「知」の集積と活用の場によるイノベーション創出推進事業
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0172
担当部局: 農林水産技術会議事務局 研究推進課 産学連携室
事業期間: 2014年〜2022年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、交付
事業の目的
農林水産業・食品産業の競争力を強化し、飛躍的に成長させるためには、従来の常識を覆す革新的な技術・商品・サービスを生み出す研究成果の創出が必要であるが、従来の産学連携研究においては、農林水産・食品分野内での連携が多く、事業化・商品化につながる研究成果が少ないことが課題となっている。このため、農林水産・食品分野にさまざまな分野の知識や革新的な技術を導入する新たな産学連携研究の仕組みである「知」の集積・活用の場づくりを推進し、オープンイノベーションの環境を整備するとともに、事業化・商品化につながる革新的技術の創出を加速化する。
事業概要
異分野の知識・技術等を導入した産学官連携研究を促進するオープンイノベーションの場(「知」の集積と活用の場)の各種取組への支援とともに、提案公募型の研究開発を実施。
(1)「知」の集積による産学連携推進事業:産学官連携協議会が行うセミナー・ワークショップ等の運営、研究開発プラットフォームにおける研究戦略づくり等を支援。
(2)イノベーション創出強化研究推進事業:基礎段階から実用化段階の提案公募型研究により、企業や大学等で構成される研究コンソーシアムによる研究開発等を支援。
(詳細は別添参照)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | - | 2,273 | -1 | 0 | 0 | 0 | 2,272 | 2,267 |
2017 | - | 2,388 | -0 | 0 | 0 | 0 | 2,388 | 2,380 |
2018 | - | 4,751 | -0 | 0 | 0 | 0 | 4,751 | 4,741 |
2019 | - | 4,798 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4,798 | - |
2020 | 5,756 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
(2)①ア及びイ 基礎研究ステージ及び応用研究ステージは、実施課題の70%以上において、革新的な技術成果や実用化につながる技術成果を創出
研究課題終了時の評価において、評価数に対する「A評価(研究目標以上を達成した)」及び「B評価(研究目標を予定どおり達成した)」と評価された割合(%) (目標:2022年度に70 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 95 % |
2017 | - % | 78.4 % |
2018 | - % | - % |
(2)①ウ 開発研究ステージは、実施課題の80%以上において、商品化・事業化が有望な研究成果を創出
研究課題終了時の評価において、評価数に対する「A評価(研究目標以上を達成した)」及び「B評価(研究目標を予定どおり達成した)」と評価された割合(%) (目標:2022年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 95.7 % |
2017 | - % | 92.1 % |
2018 | - % | - % |
(2)② 「知」の集積と活用の場による研究開発モデル事業において、実施課題80%以上の課題で商品化・事業化が有望な研究成果を創出
実施課題のうち、研究終了時において「A評価」又は「B評価」と評価される課題の割合 (目標:2020年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | - % |
2017 | - % | - % |
2018 | - % | - % |
(2)③ 異分野融合発展研究において、実施課題の80%以上が農林水産業・食品産業の現場で、事業化の可能性が見込まれる。
実施課題のうち、研究終了後に農林水産業・食品産業の現場で、事業化の可能性が見込まれる課題の割合 (目標:2021年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | - % |
2017 | - % | - % |
2018 | - % | - % |
(2)の各事業において、研究成果の50%以上が、次のステージの研究や農林水産・食品産業の現場において普及・活用
(2)の各事業において、研究課題終了2年後及び5年後の調査において、実用化または次の発展的研究開発に繋げたと評価された研究成果の割合(%)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 59 % |
2017 | - % | 60 % |
2018 | - % | 62 % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
(1)①「知」の集積と活用の場推進事業 研究開発プラットフォームへの活動費支援件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 10 数 | 19 数 |
2017 | 29 数 | 27 数 |
2018 | 29 数 | 29 数 |
(1)②産学連携支援事業 産学連携コーディネーターによるニーズ、シーズ等の収集件数及び研究計画作成支援件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 581 件 | 573 件 |
2017 | 526 件 | 586 件 |
2018 | 649 件 | 613 件 |
(1)③研究成果普及加速化事業 アグリビジネス創出フェアへの出展をきっかけにマッチングが成立した又はしようとしている件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | - 件 | - 件 |
2017 | - 件 | - 件 |
2018 | 218 件 | 223 件 |
(2)①イノベーション創出強化研究推進事業 各年度の実施課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | - 課題数 | - 課題数 |
2017 | - 課題数 | - 課題数 |
2018 | 143 課題数 | 141 課題数 |
(2)①「知」の集積と活用の場による研究開発モデル事業の実施課題数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 8 課題数 | 8 課題数 |
2017 | 8 課題数 | 15 課題数 |
2018 | 15 課題数 | 15 課題数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 基礎的研究業務の推進に係る一般管理費及び業務経費 | 328 |
2018 | 大規模沖合養殖システム実用化コンソーシアム(新日鉄住金エンジニアリング(株)) | 大規模沖合養殖システム実用化研究 | 186 |
2018 | アジアモンスーンPFSコンソーシアム(三菱ケミカル(株)) | 農林水産・食品産業の情報化と生産システムの革新を推進するアジアモンスーンモデル植物工場システムの開発 | 146 |
2018 | アドバンスドバイオカーボンコンソーシアム(信州大学) | 資源を有効活用した革新的新素材の創成と応用の開拓 | 130 |
2018 | 地域産学連携コンソーシアム (代表機関:(公社)農林水産・食品産業技術振興協会) | 農林水産・食品産業分野の研究に関わる専門家を、産学連携コーディネーターとして全国に配置するとともに、多様な分野を専門とする大学教授等を非常勤コーディネーターとして業務委嘱。 これらの専門家により、技術シーズ研究会の開催等を通じた共同研究グループの形成等の産学連携支援活動や技術相談等を実施。 | 125 |
2018 | 超効率的有機合成を駆使した農薬製造プロセスに関する研究コンソーシアム(日産化学(株)) | 低価格農薬を実現する革新的生産プロセスの開発 | 113 |
2018 | 公立大学法人秋田県立大学 | 施設園芸の主要病害発生予測AIによる総合的病害予測・防除支援ソフトウェア開発 | 112 |
2018 | 陸上養殖による輸出競争力を持つ新たな国産ブランド魚の開発コンソーシアム(マルハニチロ(株)) | 革新的技術を集約した次世代型閉鎖循環式陸上養殖生産システムの開発と日本固有種サクラマス類の最高級ブランドの創出 | 101 |
2018 | 世界の健康に貢献する日本食パターンコンソーシアム | 日本食(日本型の食事パターン)の評価手法の策定及び健康増進効果との関連性に関する研究開発 | 100 |
2018 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 先端ゲノム育種によるカドミウム低吸収性イネ品種の早期拡大と対応する土壌管理技術の確立 | 80 |
2018 | 過冷却促進技術による農産物の保存・流通技術研究開発コンソーシアム(関西大学) | 過冷却促進技術による農産物の革新的保存・流通技術の開発 | 69 |
2018 | 高鮮度保持輸送システム研究開発コンソーシアム(日通商事(株)) | 農産物のグローバルコールドチェーン網を実現させる高鮮度保持システムの研究開発 | 66 |
2018 | 代謝制御生アミノ酸シグナルを利用した高品質食肉開発コンソーシアム(東京大学) | アミノ酸の代謝制御生シグナルを利用した高品質食肉の研究開発とそのグローバル展開 | 64 |
2018 | ナノアグリ・フォーカス・コンソーシアム | セルロースナノファイバー(CNF)又はその複合素材の農林水産・食品産業への活用に向けた研究開発 | 62 |
2018 | 国立大学法人岩手大学 | 作業分散・規模拡大のための超省力初冬播き水稲栽培法の確立 | 50 |
2018 | 国立大学法人東北大学 | 次世代シーケンシング技術を用いた食用きのこ品種のDNA鑑定技術開発 | 50 |
2018 | 国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 | 機能性アミノ酸高含有酵母の育種技術を活用した発酵・醸造食品の高付加価値化および海外ブランド化 | 50 |
2018 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 窒素肥料の利用効率向上と環境負荷低減化に向けた新世代サステイナブル硝化抑制剤の開発 | 45 |
2018 | 国立研究開発法人理化学研究所 | プロモーターゲノム編集技術の化学生物学的イノベーションによる主要作物の種子収量増産に関する開発研究 | 45 |
2018 | 株式会社フジヤ | ・技術交流展示会である「アグリビジネス創出フェア」の開催 ・公的研究機関等と民間企業等に対する調査等の実施 | 42 |
2018 | 脳機能改善食品開発コンソーシアム(農研機構) | 脳機能改善作用を有する機能性食品開発 | 41 |
2018 | 国立大学法人新潟大学 | 無花粉スギの普及拡大に向けたDNAマーカー育種技術と効率的な苗木生産技術の開発 | 41 |
2018 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 画期的機能を持つ野菜の接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率を向上させる接ぎ木接着剤の開発 | 41 |
2018 | 確かな分析技術と科学的根拠が支える機能性表示食品研究開発コンソーシアム(東北大学) | 海鞘(ホヤ)プラズマローゲンの機能性食品への応用研究 | 40 |
2018 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 | サクラ・モモ・ウメ等バラ科樹木を加害する外来種クビアカツヤカミキリの防除法の開発 | 40 |
2018 | 株式会社リベルタス・コンサルティング | 協議会の運営及びセミナー、ワークショップ、ポスターセッションの開催 | 39 |
2018 | 廃菌床由来ナノファイバーの研究開発コンソーシアム | セルロースナノファイバー(CNF)又はその複合素材の農林水産・食品産業への活用に向けた研究開発 | 39 |
2018 | CNF・CNT融合&食品低温乾燥応用コンソーシアム | セルロースナノファイバー(CNF)又はその複合素材の農林水産・食品産業への活用に向けた研究開発 | 37 |
2018 | 国立大学法人東京大学 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 3 |
2018 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 3 |
2018 | 株式会社産学連携機構九州 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | 国立大学法人宇都宮大学 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | 一般社団法人フードビジネス推進機構 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | プランツラボラトリー株式会社 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | 国立大学法人岩手大学 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | サラヤ株式会社 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | 有限会社和建築設計事務所 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |
2018 | 国立大学法人東京大学 | 研究開発プラットフォームにおける研究戦略及び知財戦略の策定の支援を実施 | 2 |