次世代構造部材・システム技術に関する開発事業(旧:次世代構造部材・システム技術開発)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0268
担当部局: 製造産業局 航空機武器宇宙産業課 金属課 素材産業課 産業機械課
事業期間: 2015年〜2019年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
本事業は、他部門に比して需要増加の著しい運輸部門のエネルギー使用合理化を推進するため、航空機、高速車両等輸送機器の軽量化等を図ることが必要であることから、軽量・高強度な先進材料の構造体への大幅な導入、機器の電動化や熱制御効率化技術の導入を早期かつ効率的に実現することを目的とする。
事業概要
運輸部門等でのエネルギー・環境に係る諸問題を解決すべく、次世代の構造部材及びシステム技術を開発することにより、航空機、高速車両等輸送機器への先進材料及びシステムの本格導入を加速させ、更なる運輸部門の飛躍的なエネルギーの使用合理化を実現する。特に、軽量化の観点から複合材料を中心とした材料関連技術開発及びエネルギー使用効率を高めるシステム関連技術開発を両輪として研究開発を実施。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | - | 1,200 | 0 | 0 | 0 | 552 | 1,726 | 1,726 |
2016 | - | 1,375 | 0 | 26 | 0 | 0 | 1,401 | - |
2017 | 3,100 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
炭素繊維複合材の高生産性・低コスト生産技術について、適用部位を明確にした上で、平成31年度においてTRL5(想定使用環境下での実用可能性の妥当性を確認)を目指す。
開発された技術の採用による次世代航空機一機あたりCO2排出削減量 (次世代航空機への成果搭載には超長期間を要すことから、向こう3年間での中間目標を設定することは困難。) (目標:2030年度に15 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - % | - % |
セラミックス基複合材(CMC)について、平成36年度においてTRL5を目指す。
TRL(Technology Readiness Level:技術成熟度) (目標:2019年度に5 TRL)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - TRL | - TRL |
航空機用難削材の加工工具作製のための予測技術、加工条件設定の予測技術の精緻化を図り、平成31年度において加工コスト(時間)の30%の削減を目指す。
TRL(Technology Readiness Level:技術成熟度) (目標:2024年度に5 TRL)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - TRL | - TRL |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
事業件数 (最終的に次世代航空機に搭載されることを目指す事業の件数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 6 件 | 6 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2015 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | 研究開発等マネジメント | 1,726 |
2015 | 宇部興産株式会社 | 軽量耐熱複合材CMC高性能材料開発 | 460 |
2015 | 川崎重工業株式会社 | 航空機用複合材料の複雑形状積層技術開発 | 270 |
2015 | 株式会社IHI | 軽量耐熱複合材CMC基盤技術開発 | 185 |
2015 | 川崎重工業株式会社 | 軽量耐熱複合材CMC高性能材料開発 | 172 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 航空機用難削材切削技術等の研究開発 | 140 |
2015 | 株式会社SUBARU | 接着構造健全性診断技術開発 チタン合金粉末焼結技術開発 マグネシウム合金加工・組立プロセス開発 | 95 |
2015 | 三菱重工業株式会社 | 構造健全性診断技術開発 マグネシウム合金加工・組立プロセス開発 | 81 |
2015 | 川崎重工業株式会社 | 複合材構造衝撃損傷検知システム技術開発 チタン合金接合技術開発 | 75 |
2015 | 一般財団法人素形材センター | 総合調査研究 | 70 |
2015 | 東レ株式会社 | 熱可塑複合材製造プロセスモニタリング技術開発 高生産性・易賦形複合材開発 | 50 |
2015 | 国立大学法人東北大学 | 航空機用構造設計シミュレーション技術開発 | 37 |
2015 | 株式会社豊田自動織機 | CMCプリフォーム | 32 |
2015 | アンリツ株式会社 | 複合材構造衝撃損傷検知システム技術開発 | 20 |
2015 | 横河電機株式会社 | 構造健全性診断技術開発 | 20 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 損傷許容評価 CVIプロセス最適化 | 19 |
2015 | 川崎重工業株式会社 | 3次元織物製造技術 CMC材料特性検証 | 15 |
2015 | 国立大学法人東京農工大学 | 先進アルミ合金高速切削技術開発 | 14 |
2015 | 株式会社槌屋 | 熱可塑複合材製造プロセスモニタリング技術開発 | 14 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 構造健全性診断技術開発 接着構造健全性診断技術開発 構造成形モニタリング技術開発 | 12 |
2015 | 学校法人東京電機大学 | 炭素繊維複合材高速切削技術開発 | 11 |
2015 | 株式会社IHI | 軽量耐熱複合材CMC高性能材料開発 | 11 |
2015 | シキボウ株式会社 | 3次元織物製造技術 | 10 |
2015 | 新潟県 | 炭素繊維複合材高速切削技術開発 | 10 |
2015 | 上智大学 | 分野横断(空力・構造・強度)シームレス機体設計シミュレーター開発 シミュレーション援用による認証プロセスの低コスト化 | 7 |
2015 | 国立大学法人九州大学 | CVIプロセス最適化 | 7 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | CMC材料検査・健全性評価 | 6 |
2015 | 国立大学法人熊本大学 | マグネシウム合金開発 | 6 |
2015 | 川崎重工業株式会社 | 分野横断(空力・構造・強度)シームレス機体設計シミュレーター開発 シミュレーション援用による認証プロセスの低コスト化 | 5 |
2015 | 株式会社IHI | CMC材料特性検証 | 5 |
2015 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | コーディング | 5 |
2015 | 国立大学法人東北大学 | 先進アルミ合金及びチタン合金高速切削技術開発 | 5 |
2015 | シキボウ株式会社 | 軽量耐熱複合材CMC高性能材料開発 | 5 |
2015 | イビデン株式会社 | 繊維界面コーティング | 4 |
2015 | 学校法人東京理科大学 | 損傷許容評価 コーティング | 4 |
2015 | 国立大学法人大阪大学 | チタン合金接合技術開発 | 4 |
2015 | 国立大学法人東北大学 | チタン合金接合技術開発 チタン合金粉末焼結技術開発 | 4 |
2015 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | コーディング | 3 |
2015 | 国立大学法人東北大学 | 損傷許容評価 | 3 |
2015 | 国立大学法人室蘭工業大学 | コーディング | 3 |
2015 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 接着構造健全性診断技術開発 | 3 |
2015 | 国立大学法人京都大学 | 構造成形モニタリング技術開発 高生産性・易賦形複合材開発 | 3 |
2015 | 学校法人東京理科大学 | 複合材の特性を活かした機体構造設計シミュレーターの開発と実験的検証 | 2 |
2015 | 国立大学法人東京工業大学 | 複合材の特性を活かした機体構造設計シミュレーターの開発と実験的検証 | 2 |
2015 | 公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学 | 繊維熱分解解析 | 2 |
2015 | 学校法人東京理科大学 | 高生産性・易賦形複合材開発 | 2 |
2015 | 学校法人金沢工業大学 | 構造成形モニタリング技術開発 | 2 |
2015 | 東レ株式会社 | 複合材の特性を活かした機体構造設計シミュレーターの開発と実験的検証 | 1 |
2015 | 国立大学法人群馬大学 | ポリマー製造条件確立 | 1 |
2015 | 公益財団法人特殊無機材料研究所 | 繊維構造解析 | 1 |
2015 | 国立大学法人秋田大学 | 熱可塑複合材製造プロセスモニタリング技術開発 | 1 |