食品健康影響評価技術の研究に必要な経費

府省庁: 内閣府

事業番号: 0115

担当部局: 食品安全委員会事務局 評価第一課

事業期間: 2005年〜終了予定なし

会計区分: 一般会計

実施方法: 委託・請負

事業の目的

 食品安全基本法第23条第1項第6号に基づき科学的な研究を実施し、各種危害要因(ハザード)に的確に対処するために必要な科学的知見を集積・体系化するとともに、迅速かつ的確なリスク評価の実施に必要なガイドライン、評価基準の策定等の評価方法を企画・立案し、これらの科学的知見に基づく食品健康影響評価(リスク評価)を実施し、食品の安全性の確保を図る。

事業概要

・食品安全委員会は、法律(食品安全基本法第11条、第24条)に基づき、リスク評価を実施する我が国唯一のリスク評価機関であり、リスク評価を迅速かつ的確に行うためには、研究内容を戦略的に企画・立案し、その成果を活用して新たな評価方法を企画・立案することにより、常に最新の科学的知見を有しておくことが必要である。
・本事業は、リスク管理機関(厚生労働省、農林水産省等)からの食品安全委員会に対する要請等に基づき、委員会が実施するリスク評価を行う上で必要不可欠な科学的知見の集積に資する課題を、大学、独立行政法人、国立試験研究機関等の研究機関に所属する研究者又は研究グループから幅広く公募し、外部評価による審査を経て採択を決定し、研究資金を交付する「研究領域設定型」の競争的研究資金(※)制度により実施する行政課題解決型の委託研究事業である。 ・また、本事業は、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」(平成28年12月21日 内閣総理大臣決定)に基づき、評価の実施、研究成果の公表を行うものである。 ※競争的研究資金:資金配分主体が、広く研究開発課題等を募り、提案された課題の中から、専門家を含む複数の者による、科学的・技術的な観点を中心とした評価に基づいて実施すべき課題を採択し、研究者等に配分する研究開発資金

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2017-1770000177174
2018-1830000183175
2019-1930000193175
2020-1990000199-
2021200-------
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成果目標及び成果実績(アウトカム)

研究終了後、その成果をリスク評価等に活用するためには、 ○当該研究が同分野の研究者等による評価・検証(ピアレビュー(査読))を経た論文として学術誌等に掲載されること ○評価に必要な他分野の知見、開発された評価方法に沿ったデータ等の収集 など、いくつかの段階を経ることが必要であり、研究終了直後において、その成果をリスク評価等に活用することは困難であることから、研究終了2年以内にリスク評価等に活用された割合を成果目標として設定。

公表済みの評価等(※)に活用された課題の割合 (※)評価書、評価指針、ガイドライン、リスクプロファイル等 算出式: (公表済みの評価等に活用された課題数)/(前年度で研究を終了した課題数) (目標:2020年度に30 %)

年度当初見込み成果実績
2017- %31 %
2018- %13 %
2019- %7 %

研究終了後、その成果をリスク評価等に活用するためには、 ○当該研究が同分野の研究者等による評価・検証(ピアレビュー(査読))を経た論文として学術誌等に掲載されること ○評価に必要な他分野の知見、開発された評価方法に沿ったデータ等の収集 など、いくつかの段階を経ることが必要であり、研究終了直後において、その成果をリスク評価等に活用することは困難であることから、研究終了2年以内にリスク評価等に活用された割合を成果目標として設定。

既に評価等に活用されているが、当該評価等が現在進行中で確定していない課題を含めた割合 (※)評価書、評価指針、ガイドライン、リスクプロファイル等 算出式: (上記の活用された課題数+現在進行中でまだ確定していない課題数)/(前年度で研究を終了した課題数) (目標:2020年度に30 %)

年度当初見込み成果実績
2017- %38 %
2018- %13 %
2019- %36 %

研究終了後、その成果をリスク評価等に活用するためには、 ○当該研究が同分野の研究者等による評価・検証(ピアレビュー(査読))を経た論文として学術誌等に掲載されること ○評価に必要な他分野の知見、開発された評価方法に沿ったデータ等の収集 など、いくつかの段階を経ることが必要であり、研究終了直後において、その成果をリスク評価等に活用することは困難であることから、研究終了2年以内にリスク評価等に活用された割合を成果目標として設定。

今後、研究成果が評価等に活用される予定である課題を含めた割合 (※)評価書、評価指針、ガイドライン、リスクプロファイル等 算出式: (上記の活用及び現在進行中で活用中の課題数+今後活用する予定である課題数)/(前年度で研究を終了した課題数) (目標:2020年度に30 %)

年度当初見込み成果実績
2017- %100 %
2018- %100 %
2019- %100 %

活動指標及び活動実績(アウトプット)

食品健康影響評価技術研究成果報告書の食品安全委員会ホームページ掲載件数(※前年度終了課題のホームページ掲載件数を記載)

年度当初見込み活動実績
20176 件6 件
20188 件8 件
20196 件6 件

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2019国立大学法人北海道大学食物消化過程におけるカンピロバクターの生残特性を基盤とする新たな用量反応モデルの開発15
2019国立大学法人千葉大学メチル水銀の脱メチル化機構における食品中の水銀/セレンのバイオジェニックナノ粒子形成11
2019国立大学法人京都大学重篤なアレルギーのリスクとなる果物類アレルゲンコンポーネントに関する研究10
2019吉成知也(国立医薬品食品衛生研究所)フモニシンのモディファイド化合物のリスク評価に関する研究9
2019上間匡(国立医薬品所食品衛生研究所)ノロウイルスによる健康被害実態及び食品寄与率の推計に関する研究7
2019国立大学法人千葉大学導入遺伝子が存在しない宿主ゲノム遺伝子発現改変植物由来食品の安全性評価点の解明6
2019学校法人立命館認知心理学を応用した中学生・高校生を対象とした食品安全に関する理解促進プログラム(教材)の開発6
2019学校法人麻布獣医学園アクリルアミドばく露による発がんリスク評価~大規模コホート研究保存検体を用いたコホート内症例対照研究による検討5
2019国立大学法人京都大学アクリルアミドばく露による発がんリスク評価~大規模コホート研究保存検体を用いたコホート内症例対照研究による検討5
2019地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所合成樹脂製器具・容器包装のリスク評価における溶出試験法に関する研究の分担研究5
2019大阪市立環境科学研究センター合成樹脂製器具・容器包装のリスク評価における溶出試験法に関する研究の分担研究5
2019山田隆志(国立医薬品食品衛生研究所)食品に非意図的に混入する微量化学物質のリスク評価へのin silico 評価手法の適用に関する研究の分担研究5
2019国立大学法人北海道大学二値反応の用量反応データを対象としたベンチマークドーズ計算ソフトウェアの開発研究4
2019朝倉宏(国立医薬品食品衛生研究所)国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究4
2019本間正充(国立医薬品食品衛生研究所)食品に非意図的に混入する微量化学物質のリスク評価へのin silico 評価手法の適用に関する研究の分担研究4
2019国立研究開発法人国立がん研究センターアクリルアミドばく露による発がんリスク評価~大規模コホート研究保存検体を用いたコホート内症例対照研究による検討4
2019公立大学法人名古屋市立大学新規評価支援技術の開発に関する研究~毒性予測に向けたデータベースの活用方法の検討~4
2019大西貴弘(国立医薬品食品衛生研究所)アニサキス汚染実態調査およびリスク低減策の評価に関する研究4
2019杉山広(国立感染症研究所)アニサキス汚染実態調査およびリスク低減策の評価に関する研究4
2019本間正充(国立医薬品食品衛生研究所)国際動向に立脚した農薬代謝物の新たなリスク評価手法に関する研究4
2019国立大学法人筑波大学導入遺伝子が存在しない宿主ゲノム遺伝子発現改変植物由来食品の安全性評価点の解明4
2019渡辺麻衣子(国立医薬品食品衛生研究所)フモニシンのモディファイド化合物のリスク評価に関する研究の分担研究3
2019静岡県公立大学法人新規評価支援技術の開発に関する研究の分担研究3
2019広瀬明彦(国立医薬品食品衛生研究所)ベンチマークドース手法の健康影響評価における適用条件の検討3
2019独立行政法人国立病院機構重篤なアレルギーのリスクとなる果物類アレルゲンコンポーネントに関する研究の分担研究3
2019公立大学法人大阪導入遺伝子が存在しない宿主ゲノム遺伝子発現改変植物由来食品の安全性評価点の解明3
2019阿部裕(国立医薬品食品衛生研究所)合成樹脂製器具・容器包装のリスク評価における溶出試験法に関する研究3
2019六鹿元雄(国立医薬品食品衛生研究所)合成樹脂製器具・容器包装のリスク評価における溶出試験法に関する研究3
2019鈴木美成(国立医薬品食品衛生研究所)メチル水銀の脱メチル化機構における食品中の水銀/セレンのバイオジェニックナノ粒子形成2
2019国立大学法人岡山大学国際動向に立脚した農薬代謝物の新たなリスク評価手法に関する研究2
2019国立大学法人北海道大学ベンチマークドース手法の健康影響評価における適用条件の検討の分担研究2
2019国立大学法人岡山大学食品に非意図的に混入する微量化学物質のリスク評価へのin silico 評価手法の適用に関する研究2
2019国立大学法人東京農工大学導入遺伝子が存在しない宿主ゲノム遺伝子発現改変植物由来食品の安全性評価点の解明2
2019公立大学法人大阪国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究2
2019独立行政法人国立病院機構ノロウイルスによる健康被害実態及び食品寄与率の推計に関する研究2
2019地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究2
2019砂川富正(国立感染症研究所)ノロウイルスによる健康被害実態及び食品寄与率の推計に関する研究1
2019国立大学法人鹿児島大学国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究1
2019金山敦宏(防衛医科大学)ノロウイルスによる健康被害実態及び食品寄与率の推計に関する研究1
2019学校法人ヤマザキ学園体内移行に着目した食品添加物のリスク評価手法に関する研究1
2019中山達哉(国立医薬品食品衛生研究所)国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究1
2019佐々木貴正(国立医薬品食品衛生研究所)国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究1
2019杉山圭一(国立医薬品食品衛生研究所)食品に非意図的に混入する微量化学物質のリスク評価へのin silico 評価手法の適用に関する研究の分担研究1
2019窪田邦宏(国立医薬品食品衛生研究所)国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究1
2019学校法人ヤマザキ学園ベンチマークドース手法の健康影響評価における適用条件の検討の分担研究1
2019国立大学法人滋賀大学二値反応の用量反応データを対象としたベンチマークドーズ計算ソフトウェアの開発研究1
2019佐藤恭子(国立医薬品食品衛生研究所)体内移行に着目した食品添加物のリスク評価手法に関する研究1
2019高須伸二(国立医薬品食品衛生研究所)体内移行に着目した食品添加物のリスク評価手法に関する研究1
2019学校法人和洋学園国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究1
2019国立大学法人山口大学国内で多発するカンピロバクター食中毒の定量的リスク分析に関する研究の分担研究0
2019国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構国際動向に立脚した農薬代謝物の新たなリスク評価手法に関する研究0
2019国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構認知心理学を応用した中学生・高校生を対象とした食品安全に関する理解促進プログラム(教材)の開発0
2019国立大学法人大阪大学アクリルアミドばく露による発がんリスク評価~大規模コホート研究保存検体を用いたコホート内症例対照研究による検討0
2019国立大学法人岡山大学体内移行に着目した食品添加物のリスク評価手法に関する研究0

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