革新型蓄電池実用化のための基盤技術の開発事業

2019
2018
2017

革新型蓄電池実用化のための基盤技術の開発事業

地球温暖化対策

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0283

担当部局: 製造産業局自動車課

事業期間: 2016年〜2020年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 委託・請負、交付

事業の目的

　自動車の燃料多様化（石油依存度の低減、再生可能エネルギーの活用）や省エネ、CO2排出削減を推進するとともに、我が国自動車産業の競争力の維持・強化を図るため、電気自動車等の次世代自動車の性能向上（ガソリン車並の航続距離を持つ電気自動車の実現等）を通じた普及拡大の加速に不可欠な革新型蓄電池の基盤技術を確立する。

事業概要

　大学・研究機関を拠点とする産学官の連携体制の下、我が国の強みである放射光ビームラインや中性子ビームラインを活用する解析技術の一層の高度化を図りつつ、現状のリチウムイオン電池の5倍のエネルギー密度（500Wh/kg以上）を有する革新型蓄電池など、ガソリン車と同等の利便性を持つ電気自動車（EV）やプラグインハイブリット（PHV）等の次世代自動車に不可欠な革新型蓄電池の2030年までに車載・実用化するために必要な基盤技術（具体的には、5Ah級セルレベルで2030年の車載化を見通せる安全性、信頼性、耐久性等が検証できた革新型蓄電池技術）を確立する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度	要求額	当初予算	補正予算	前年度から繰越し	翌年度へ繰越し	予備費等	予算計	執行額
2016	-	2,880	0	0	0	700	3,580	3,580
2017	-	2,900	0	0	0	376	3,276	3,276
2018	3,200	3,100	0	0	-4	-29	3,067	3,067
2019	3,700	3,400	0	4	0	0	3,404	-
2020	3,800	-	-	-	-	-	-	-

成果目標及び成果実績（アウトカム）

実ｾﾙ（5Ah級）を試作し、500Wh/kgの蓄電池を実現する。あわせて、耐久性、安全性についても克服困難な欠点がないことを確認する。なお、各年度毎にアウトカム指標（エネルギー密度）に関する目標値を設定することは困難なことから、最終年度に500Wh/kgの蓄電池を検証する。

エネルギー密度（目標：2020年度に500 wh/kg）

年度	当初見込み	成果実績
2016	- wh/kg	250 wh/kg
2017	- wh/kg	- wh/kg
2018	- wh/kg	319 wh/kg

活動指標及び活動実績（アウトプット）

本事業の成果により出願された特許件数

年度	当初見込み	活動実績
2016	10 件数	4 件数
2017	10 件数	10 件数
2018	15 件数	27 件数

本事業の成果により公表した学会・論文発表件数

年度	当初見込み	活動実績
2016	80 件数	81 件数
2017	130 件数	167 件数
2018	180 件数	210 件数

開発した高度解析技術の件数

年度	当初見込み	活動実績
2016	- 件数	10 件数
2017	10 件数	10 件数
2018	10 件数	10 件数

主要な支出先

年度	支出先	業務概要	支出額（百万円）
2016	国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構	プロジェクトマネジメント	3,580
2017	国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構	プロジェクトマネジメント	3,298
2018	国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構	プロジェクトマネジメント	3,067
2016	国立大学法人京都大学	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	2,268
2017	国立大学法人京都大学	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	1,744
2018	国立大学法人京都大学	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	1,464
2017	国立研究開発法人産業技術総合研究所	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	561
2018	国立研究開発法人産業技術総合研究所	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	554
2016	国立研究開発法人産業技術総合研究所	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	365
2017	一般財団法人ファインセラミックスセンター	高度解析技術開発	159
2016	一般財団法人ファインセラミックスセンター	高度解析技術開発	133
2016	国立大学法人東京大学	高度解析技術開発	117
2018	一般財団法人ファインセラミックスセンター	高度解析技術開発	112
2018	学校法人早稲田大学	高度解析技術開発	108
2016	大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構	高度解析技術開発	104
2016	学校法人早稲田大学	高度解析技術開発	100
2017	国立大学法人東京大学	高度解析技術開発	99
2016	学校法人立命館	高度解析技術開発	98
2017	学校法人立命館	高度解析技術開発	98
2017	学校法人早稲田大学	高度解析技術開発	93
2017	大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構	高度解析技術開発	92
2018	大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構	高度解析技術開発	92
2018	国立大学法人九州大学	革新型蓄電池開発	81
2018	学校法人立命館	高度解析技術開発	67
2017	国立大学法人九州大学	革新型蓄電池開発	54
2018	国立大学法人東北大学	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	52
2018	国立大学法人東京大学	高度解析技術開発	50
2018	国立大学法人三重大学	革新型蓄電池開発	48
2016	国立大学法人九州大学	革新型蓄電池開発	47
2017	国立大学法人東北大学	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	44
2016	国立研究開発法人理化学研究所	高度解析技術開発	43
2017	国立研究開発法人理化学研究所	高度解析技術開発	42
2018	国立大学法人北海道大学	革新型蓄電池開発	42
2016	国立大学法人東北大学	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	41
2016	国立大学法人北海道大学	革新型蓄電池開発	38
2018	兵庫県公立大学法人	革新型蓄電池開発	38
2016	兵庫県公立大学法人	革新型蓄電池開発	35
2018	国立大学法人東京工業大学	高度解析技術開発	35
2017	兵庫県公立大学法人	革新型蓄電池開発	33
2017	国立大学法人北海道大学	革新型蓄電池開発	32
2017	国立大学法人東京工業大学	高度解析技術開発	30
2016	学校法人神奈川大学	革新型蓄電池開発	25
2016	国立大学法人東京工業大学	高度解析技術開発	24
2017	国立大学法人東京農工大学	革新型蓄電池開発	24
2016	株式会社テクノバ	車載用蓄電池の技術開発の方向性に関する検討	20
2016	マクセル株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	13
2017	マクセル株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	13
2018	マクセル株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	13
2017	日産自動車株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	10
2016	日産自動車株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	9
2018	日産自動車株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	9
2018	国立研究開発法人理化学研究所	高度解析技術開発	6
2016	パナソニック株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	5
2016	ソニーグループ株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	5
2017	パナソニック株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	5
2018	パナソニック株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	5
2016	トヨタ自動車株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	4
2017	トヨタ自動車株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	4
2017	ソニーグループ株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	4
2018	ソニーグループ株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	4
2018	トヨタ自動車株式会社	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	3
2018	株式会社本田技術研究所	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	3
2016	株式会社本田技術研究所	高度解析技術開発、革新型蓄電池開発	1
2016	株式会社豊田中央研究所	高度解析技術開発	1
2017	株式会社豊田中央研究所	高度解析技術開発	1
2018	株式会社豊田中央研究所	高度解析技術開発	1

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