科学技術に関する人材の養成・活躍促進
府省庁: 文部科学省
事業番号: 20-0212
担当部局: 科学技術・学術政策局 人材政策課
事業期間: 2011年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
若手研究者の安定かつ自立した研究環境の整備や女性研究者の活躍促進など、科学技術イノベーションを担う多様な人材の育成や活躍促進を図るための取組を推進する。
事業概要
【科学技術人材育成費補助金】
○ 卓越研究員事業【定額補助】:優れた若手研究者が産学官の研究機関において安定かつ自立した研究環境を得て自主的・自立的な研究に専念できるよう、研究者及び研究機関に対する支援を行う。
○ テニュアトラック普及・定着事業【定額補助】:大学等の研究機関におけるテニュアトラック制の普及・定着を図るため、機関における体制整備のための経費やテニュアトラック制により採用された研究者の研究費を支援する。令和2年度終了。
○ ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ【定額補助】:女性研究者の活躍促進を図るため、出産・育児等のライフイベントにかかわらず研究を継続できる環境の整備や、女性研究者の上位職登用の推進に取り組む大学等を支援する。
○ 科学技術人材育成のコンソーシアムの構築【定額補助】:科学技術イノベーションの重要な担い手である若手研究者育成のため、複数の研究機関が連携し形成するコンソーシアムによるモデルとなるプログラムの開発を支援する。
○世界で活躍できる研究者戦略育成事業【定額補助】:国内外の先進事例の知見を取り入れ、世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発するとともに、研究室単位ではなく組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学等を支援する。
【科学技術人材養成等委託費】
○ 理数学生育成プログラム(サイエンス・インカレ):全国の自然科学分野を学ぶ学部生等が自主研究を発表し切磋琢磨し合う場を構築する。
○ 科学技術イノベーション創出基盤に関する課題の調査分析:科学技術人材育成費補助金の各事業において、各プロジェクトの公募・審査、採択されたプロジェクトの審査・評価等に係る業務を実施する。
○ リサーチ・アドミニストレーターの認定制度の実施に向けた調査・検証: リサーチ・アドミニストレーター(URA)の認定制度により、URAに必要とされる実務能力について業務内容・レベル毎に客観的に質的保証を行うため、質保証(認定)制度構築に向けた制度設計、試行に係る調査研究を実施する。
〇 科学技術・イノベーション人材の育成・確保等に関する調査:大学等における優れた研究者の育成等に関する諸外国における関連施策の立案状況について、調査・分析を行う。
【事務費】
○ 技術士法の施行:技術士法に基づき、技術士第一次、第二次試験の実施運営、問題作成及び合格者等への各種証明書発行、資格保有者の登録と、そのためのデータ管理等を指定試験・登録機関への委託等により実施するものである。なお、技術士第二次試験合格者は、技術士登録簿への登録後、技術士登録証が付与される。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 5,182 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5,182 | 4,644 |
2019 | - | 4,222 | -0 | 0 | 0 | 0 | 4,222 | 3,420 |
2020 | - | 3,406 | -1 | 0 | 0 | 0 | 3,406 | 2,601 |
2021 | - | 3,006 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3,006 | - |
2022 | 2,605 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
卓越研究員事業において一覧化公開されたポストに就いた若手研究者の数が、ニッポン一億総活躍プランに掲げた150人を上回る
卓越研究員事業において公開されたポストに就いた若手研究者の数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 人 | 82 人 |
2019 | - 人 | 62 人 |
2020 | - 人 | 50 人 |
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブにおいて支援機関に在籍する研究者のうち女性の割合が、全国平均を上回る
研究機関に在籍する研究者のうち女性の割合 ※令和元年度については、現在調査中のため「 - 」としている。令和3年6月頃確定。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | 16.8 % |
2019 | - % | 20.4 % |
2020 | - % | - % |
研究開発者を採用した企業のうち、博士課程修了者を採用した企業の割合を過去3年間の平均以上とする
研究開発者を採用した企業のうち、博士課程修了者を採用した企業の割合 ※目標年度は毎年度 ※直近3年間の実績の平均値が、前年度の目標値を下回った場合、前年度の目標値を当該値を目標値とする。 ※令和元年度成果実績、達成度は、調査中のため「-」としている。令和3年6月頃確定。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | 16.9 % |
2019 | - % | - % |
2020 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
支援対象の卓越研究員数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 230 人 | 204 人 |
2019 | 267 人 | 243 人 |
2020 | 298 人 | 280 人 |
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブの支援件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 31 件数 | 27 件数 |
2019 | 26 件数 | 26 件数 |
2020 | 26 件数 | 26 件数 |
サイエンス・インカレへの参加者数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 200 人 | 224 人 |
2019 | 200 人 | 180 人 |
2020 | 200 人 | 165 人 |
世界で活躍できる研究者戦略育成事業における研究者育成プログラムの対象者数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 人 | - 人 |
2019 | 5 人 | - 人 |
2020 | 31 人 | 32 人 |
技術士登録者数 ※当初見込みは設定していなため - としている。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 人 | 92073 人 |
2019 | - 人 | 94118 人 |
2020 | - 人 | 95072 人 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人科学技術振興機構 | 科学技術基本計画に基づき実施される事業における課題の公募・審査・推進・評価等に係る事業を推進するとともに、当該事業の課題・問題点の調査・分析を行う。 (科学技術イノベーション創出基盤に関する課題の調査分析) | 1,823 |
2020 | 独立行政法人日本学術振興会 | 卓越研究員事業に係る公募・審査等業務を実施する。 | 1,064 |
2020 | 独立行政法人日本学術振興会 | 卓越研究員事業に係る公募・審査等業務を実施する。 (卓越研究員事業) | 1,064 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 81 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 (世界で活躍できる研究者戦略育成事業) | 81 |
2020 | 国立大学法人大阪大学 | AI、IoT、ビッグデータ、セキュリティ等を高度に駆使する人材の発掘・育成・活躍促進、ひいてはデータを利活用した未来社会の創造への貢献を図る取組を行う。 (データ関連人材育成プログラム) | 69 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | 若手研究者に対し安定かつ自立した研究環境を整備する。 (卓越研究員事業) | 68 |
2020 | 国立研究開発法人科学技術振興機構 | 効果的なプログラムを効率的に開発するため、各機関の知見の集約・分析や海外の先進事例等に関する情報の収集・分析を行い、我が国の研究者育成プログラムの標準モデルや共通メニューの開発を行い、開発されたプログラムの普及に向けた方策の検討を行う。 | 67 |
2020 | 国立研究開発法人科学技術振興機構 | 効果的なプログラムを効率的に開発するため、各機関の知見の集約・分析や海外の先進事例等に関する情報の収集・分析を行い、我が国の研究者育成プログラムの標準モデルや共通メニューの開発を行い、開発されたプログラムの普及に向けた方策の検討を行う。 (世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業) | 67 |
2020 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 若手研究者に対し安定かつ自立した研究環境を整備する。 (卓越研究員事業) | 60 |
2020 | 国立大学法人京都大学 | 若手研究者に対し安定かつ自立した研究環境を整備する。 (卓越研究員事業) | 60 |
2020 | 国立大学法人金沢大学 | 若手研究者に対し安定かつ自立した研究環境を整備する。 (卓越研究員事業) | 58 |
2020 | 株式会社日経ビーピー | 科学分野を学ぶ学部生等が自主研究を発表し切磋琢磨し合う場(サイエンス・インカレ)の運営を行う。 (理数学生育成プログラム) | 57 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 52 |
2020 | 国立大学法人東北大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 (世界で活躍できる研究者戦略育成事業) | 52 |
2020 | 国立大学法人大阪大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 50 |
2020 | 国立大学法人大阪大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 (ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ) | 50 |
2020 | 国立大学法人佐賀大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 47 |
2020 | 国立大学法人広島大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 42 |
2020 | 国立大学法人長岡技術科学大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 42 |
2020 | 国立大学法人北海道大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 37 |
2020 | 国立大学法人長崎大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 37 |
2020 | 国立大学法人山口大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 34 |
2020 | 国立大学法人九州大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 33 |
2020 | 国立大学法人奈良女子大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 30 |
2020 | 国立大学法人島根大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 30 |
2020 | 国立大学法人横浜国立大学 | 研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現を図る取組を行う。 | 30 |
2020 | 国立大学法人山口大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 10 |
2020 | 国立大学法人岩手大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 7 |
2020 | 国立大学法人山形大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 6 |
2020 | 国立大学法人福島大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 4 |
2020 | 国立大学法人秋田大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 4 |
2020 | 国立大学法人弘前大学 | 世界トップクラスの研究者育成に向けたプログラムを開発し、組織的な研究者育成システムを構築し、優れた研究者の戦略的育成を推進する大学・研究機関を支援する。 | 4 |