鉱物資源開発の推進のための探査等事業委託費
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0275
担当部局: 資源エネルギー庁 資源・燃料部 鉱物資源課
事業期間: 2015年〜終了予定なし
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
省エネルギー社会の実現や再生可能エネルギーの導入加速に資する省エネルギー機器や再生可能エネルギー関連設備の製造には、銅、鉛、白金族、レアアース等の鉱物資源が不可欠である。これらの鉱物資源の大宗を海外に依存する我が国にとって、供給の不確実性を低減させることが重要であるため、供給源の多角化を図り、鉱物資源の安定供給確保を図る。
事業概要
省エネルギー機器や再生可能エネルギー関連設備の製造に不可欠な鉱物資源の安定供給確保を図るため、蓄電池用として使用量が世界レベルで大幅かつ急速に拡大しているリチウム、コバルト等、今後の需給のひっ迫が懸念される鉱物資源について、重点的に資源探査等を行う。また、資源ナショナリズムが急速に高まりつつある中、資源外交の一環として、我が国の有する探鉱・環境保全に関する優れた技術・ノウハウの技術移転等により資源国との関係強化を図るための技術調査を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | - | 1,692 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,692 | 1,524 |
2016 | - | 2,235 | 400 | 0 | -568 | 0 | 2,067 | 2,051 |
2017 | - | 2,000 | 0 | 568 | -346 | 0 | 2,222 | 2,177 |
2018 | 2,300 | 2,000 | 0 | 346 | -500 | 0 | 1,846 | 1,771 |
2019 | 2,000 | 1,982 | 0 | 500 | 0 | 0 | 2,482 | - |
2020 | 1,982 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
ベースメタル(銅)の潜在的な資源量の確保
ベースメタル(銅)の潜在的な資源量(累計) (目標:2022年度に75 万トン)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万トン | - 万トン |
2017 | - 万トン | - 万トン |
2018 | - 万トン | 10 万トン |
ベースメタルの自給率 2030年までにベースメタル(銅、鉛、亜鉛、錫)の自給率80%以上を達成する
ベースメタルの潜在的な資源量(累計) (目標:2030年度に80 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 51 % |
2017 | - % | 51 % |
2018 | - % | - % |
省エネルギー量 平成42年度までに2013年度比で原油換算5,030万kl程度の省エネルギーを達成する
省エネルギー量 (目標:2030年度に5030 万kl)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 万kl | - 万kl |
2017 | - 万kl | - 万kl |
2018 | - 万kl | - 万kl |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
プロジェクト件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 20 件 | 20 件 |
2017 | 17 件 | 17 件 |
2018 | 19 件 | 19 件 |
ボーリングによる新規着鉱を得た件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 1 件 | 2 件 |
2017 | 1 件 | 1 件 |
2018 | 1 件 | 5 件 |
秘密保持契約締結数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 5 件 | 7 件 |
2017 | 5 件 | 6 件 |
2018 | 5 件 | 8 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2017 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 鉱物資源基盤調査、新精錬・回収技術の調査検討、環境保全等調査等 | 2,124 |
2016 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 探査プロジェクト管理、プロジェクト選定評価、探査計画、探査データ解析、製錬技術調査 | 1,874 |
2018 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 鉱物資源基盤調査、新製錬・回収技術の調査検討、環境保全等調査等 | 1,635 |
2016 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 鉱物資源の供給国に対し、環境対策等調査、 研修員受入、専門家派遣、セミナー開催等を通じた支援を実施 | 102 |
2018 | 日鉄鉱コンサルタント株式会社 | 地化学探査 | 100 |
2018 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 資源開発可能性調査 | 88 |
2018 | Target Geologia Mineracao e Meio Ambiente Ltda | 鉱物資源共同調査における地質コンサル | 81 |
2016 | 日鉄鉱コンサルタント株式会社 | カンボジアにおけるボーリング調査 | 70 |
2017 | 日鉄鉱コンサルタント株式会社 | カンボジアにおける地化学探査 | 56 |
2016 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 鉱工業の科学技術に関する研究及び開発等の業務 | 48 |
2016 | 双日株式会社 | ブラジルにおけるレアアース回収技術研究 | 47 |
2017 | .McMillan LLP | 鉱物賦存可能性等調査に関する法務コンサル | 41 |
2018 | Target Geologia Mineracao e Meio Ambiente Ltda | 鉱物資源共同調査における地質コンサル | 39 |
2016 | 一般財団法人国際資源開発研修センター | ペルーにおける環境対策等調査、技術研修、専門家派遣、セミナー開催 | 28 |
2017 | 一般財団法人国際資源開発研修センター | ペルーにおける環境対策等調査 | 28 |
2018 | 一般財団法人国際資源開発研修センター | 環境対策等調査 | 28 |
2016 | 一般財団法人国際資源開発研修センター | カンボジアにおける地化学探査 | 27 |
2018 | McMillan LLP | 鉱物資源共同調査等に関する法務コンサル | 20 |
2018 | 日本工営株式会社 | 鉱山周辺インフラ調査 | 20 |
2017 | 株式会社三菱総合研究所 | 鉱物資源確保戦略策定に係る基礎調査 | 18 |
2016 | 株式会社日本旅行 | オセアニア及び中東地域における鉱山周辺インフラ等調査 | 15 |
2017 | 日本工営株式会社 | 中南米地域における鉱山等周辺インフラ等調査 | 15 |
2018 | アクセンチュア株式会社 | 鉱物資源施策最適化基礎調査 | 15 |
2017 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 | 鉱物資源の供給安定性評価調査 | 14 |
2018 | FALCON & HUME | 南アフリカウォーターバーグ共同調査に関する法務コンサル | 13 |
2018 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 | 鉱物資源供給安定性評価調査 | 13 |
2016 | 株式会社三菱総合研究所 | 鉱物資源の供給安定性評価調査 | 12 |
2017 | 有限会社ビジョンブリッジ | フィリピン政府有力者の招聘 | 12 |
2016 | 株式会社日本旅行 | 南アフリカ政府有力者の招聘 | 10 |
2016 | 双日株式会社 | 銅精鉱中からの有用成分と不純物の分離方法の調査研究 | 10 |
2016 | アサヒプリテック株式会社 | 鉱山系原料ならびにリサイクル系原料に対応する新PGM精錬プロセスの開発に関する調査 | 10 |
2016 | 三井金属資源開発株式会社 | 未回収コバルトの回収技術調査 | 6 |
2017 | JFEテクノリサーチ株式会社 | 水銀に関する水俣条約 | 6 |
2016 | Kazgeolgy | カザフスタン共和国における共同予備調査 | 5 |
2017 | 学校法人千葉工業大学 | 使用済みメタル担持自動車排ガス浄化触媒からの白金族金属の分離・回収 | 5 |
2017 | 国立大学法人秋田大学 | 白金族元素(パラジウム、白金、ロジウム)を相互分離する新規抽出剤の創出とPGM回収プロセスの開発 | 5 |
2017 | 国立大学法人岩手大学 | 低品位銅アノードを電解精製可能な電解液系の開発 | 5 |
2017 | 国立大学法人秋田大学 | 物理選別と化学的分離法を用いた廃電子基板からのスズの回収と精製 | 5 |
2017 | 学校法人早稲田大学 | プロセスミネラロジーに基づいたミャンマー産黒鉱型鉱石に対する最適選鉱プロセスの提案 | 5 |
2017 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 連続向流泡沫分離法による稀薄溶液からの希少金属の選択分離回収 | 5 |
2017 | 国立大学法人京都大学 | 低品位鉱石の有用資源化に向けた高リスク素材活用材料に関する研究 | 5 |
2017 | 国立大学法人横浜国立大学 | 希土類元素高純度化に向けたイオン液体系抽出-電解技術の開発 | 5 |
2017 | 国立大学法人東京工業大学 | 難抽出性白金族元素活性化による迅速溶媒抽出技術の開発 | 5 |
2017 | 国立大学法人千葉大学 | 新規硫黄吸着材を用いた低濃度貴金属元素(金、白金、パラジウム)の革新的分離・回収プロセスの開発 | 5 |
2018 | 住鉱資源開発株式会社 | 鉱石選鉱試験 | 5 |
2018 | 三井金属資源開発株式会社 | 未回収コバルトの回収技術調査 | 5 |
2018 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 連続向流泡沫分離法による稀薄溶液からの希少金属の選択分離回収 | 5 |
2018 | 国立大学法人千葉大学 | 新規硫黄吸着材を用いた低濃度貴金属元素(金、白金、パラジウム)の革新的分離・回収プロセスの開発 | 5 |
2018 | 国立大学法人京都大学 | 低品位鉱石の有用資源化に向けた高リスク素材活用材料に関する研究 | 5 |
2018 | 国立大学法人東京工業大学 | 難抽出性白金族元素活性化による迅速溶媒抽出技術の開発 | 5 |
2018 | 国立大学法人横浜国立大学 | 希土類元素高純度化に向けたイオン液体系抽出-電解技術の開発 | 5 |
2018 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | アンチモンに選択性を発現する吸着分離剤の開発 | 5 |
2018 | 学校法人千葉工業大学 | 黄銅からの鉛およびビスマスの除去法の開発 | 5 |
2018 | 国立大学法人京都大学 | 銅電解製錬における異常折出の開始と成長メカニズムの解明 | 5 |
2018 | 国立大学法人京都大学 | 黄銅鉱湿式製錬の高度化に向けたハロゲン化物イオンによる浸出促進効果の解明 | 5 |
2018 | 国立大学法人岩手大学 | 鉛製錬乾式工程における貴金属の損失低減に向けた基礎研究 | 5 |
2016 | 国立大学法人東北大学 | 選択硫化法、溶媒抽出法による抽出法等を用いたレアアース回収技術調査の共同研究 | 4 |
2018 | 三菱マテリアルテクノ株式会社 | アフリカ地域における鉱害情報収集 | 4 |
2016 | 国立大学法人愛媛大学 | 乾式製錬技術に基づくソーラーパネルのリサイクル技術の開発 | 3 |
2016 | 国立大学法人岩手大学 | 低品位銅アノードを電解精製可能な電解液系の開発 | 3 |
2016 | 学校法人千葉工業大学 | 使用済みメタル担持自動車排ガス浄化触媒からの白金族金属の分離・回収 | 3 |
2016 | 学校法人早稲田大学 | プロセスミネラロジーに基づいたミャンマー産黒鉱型鉱石に対する最適選鉱プロセスの提案 | 3 |
2016 | 公立大学法人大阪府立大学 | プロセスミネラロジーに基づいたミャンマー産黒鉱型鉱石に対する最適選鉱プロセスの提案 | 3 |
2016 | 国立大学法人秋田大学 | 物理選別と化学的分離法を用いた廃電子基板からのスズの回収と精製 | 3 |
2016 | 学校法人芝浦工業大学 | 低濃度REE廃液からの微生物を用いたDy等レアアース固化精製の連続プロセス構築のための基礎研究 | 3 |
2017 | 国立大学法人愛媛大学 | 乾式製錬技術にもとづくソーラーパネルのリサイクル技術の開発 | 3 |
2017 | 学校法人福岡工業大学 | アンモニウム塩を用いた低品位廃棄物からのレアメタル選択回収 | 3 |
2018 | 日鉄鉱コンサルタント株式会社 | 鉱床等情報収集 | 3 |
2018 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | イオン伝導体分離法による使用済リチウムイオン電池からの高純度原料生成に関するコスト実証試験 | 3 |
2016 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | 放射光を用いたイオン吸着鉱中のレアアース存在形態の解析 | 2 |
2016 | 国立大学法人秋田大学 | 白金族元素(パラジウム、白金、ロジウム)を相互分離する新規抽出剤の創出とPGM回収プロセスの開発 | 2 |
2017 | Target GMMA Ltda | 鉱物賦存可能性等を調査するための地質コンサル | 2 |
2018 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | 鉱石元素分析 | 2 |
2018 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 | 鉱石元素分析 | 2 |
2018 | MinterEllison | 鉱物資源共同調査等に関する法務コンサル | 2 |
2016 | 国立大学法人東京大学 | レアアース鉱石からのレアアース抽出実験 | 1 |
2018 | 株式会社オープン・ジー・アイ・エス | 鉱物資源情報電子化作業 | 1 |