気候変動リスク情報創生プログラム
府省庁: 文部科学省
事業番号: 0243
担当部局: 研究開発局 環境エネルギー課
事業期間: 2012年〜2016年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
地球温暖化への適応等に寄与する政策や対策の立案に資するとともに自然災害に対応する持続的な社会を構築するためには、高い信頼性を有する気候変動予測情報や気候変動に関するリスク情報が不可欠である。このため本事業では、予測の信頼性向上、リスクの生起確率(起こりやすさ)情報創出技術及び影響を評価する技術の開発を行い、気候変動によって生じる多様なリスクのマネジメントを可能とする基盤的情報を創出するとともに、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)等の国際的取組に貢献する。
事業概要
上記の目的を達成するため、公募により競争的に選定された研究機関により以下の研究課題について、気候変動リスクに関する世界最高水準の研究等を実施。
①直面する地球環境変動の予測と診断(気候変動要因の特定とメカニズム解明、統合的予測システムの開発)
②安定化目標値設定に資する気候変動予測及び気候変動研究の推進・連携体制の構築(長期的な地球環境変動の予測、気候変動等に係る新たな科学的知見の創出)
③気候変動リスク情報の基盤技術開発(リスクの評価基盤となる確率予測情報の創出、高度利活用に資する標準的気候シナリオの創出)
④課題対応型の精密な影響評価(自然災害、水資源、生態系・生物多様性の分野に関する気候変動リスク情報の創出)
⑤気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会に関する国内外の研究動向調査 等
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 835 | 0 | 0 | 0 | 0 | 835 | 832 |
2013 | - | 835 | 0 | 0 | 0 | 0 | 835 | 826 |
2014 | - | 793 | 0 | 0 | 0 | 0 | 793 | 790 |
2015 | - | 781 | 0 | 0 | 0 | 0 | 781 | 779 |
2016 | 742 | 600 | 0 | 0 | 0 | 2 | 602 | 602 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
気候変動によって生じる多様なリスクを評価するための基盤的情報の創出に必要な気候変動予測モデルや影響評価モデル等を最終年度までに80個開発する。
気候変動予測モデルや影響評価モデル等の開発数(個) (目標:2016年度に80 個)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 個 | 53 個 |
2015 | - 個 | 69 個 |
2016 | - 個 | 87 個 |
気候変動によって生じる多様なリスクのマネジメントを可能とする基盤的情報を少なくとも年間130本の論文として創出する。
累積論文発表数(本) (目標:2016年度に650 本)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 本 | 687 本 |
2015 | - 本 | 988 本 |
2016 | - 本 | 1280 本 |
IPCCの報告書に向けた国際比較プロジェクト等を通じて、年間50件以上の国際共同研究等の海外連携を行うことにより、IPCCの報告書作成に資する等、国際的取組に貢献する。
国際共同研究等の海外連携実績(件) (目標:2016年度に50 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | 69 件 |
2015 | - 件 | 83 件 |
2016 | - 件 | 70 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
気候変動予測技術や影響を評価する技術等の開発を実施するテーマ数(件)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 27 件 | 27 件 |
2015 | 27 件 | 27 件 |
2016 | 27 件 | 27 件 |
公開シンポジウムなどによる研究成果の社会・国民への普及回数(回)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 2 回 | 2 回 |
2015 | 2 回 | 2 回 |
2016 | 2 回 | 2 回 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 | 安定化目標値設定に資する気候変動予測及び気候変動研究の推進・連携体制の構築 | 222 |
2015 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 安定化目標値設定に資する気候変動予測及び気候変動研究の推進・連携体制の構築 | 219 |
2014 | 筑波大学 | 気候変動リスク情報の基盤技術開発 | 215 |
2015 | 国立大学法人筑波大学 | 気候変動リスク情報の基盤技術開発 | 212 |
2014 | 京都大学 | 課題対応型の精密な影響評価 | 182 |
2015 | 国立大学法人京都大学 | 課題対応型の精密な影響評価 | 179 |
2016 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 安定化目標値設定に資する気候変動予測及び気候変動研究の推進・連携体制の構築 | 172 |
2016 | 国立大学法人筑波大学 | 気候変動リスク情報の基盤技術開発 | 151 |
2014 | 東京大学 | 直面する地球環境変動の予測と診断 | 146 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 直面する地球環境変動の予測と診断 | 144 |
2016 | 国立大学法人京都大学 | 課題対応型の精密な影響評価 | 138 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 直面する地球環境変動の予測と診断 | 114 |
2014 | 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 | 気候感度に関する不確実性の低減化に向けた「雲」の予測精度の向上、 初期値・境界値の最適化技術、データ同化技術の開発 | 56 |
2015 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 気候感度に関する不確実性の低減化に向けた「雲」の予測精度の向上、初期値・境界値の最適化技術、データ同化技術の開発 | 56 |
2016 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 気候感度に関する不確実性の低減化に向けた「雲」の予測精度の向上、初期値・境界値の最適化技術、データ同化技術の開発 | 46 |
2014 | 名古屋大学 | 雲解像大気・海洋・波浪結合モデルによる台風強度推定 | 28 |
2015 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 雲解像大気・海洋・波浪結合モデルによる台風強度推定 | 28 |
2016 | 一般財団法人リモート・センシング技術センター | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会に関する国内外の研究動向の調査等 | 24 |
2016 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 雲解像大気・海洋・波浪結合モデルによる台風強度推定 | 23 |
2014 | (一財)リモート・センシング技術センター | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会に関する国内外の研究動向調査等 | 22 |
2015 | 一般財団法人リモート・センシング技術センター | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会に関する国内外の研究動向の調査等 | 22 |
2014 | 名古屋大学 | 北東ユーラシア・東南アジア熱帯における 気候・生態系相互作用の解明と気候変動に対する生系影響評価研究 | 19 |
2014 | 国立研究開発法人 土木研究所 | アジアにおける水災害リスク評価と適応策情報の創生 | 18 |
2015 | 国立研究開発法人土木研究所 | アジアにおける水災害リスク評価と適応策情報の創生 | 18 |
2015 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 北東ユーラシア・東南アジア熱帯における 気候・生態系相互作用の解明と気候変動に対する生系影響評価研究 | 18 |
2015 | 国立大学法人東北大学 | 気候変動予測情報を活用した、将来の生態系・生物多様性に関する影響及びその不確実性評価研究、生態系サービス等を通した社会・経済的影響の評価研究 | 16 |
2014 | 東京大学 | アンサンブルデータの効率的なダウンスケーリング手法の開発 | 15 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | アンサンブルデータの効率的なダウンスケーリング手法の開発 | 15 |
2014 | 東北大学 | 気候変動予測情報を活用した、将来の生態系・生物多様性に関する影響及びその不確実性評価研究、生態系サービス等を通した社会・経済的影響の評価研究 | 14 |
2014 | 情報・システム研究機構 統計数理研究所 | 気候変動予測データの統計学的手法の開発 | 14 |
2014 | 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 | アンサンブル予測技術と予測実験の最適化手法の開発 | 14 |
2015 | 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 | 気候変動予測データの統計学的手法の開発 | 14 |
2015 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | アンサンブル予測技術と予測実験の最適化手法の開発 | 14 |
2016 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 北東ユーラシア・東南アジア熱帯における 気候・生態系相互作用の解明と気候変動に対する生系影響評価研究 | 14 |
2016 | 国立研究開発法人土木研究所 | アジアにおける水災害リスク評価と適応策情報の創生 | 14 |
2014 | 北海道大学 | 気候変動予測情報を活用した、将来の生態系・生物多様性に関する影響及びその不確実性評価研究、沿岸海洋生態系に対する気候変動の複合影響評価研究 | 13 |
2015 | 国立大学法人北海道大学 | 気候変動予測情報を活用した、将来の生態系・生物多様性に関する影響及びその不確実性評価研究、沿岸海洋生態系に対する気候変動の複合影響評価研究 | 13 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | アンサンブルデータの効率的なダウンスケーリング手法の開発 | 12 |
2016 | 国立大学法人東北大学 | 気候変動予測情報を活用した、将来の生態系・生物多様性に関する影響及びその不確実性評価研究、生態系サービス等を通した社会・経済的影響の評価研究 | 11 |
2016 | 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 | 気候変動予測データの統計学的手法の開発 | 11 |
2016 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | アンサンブル予測技術と予測実験の最適化手法の開発 | 11 |
2014 | 国立研究開発法人 国立環境研究所 | 気候感度に関する不確実性の低減化 | 10 |
2015 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 気候感度に関する不確実性の低減化 | 10 |
2016 | 国立大学法人北海道大学 | 気候変動予測情報を活用した、将来の生態系・生物多様性に関する影響及びその不確実性評価研究、沿岸海洋生態系に対する気候変動の複合影響評価研究 | 10 |
2016 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 気候感度に関する不確実性の低減化 | 10 |
2014 | (一財)電力中央研究所 | 社会経済シナリオを含めた気候予測実験の統合的評価 | 9 |
2015 | 一般財団法人電力中央研究所 | 社会経済シナリオを含めた気候予測実験の統合的評価 | 9 |
2014 | 国立研究開発法人 国立環境研究所 | 沿岸海洋生態系に対する気候変動の複合影響評価研究 | 8 |
2015 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 沿岸海洋生態系に対する気候変動の複合影響評価研究 | 8 |
2014 | 東京大学生産技術研究所 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 7 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 7 |
2016 | 一般財団法人電力中央研究所 | 社会経済シナリオを含めた気候予測実験の統合的評価 | 7 |
2016 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 沿岸海洋生態系に対する気候変動の複合影響評価研究 | 6 |
2016 | 一般財団法人日本気象協会 | 我が国におけるAR6/WG1執筆者候補の選考プロセス支援 | 5 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 5 |
2014 | 東京大学大学院 工学系研究科 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 4 |
2015 | 国立大学法人東京工業大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 4 |
2016 | 国立大学法人東京工業大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 3 |
2014 | 滋賀県立大学 | 安定化目標値設定に向けた社会経済シナリオに関する検討・情報収集 | 2 |
2015 | 公立大学法人滋賀県立大学 | 安定化目標値設定に向けた社会経済シナリオに関する検討・情報収集 | 2 |
2014 | 東京工業大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 1 |
2014 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 1 |
2015 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 1 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 1 |
2016 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 1 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究 | 1 |