CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
府省庁: 環境省
事業番号: 0018
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
事業期間: 2013年〜2022年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
2050年までの温室効果ガス80%削減の達成に向け、現段階から地球温暖化対策を強化し、低炭素社会を実現するためには、あらゆる分野において更なるCO2排出量の削減が可能な技術を開発し、早期に社会に実装していくことが必要不可欠である。このため、将来的な地球温暖化対策の強化につながり、各分野におけるCO2削減ポテンシャルが相対的に大きいものの、民間の自主的な取組だけでは十分に進まない技術の開発・実証を行い、CO2排出量の大幅な削減を目指す。
事業概要
各分野におけるCO2削減ポテンシャルが相対的に大きいものの、現行の削減対策が不十分、または更なる対策の深掘りが可能な技術やシステムの内容及び性能等の要件を示し、それを満たす技術開発や実証事業を重点的に支援する (補助率:1/2)。また、事業の開始から終了まで、毎年度技術の成熟レベルを判定し、外部専門家から、問題点に対する改善策の助言や開発計画の見直し指示等を行い、効果的・効率的に事業を実施することで、開発目標の達成及び実用化の確度を高める。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 6,500 | 0 | 131 | -312 | 0 | 6,319 | 5,039 |
2018 | - | 6,500 | 0 | 312 | -1,266 | 0 | 5,546 | 4,397 |
2019 | - | 6,500 | 0 | 1,266 | -713 | 0 | 7,053 | 5,448 |
2020 | - | 6,500 | 0 | 713 | 0 | 0 | 7,213 | - |
2021 | 7,500 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
本事業の実施によって開発された技術が一定の需要を生み出すことで、338,831万t-CO2程度の波及効果を想定している。
CO2削減量 (目標:2030年度に338831 万t-CO2)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 万t-CO2 | - 万t-CO2 |
2018 | - 万t-CO2 | - 万t-CO2 |
2019 | - 万t-CO2 | - 万t-CO2 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
技術開発及び実証実施数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 40 件 | 43 件 |
2018 | 41 件 | 45 件 |
2019 | 43 件 | 46 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | りんかい日産建設株式会社 | 海洋再生可能エネルギーの推進に資する撤去可能なテーパー型基礎杭と施工手法の開発・実証 | 383 |
2019 | 西日本電信電話株式会社 | 5G基地局を構成要素とするネットワークシステムの抜本的省エネに関する技術開発 | 369 |
2019 | パナソニック株式会社 | 自立分散型エネルギーシステムを支える双方向充電システムに関する技術開発 | 256 |
2019 | 国立大学法人東京大学 | 反射波を活用した油圧シリンダ鉛直配置式波力発電装置(平塚波力発電所)の海域実証 | 251 |
2019 | 寄神建設株式会社 | 海上におけるテーパー型基礎杭の開発等 | 213 |
2019 | 国立大学法人筑波大学 | 藻類バイオマスの効率生産と高機能性プラスチック素材化による協働低炭素化技術開発 | 204 |
2019 | 株式会社豊田自動織機 | 高密度燃料電池ユニット及び高出力燃料電池ユニット並びにそれらを搭載した産業車両の開発・実証 | 200 |
2019 | 寄神建設株式会社 | テーパー杭の製造方法の開発等 | 194 |
2019 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 | 業務用・産業用純水素燃料電池(PEFC)の低コスト化及びシステム化開発・実証 | 167 |
2019 | 中川ヒューム管工業株式会社 | CO2低排出型コンクリート製建設資材の製造技術高度化及び実用化実証 | 148 |
2019 | 日本電気株式会社 | 電車回生電力の受電システムの据付及び実証運用 | 144 |
2019 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み紙おむつの再資源化技術開発 | 137 |
2019 | 富士通株式会社 | 5G基地局の省エネとネットワーク連携技術の開発 | 136 |
2019 | 株式会社IHI検査計測 | 「ナノハイブリッドキャパシタ」を用いた太陽光発電の利用率向上と自立化を支援するシステムの開発 | 136 |
2019 | 株式会社東京アールアンドデー | 燃料電池小型トラックの技術開発・実証 | 135 |
2019 | 株式会社IHI | 石炭焚火力発電等の低炭素化を促進するバイオマス爆砕システムの開発 | 117 |
2019 | 東レ株式会社 | 革新的低コスト塗布型RFIDの技術開発及び動作実証 | 102 |
2019 | 大阪市 | 複数帯水層を活用した密集市街地における業務用ビル空調向け新型熱源井の技術開発 | 94 |
2019 | 一般社団法人国際環境研究協会 | CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業において、適切な事業監督者及び課題監理者を配置するとともに、対象事業での公募・採択・事業実施・評価のために実施する審査委員会の設置・運営事務等 | 81 |
2019 | 株式会社吉田組 | 反射波を活用した油圧シリンダ鉛直配置式波力発電装置(平塚波力発電所)の海域実証 | 79 |
2019 | 株式会社日立製作所 | 電車回生電力の受電システムの据付及び実証運用 | 79 |
2019 | 株式会社東京久栄 | 反射波を活用した油圧シリンダ鉛直配置式波力発電装置(平塚波力発電所)の海域実証 | 78 |
2019 | 川崎重工業株式会社 | 反射波を活用した油圧シリンダ鉛直配置式波力発電装置(平塚波力発電所)の海域実証 | 57 |
2019 | 藻バイオテクノロジーズ株式会社 | 高濃度CO2を利用した藻類生産性向上検証 | 50 |
2019 | ヘッドスプリング株式会社 | 急速充放電器スタンド開発 | 45 |
2019 | 日本電気株式会社 | 有機有価物によるバイオプラスチック素材の製造技術の開発 | 42 |
2019 | 古河電気工業株式会社 | 交通低炭素化のための超高性能モータを実現するCNT電線の技術開発 | 40 |
2019 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | 戦略的地球温暖化対策技術開発・イノベーション等調査委託業務 | 27 |
2019 | 東邦瓦斯株式会社 | ガス差圧発電設備のパッケージ化、高効率化および低コスト化に関する開発・実証 | 27 |
2019 | 株式会社日本触媒 | グラフェンの合成技術開発とエネルギーデバイスへの応用によるCO2削減への貢献 | 20 |
2019 | 古河産業株式会社 | カーボンナノチューブ繊維化実証 | 19 |
2019 | 株式会社サニックス | 商用電動車向け高効率発電蓄電システムの開発・実証 | 12 |
2019 | 協立電機株式会社 | カーボンナノチューブ繊維加工実証 | 12 |
2019 | 株式会社KANZACC | カーボンナノチューブ繊維加工実証 | 10 |
2019 | 早稲田アカデミックソリューション | 電動バス(パンタグラフ接触式)の実証走行 | 10 |
2019 | 株式会社東京アールアンドデー | PRV-EVトラック改造支援及び改造マニュアル策定支援 | 4 |
2019 | パシフィックパワー株式会社 | 変動性再生可能エネルギーの活用に向けた仮想同期発電機概念に基づく連系用インバータ制御技術の開発 | 4 |
2019 | 中川ヒューム管工業株式会社 | CO2低排出型コンクリート製建設資材の製造技術高度化及び実用化実証 | 3 |
2019 | 株式会社オプテージ | ゼロエネルギー空調システム実証施設・設備の開発・設置 | 1 |
2019 | 株式会社名城ナノカーボン | カーボンナノチューブ合成実証 | 1 |