水素社会実現に向けた革新的燃料電池技術等の活用のための研究開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0304
担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギーシステム課 水素・燃料電池戦略室
事業期間: 2020年〜2024年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助、交付
事業の目的
燃料電池及び水電解装置の普及拡大に向け、高効率・高耐久・低コストの燃料電池システム、水電解装置等の実現に向けた技術開発を行うとともに、燃料電池の多用途展開に資する製造プロセス等の技術開発を行い、定置用、モビリティ用燃料電池や水電解装置等の普及拡大を進める。これにより、水素利用の飛躍的拡大による水素社会の実現と燃料電池、水電解分野の世界市場の獲得を目指す。
事業概要
①基盤技術開発では、固体高分子形燃料電池(PEFC)については非貴金属材料による触媒やプロトン導電性を向上させた電解質等の要素技術開発を、固体酸化物形燃料電池(SOFC)については発電の高効率化に向けた燃料電池システムの要素技術開発を行う。加えて、大型モビリティへの採用が期待される高温運転に対応した燃料電池スタックの開発、燃料電池スタックのモジュール化、生産技術標準化のためのプラットフォーム構築、水電解装置の高効率・高耐久・低コスト化に寄与する膜や触媒等の高度化に向けた要素技術開発も行う。
②多用途活用技術開発では、燃料電池技術等を多様な用途に資する製造プロセス等の技術開発や技術実証を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | - | 5,250 | 0 | 0 | -825 | -52 | 4,373 | 4,373 |
2021 | - | 6,670 | 0 | 825 | 0 | 0 | 7,495 | - |
2022 | 8,760 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
2030年度に燃料電池車分野の市場を累計4兆9581億円に拡大する
燃料電池車分野の市場拡大への貢献額 (目標:2030年度に49581.0 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 億円 | - 億円 |
2030年度に業務産業用定置用燃料電池市場を累計4660億円に拡大する
業務産業用定置用燃料電池市場拡大への貢献額 (目標:2030年度に4660.0 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 億円 | - 億円 |
2030年度に燃料電池を使用した自動車を除く新たな移動体の市場を累計1兆6014億円に拡大する
燃料電池を使用した自動車を除く新たな移動体の市場規模 (目標:2030年度に16014.0 億円)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 億円 | - 億円 |
2030年にアルカリ型水電解装置のシステムコストとして5.2万円/kWを目指す。
アルカリ型水電解装置のシステムコスト (目標:2030年度に5.2 万円/kW)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 万円/kW | - 万円/kW |
2030年にPEM型水電解装置のシステムコストとして6.5万円/kWを目指す
PEM型水電解装置のシステムコスト (目標:2030年度に6.5 万円/kW)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2020 | - 万円/kW | - 万円/kW |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
最大出力密度6kW/L以上に貢献する技術を開発する。また、最大負荷点0.6V以上、最高運転温度100℃以上、航続距離800km以上、FCシステムコスト<0.4万円/kWに資する導出された技術開発件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
高性能(発電効率65%以上)、高耐久(13万時間以上)な燃料電池の実現に資する導出された技術開発件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
水電解装置のシステムコスト(アルカリ型:5.2万円/kW、PEM型:6.5万円/kW)に資する導出された技術開発件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
燃料電池の普及拡大に資する多用途化に寄与した開発件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | - 件 | - 件 |
プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2020 | 125 件 | 125 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 4,373 |
2020 | 国立大学法人山梨大学 | 高効率・高出力・高耐久PEFCを実現する革新的材料の研究開発事業 | 315 |
2020 | 技術研究組合FC-Cubic | 電気化学的特性測定技術の研究開発 | 247 |
2020 | 株式会社デンソー | 低コスト高効率化技術を用いた燃料電池システムによる多用途活用技術開発 | 200 |
2020 | 学校法人上智学院 | 高耐久性を目指したラジカルクエンチャーの研究開発 | 175 |
2020 | 公益財団法人高輝度光科学研究センター | プラットフォーム材料の解析及び解析技術の高度化の技術開発 | 115 |
2020 | 株式会社SCREENファインテックソリューションズ | MEA高速生産技術および検査技術の開発 | 112 |
2020 | 国立大学法人信州大学 | 二次元反応場制御によるナノシート触媒/触媒層の高耐久化技術開発 | 107 |
2020 | 一般財団法人電力中央研究所 | 固体酸化物形燃料電池スタックの高度評価・解析技術の研究開発 | 90 |
2020 | 株式会社デンソー | 配位高分子を用いた中温作動燃料電池の研究開発 | 89 |
2020 | 東レ株式会社 | 高信頼性炭化水素系補強電解質膜の低コスト・革新的生産技術開発 | 84 |
2020 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | マテリアルズ・インフォマティクスによる燃料電池材料の研究開発 | 83 |
2020 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 硫黄化合物等の吸着脱離メカニズム解明と被毒予防・回復技術開発 | 70 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 未踏合金カソード触媒の創製 | 70 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 配位高分子を用いた中温作動燃料電池の研究開発 | 45 |
2020 | 日清紡ケミカル株式会社 | 車載用燃料電池セパレータの大量普及時に向けた品質担保手法の開発 | 38 |
2020 | 川崎重工業株式会社 | 高出力燃料電池搭載内航船舶の実用化に向けた実証 | 18 |
2020 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 未踏合金カソード触媒の創製 | 15 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | プラットフォーム材料の解析及び解析技術の高度化の技術開発 | 15 |
2020 | 株式会社東レリサーチセンター | 高効率・高出力・高耐久PEFCを実現する革新的材料の研究開発事業 | 14 |
2020 | 株式会社名城ナノカーボン | 高性能・高耐久・低コストMEAに向けた先端要素技術の研究開発 | 13 |
2020 | 日本郵船株式会社 | 高出力燃料電池搭載内航船舶の実用化に向けた実証 | 13 |
2020 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 高耐久空冷式燃料電池システムの開発 | 12 |
2020 | 学校法人立命館 | プラットフォーム材料の解析及び解析技術の高度化の技術開発 | 10 |
2020 | 国立大学法人山形大学 | 超高電位を目指した酸化物カソードの開発・先端計測と理論解析による触媒能発現機構の解明 | 9 |
2020 | 日揮ユニバーサル株式会社 | 高効率・高出力・高耐久PEFCを実現する革新的材料の研究開発事業 | 9 |
2020 | 国立大学法人京都工芸繊維大学 | 低コストと高性能を両立した炭素繊維の研究開発 | 9 |
2020 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 高効率・高耐久・可逆作動SOFCの研究開発 | 9 |
2020 | 株式会社アイシン | 用途拡大を見据えた薄型・高効率SOFCシステムの実用化開発 | 9 |
2020 | ENEOS株式会社 | 高出力燃料電池搭載内航船舶の実用化に向けた実証 | 3 |
2020 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 | 高出力燃料電池搭載内航船舶の実用化に向けた実証 | 1 |