健康・医療情報を活用したヘルスケア・イノベーション基盤整備事業

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0035

担当部局: 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課

事業期間: 2017年〜2019年

会計区分: 一般会計

実施方法: 補助

事業の目的

生活習慣病等の領域では、各個人の生活習慣や行動をいかに効果的に変容させられるかが大きな課題。このため、IoT機器(ウェアラブル端末等)やその取得データを活用して、行動変容を促進し、生活習慣病等の予防・改善を図る実証研究を実施し、行動変容を促すアプローチの方法や、そのための機器やソフトウェアの開発につなげる。同時に、当該実証研究を通じて取得される健康情報等をデータベース化し、解析することを通じて、行動変容の促進や糖尿病等の改善につながるアルゴリズムの開発等を目指す。

事業概要

(1)生活習慣病等の行動変容促進実証研究開発(補助率10/10)
医療、健診情報及び各個人がウェアラブル端末等で取得した健康情報を収集し、当該情報を用いて個人に効果的にアプローチする手法の実証研究を実施。介入群/対照群を設けるなど、科学的に 検証可能なデザインで研究を実施し、健康情報等を活用した介入の効果を明確に検証する。本実証を通じて介入方法や機器、ソフトウェア等の効果検証・エビデンス構築を行い、事業化を促進することを目指す。 (2)健康情報データベース運営・データ解析事業(補助率10/10) 上記(1)を通じて得られる健康情報等を蓄積し、当該データを解析することを通じて、運動と糖尿病等の関係に基づく予測アルゴリズム開発、介入方法の効果比較に基づくアラートシステムの開発等、 革新的かつ効果の高い機器や手法等の開発を促進する。こうした解析を通じた新たなサービスや機器、ソフトウェア等の開発を、産学共同で実施することを通じて、事業化の促進にもつなげることを目指す。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2017-6000000600600
2018-7000000700700
2019-6870000687687
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2017201820190200400600800Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

令和7年に健康情報を活用して、糖尿病の重症化予防並びに糖尿病以外も含めた生活習慣病の予防・改善や、被保険者の健康改善等に取組む保険者数を1,000組合にする

健康情報を活用し糖尿病等の生活習慣病の重症予防等に取組む保険者数 (目標:2025年度に1000 組合)

年度当初見込み成果実績
2017- 組合- 組合
2018- 組合- 組合
2019- 組合- 組合

活動指標及び活動実績(アウトプット)

介入による生活習慣病等の改善者数

年度当初見込み活動実績
20171000 人245 人
20181000 人1002 人
20191000 人1159 人

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2019国立研究開発法人日本医療研究開発機構プロジェクトの管理687
2019国立研究開発法人国立国際医療研究センターIoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究365
2019公益財団法人愛知県健康づくり振興事業団IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究40
2019社会福祉法人恩賜財団済生会クリニカルパス標準データモデルの開発および利活用35
2019慶應義塾現場の負担を抑えたセンシングでストレスや幸福度を定量し健康経営オフィスを実現するシステムの開発33
2019公立大学法人名古屋市立大学IoT等活用行動変容研究事業/センサー内臓アンクルウェイトの開発とフレイル予防への効果の検証33
2019国立大学法人北海道大学IoTセルフケアアプリを活用した高血圧性疾患の重症化予防を目指した研究33
2019国立大学法人金沢大学生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究33
2019一般財団法人医療情報システム開発センターIoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究29
2019国立研究開発法人産業技術総合研究所IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究16
2019国立大学法人九州大学クリニカルパス標準データモデルの開発および利活用15
2019ジーワン株式会社IoT等活用行動変容研究事業/センサー内臓アンクルウェイトの開発とフレイル予防への効果の検証15
2019国立大学法人三重大学交代勤務医療従事者へのオーダーメイド睡眠改善プログラムの開発:ウェアラブルセンサーの睡眠・活動データより、機械学習で各個人のウェルビーイングを最適化するパーソナライズ睡眠プランを提供し行動変容を起こす15
2019国立大学法人京都大学睡眠時血圧測定による潜在的な臓器障害リスクの検出と臨床・保健応用15
2019国立大学法人新潟大学ウェアラブルデバイスを用いて“噛む”を行動変容することによる食生活の適正化15
2019国立研究開発法人国立成育医療研究センターIoTを活用した肥満妊産婦の重症化予防のための行動変容に関する研究13
2019北陸中央病院 (金沢大学の再委託先)生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究10
2019株式会社リンクアンドコミュニケーションIoTを活用した肥満妊産婦の重症化予防のための行動変容に関する研究9
2019国立大学法人千葉大学IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究9
2019国立大学法人東海国立大学機構IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究6
2019国立大学法人九州大学IoTセルフケアアプリを活用した高血圧性疾患の重症化予防を目指した研究5
2019学校法人自治医科大学IoT等活用行動変容研究事業/センサー内臓アンクルウェイトの開発とフレイル予防への効果の検証4
2019学校法人梅村学園IoT等活用行動変容研究事業/センサー内臓アンクルウェイトの開発とフレイル予防への効果の検証4
2019株式会社asken生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究4

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