国内石油天然ガスに係る地質調査・メタンハイドレートの研究開発等委託費 国内石油天然ガスに係る地質調査事業費補助金

府省庁: 経済産業省

事業番号: 20-0223

担当部局: 資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課

事業期間: 2017年〜終了予定なし

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負、補助

事業の目的

 日本周辺海域に一定の資源量が期待される在来・非在来型の石油・天然ガスを安定的なエネルギー資源として利用可能とするため、エネルギー基本計画等に基づき、資源量調査、技術開発等を実施する。

事業概要

 日本周辺海域の未探鉱地域等において、三次元物理探査船により、石油・天然ガスのポテンシャルを把握するための調査を行うとともに、調査データの公開を通じて、我が国企業による探鉱開発活動を促進する。また、これまでの調査結果に基づき、石油・天然ガスの存在や地質・地質構造を具体的に確認するための基礎試錐(掘削調査)を実施するとともに、民間企業が自ら実施する掘削調査に対し支援を行う。
 日本周辺海域に相当量の賦存が期待されるメタンハイドレートについては、我が国のエネルギー安定供給に資する重要なエネルギー資源として、将来の商業生産を可能とするために必要な技術開発を行う。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2018-22,690011,291-6,252027,72924,815
2019-24,51006,252-8,059022,70319,353
2020-25,80008,059-15,325-40918,12513,169
2021-26,070015,3250041,395-
202228,500-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額20182019202020212022-20k-10k010k20k30k40k50kHighcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

三次元物理探査により得られた地質データを処理及び解釈した結果として、油ガスが埋蔵している可能性のある地質構造を1調査海域あたり3つ以上見つける。

油ガスが埋蔵している可能性のある地質構造の数/調査海域数

年度当初見込み成果実績
2018- 構造5 構造
2019- 構造- 構造
2020- 構造- 構造

試錐により得られた詳細な地質データ等から、想定石油システム等の事前スタディとの整合性を検証した結果において、5段階中の3点以上を獲得すること。

5:想定どおりに油ガス徴を示す地層が発見され、事前スタディとの極めて高い整合性を確認。 4:油ガス徴を示す地層が発見され、事前スタディとの高い整合性を確認。 3:油ガス徴を示す地層が発見され、事前スタディとの整合性を一部確認 2:油ガス徴を示す地層は発見されないが、事前スタディとの整合性を一部確認 1:油ガス徴を示す地層は発見されず、事前スタディとの整合性も確認されない。

年度当初見込み成果実績
2018- 点- 点
2019- 点3 点
2020- 点- 点

本事業による補助を受け、掘削調査を行った海域において、事業終了後8年以内に1件以上の開発着手を目指す。

本事業による補助を受け、事業終了後8年以内に開発着手した件数

年度当初見込み成果実績
2018- 件- 件
2019- 件- 件
2020- 件- 件

メタンハイドレートについて、「経済産業省技術評価指針」に基づく外部有識者による技術評価を実施し、総合評価点を2.0点以上獲得すること。

総合評価における判定基準は以下のとおり。 3点:事業は優れており、より積極的に推進すべきである。 2点:事業は良好であり、継続すべきである。 1点:事業は継続して良いが、大幅に見直す必要がある。 0点:事業を中止することが望ましい。

年度当初見込み成果実績
2018- 点2.2 点
2019- 点- 点
2020- 点- 点

メタンハイドレートについて、民間企業が主導する商業化のためのプロジェクトが開始される。

下記の5段階で評価。 5点:商業化のためのプロジェクトが開始された。 4点:商業化のためのプロジェクトの概要に基づく準備が実施された。 3点:商業化のためのプロジェクトの概要が検討された。 2点:商業化のためのプロジェクトに必要な生産技術が確立させた。 1点:商業化のためのプロジェクトに必要な生産技術開発が実施された。 (目標:2027年度に5.0 点)

年度当初見込み成果実績
2018- 点- 点
2019- 点- 点
2020- 点- 点

活動指標及び活動実績(アウトプット)

三次元物理探査を計画的に進めることにより、我が国周辺海域の石油・天然ガスの賦存状況を把握する。具体的には、令和10年度までに累計概ね5.0万km2(約0.5km2/年)の三次元物理探査を行う。

年度当初見込み活動実績
20186.2 万㎢6.2 万㎢
20190.5 万㎢0.02 万㎢
20200.5 万㎢0.02 万㎢

三次元物理探査の結果から石油・天然ガスの賦存が期待される地質構造について、3年に1本(=1年あたり1/3本)の基礎試錐を行う。

年度当初見込み活動実績
20180.3 本0.3 本
20190.3 本0.3 本
2020- 本- 本

民間企業が自ら行う掘削調査を5年間で3本以上支援する。

年度当初見込み活動実績
2018- 本- 本
20191 本1 本
20201 本1 本

メタンハイドレートの研究開発に関する論文発表数(査読あり論文・査読なし投稿)

年度当初見込み活動実績
201825 件31 件
201925 件31 件
202010 件30 件

メタンハイドレートの研究開発に関する学会・講演発表数

年度当初見込み活動実績
201875 件118 件
201975 件91 件
202030 件49 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2020独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構海上基礎物理探査及び全体管理7,660
2020株式会社オーシャン・ジオフロンティア探査船の運航管理支援7,190
2020独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構砂層型メタンハイドレートの研究開発2,011
2020国立研究開発法人産業技術総合研究所表層型メタンハイドレートの回収技術に関する調査研究等1,947
2020東洋エンジニアリング株式会社長期陸上産出試験システム計画策定支援 868
2020三井石油開発株式会社試掘調査の実施831
2020日本メタンハイドレート調査株式会社砂層型メタンハイドレートの研究開発681
2020株式会社日本海洋生物研究所海洋環境調査及び調査手法の検討411
2020株式会社地球科学総合研究所基礎調査事業情報記録物媒体変換185
2020三井海洋開発株式会社広範囲鉛直掘削法による回収技術開発111
2020石油開発サービス株式会社陸上及び海上におけるコアリングのための圧力コア関連機器の整備等86
2020三井E&S造船株式会社広範囲鉛直掘削法による回収技術開発81
2020三菱造船株式会社採掘機と分離装置を用いた回収システムの検討59
2020株式会社日本海洋生物研究所第1回、第2回海洋産出試験実施海域での水柱環境と黒潮との関連性に係る海底環境調査56
2020石油資源開発株式会社カナダ北西準州メタンハイドレート産出試験現場における環境影響調査及び整備55
2020国立大学法人東京海洋大学膜構造物の利活用に関する技術開発50
2020Geotek Coring Inc.圧力コアリング装置の整備・改良(H.2.石油開発サービス(株)の元で業務実施)49
2020シュルンベルジェ株式会社地質モデリングと地層力学(ジオメカニカル)モデリング等によるメタンハイドレート貯留層の研究45
2020Kavik-Stantec Inc.カナダ北西準州メタンハイドレート産出試験現場における環境影響調査(H.4.石油資源開発(株)の元で業務実施)43
2020日本電気株式会社鉱業原簿登録システム運用保守業務40
2020伊藤忠テクノソリューションズ株式会社物理探査データ磁気テープの媒体変換業務30
2020国立研究開発法人海洋研究開発機構海底面下に発生する気泡湧出量の計測・評価29
2020シュルンベルジェ株式会社データ解釈に係るソフトウェアライセンス保守等24
2020太陽工業株式会社膜構造物の利活用に関する技術開発22
2020国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所採掘機と分離装置を用いた回収システムの検討20
2020清水建設株式会社採掘機と分離装置を用いた回収技術開発19
2020公益財団法人海洋生物環境研究所水槽による擬似現場生物試験の評価14
2020シュルンベルジェ株式会社基礎調査事業評価作業14
2020Oilfield Technologies Pty Ltdメタンハイドレート開発における出砂対策装置に関する検討11
2020基礎地盤コンサルタンツ株式会社耐震基準整合性調査11
2020株式会社ワンビシアーカイブズ基礎調査事業情報記録物の保管及び集配業務10
2020弁護士法人森・濱田松本法律事務所鉱山保安法令体系以外で商業化に必要な法規制に関する調査9
2020国立大学法人東京大学生産シミュレータにおける力学機能の組込・適用検討8
2020石油資源開発株式会社機械学習及びデータ同化モデリングの適⽤検討8
2020国立大学法人鳥取大学貯留層物性・MH分解挙動の検討7
2020公立大学法人大阪表層型メタンハイドレート生産システムの経済性および受容性評価7
2020国立大学法人新潟大学膜構造物の利活用に関する技術開発7
2020国立大学法人九州大学膜構造物の利活用に関する技術開発7
2020Rensselaer Polytechnic Institute海洋及び陸上メタンハイドレート貯留層の出砂シミュレーション及び対応技術検討6
2020K&L Gates LLPアラスカ長期陸上産出試験に係る契約書様式の作成ほか法的助言6
2020Stanford University堆積盆および石油システム解析技術に関するスタンフォード大学Industry Affiliate Program, BPSM Groupへの参加5
2020国立大学法人東京大学貯留層特性に応じた生産挙動評価4
2020日本オイルエンジニアリング株式会社実用化生産シミュレータの改良・機能強化4
2020国立大学法人東京大学坑井周辺物質流動解析と実用化生産シミュレータへの適用4
2020清水建設株式会社広範囲鉛直掘削法による回収技術開発4
2020学校法人早稲田大学水理モデルと力学モデル統合化手法の適用性評価4
2020国立大学法人東京大学社会的・技術的システムの評価枠組み設計3
2020国立大学法人北見工業大学広範囲鉛直掘削法による回収技術開発3
2020国立大学法人岡山大学コア分析データの判別処理技術の開発3
2020清水建設株式会社広範囲鉛直掘削法による回収技術開発3
2020国立大学法人東北大学大水深浅層未固結砂泥堆積層に対するフラクチャリング有効性評価2
2020株式会社シンテックス石油ガス開発向けQHSSEコンサルティング他2
2020RPS Energy Pty Ltd基礎調査事業データ取得に係る機構代表業務2
2020dGB Earth Sciences BVデータ解釈に係るソフトウェアライセンス保守等2
2020株式会社インプレッシヴ基礎調査事業に係るホームページの改修・保守作業2
2020株式会社エヌ・ティ・ティ・データCCS基礎調査データ管理システムの維持管理作業1
2020ZetaWare, Inc.データ解釈に係るソフトウェアライセンス保守等1

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