |
2016 | 学校法人鶴學園 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 31 |
2016 | アイム電機工業株式会社 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 28 |
2016 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 | リニア式波力発電 | 27 |
2017 | 株式会社協和コンサルタンツ | 相反転プロペラ式潮流発電 | 27 |
2016 | 国立大学法人鹿児島大学 | 性能評価手法及びポテンシャルの調査 | 26 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | リニア式波力発電 | 22 |
2017 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 性能評価手法及びポテンシャルの調査 | 21 |
2016 | 国立大学法人九州工業大学 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 20 |
2016 | 学校法人早稲田大学 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 19 |
2017 | 国立大学法人東京大学 | 水中浮遊式海流発電 | 18 |
2016 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 海洋温度差発電 | 15 |
2017 | 学校法人鶴學園 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 14 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 水中浮遊式海流発電 | 13 |
2017 | 国立大学法人九州大学 | 性能評価手法及びポテンシャルの調査 | 13 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 機械式波力発電 | 12 |
2017 | 公益財団法人釜石・大槌地域産業育成センター | リニア式波力発電 | 11 |
2016 | 国立大学法人九州大学 | 性能評価手法及びポテンシャルの調査 | 9 |
2016 | 国立大学法人東北大学 | リニア式波力発電 | 9 |
2017 | 国立大学法人横浜国立大学 | リニア式波力発電 | 9 |
2017 | 国立大学法人九州工業大学 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 9 |
2016 | 国立大学法人横浜国立大学 | リニア式波力発電 | 8 |
2017 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 7 |
2017 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 | リニア式波力発電 | 7 |
2017 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 海洋温度差発電 | 7 |
2017 | アイム電機工業株式会社 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 6 |
2017 | 学校法人早稲田大学 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 6 |
2016 | 五洋建設株式会社 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 5 |
2016 | イーグル工業株式会社 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 4 |
2017 | 株式会社三井物産戦略研究所 | 水中浮遊式海流発電 | 4 |
2017 | 国立大学法人東京大学 | 機械式波力発電 | 4 |
2016 | 株式会社及川工務店 | リニア式波力発電 | 3 |
2016 | 株式会社小鯖船舶工業 | リニア式波力発電 | 3 |
2017 | 国立大学法人鹿児島大学 | 性能評価手法及びポテンシャルの調査 | 3 |
2017 | 国立大学法人東京大学 | リニア式波力発電 | 3 |
2016 | 株式会社三井物産戦略研究所 | 水中浮遊式海流発電 | 2 |
2017 | イーグル工業株式会社 | 相反転プロペラ式潮流発電 | 2 |
2017 | 国立大学法人宇都宮大学 | リニア式波力発電 | 2 |
2016 | 五洋建設株式会社 | 機械式波力発電 | 1 |
2017 | 五洋建設株式会社 | 機械式波力発電 | 1 |
2017 | 五洋建設株式会社 | 橋脚・港湾構造物利用式潮流発電 | 1 |
2017 | 株式会社及川工務店 | リニア式波力発電 | 0 |