太陽光発電の導入可能量拡大等に向けた技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0305
担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課
事業期間: 2020年〜2024年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、太陽光発電の更なる高効率化や低コスト化、国産化による安定供給の期待がある要素技術の開発を行い、太陽光発電の中長期的な導入可能量の大幅拡大の実現を目指す。また、発電設備の信頼性・安全確保、資源の再利用化を可能とするリサイクル技術の開発、出力の変動を高度に予測するための発電量予測技術、系統影響を緩和する技術の開発等を行い、太陽光発電の長期安定電源化に資することを目的とする。
事業概要
本事業は、太陽光発電の長期安定電源化に資するため、発電設備の信頼性・安全確保、資源の再利用化を可能とするリサイクル技術、出力の変動を高度に予測するための発電量予測技術、系統影響緩和のための技術の開発等を行い、太陽光発電の安定的な主力電源としていくことを目指す。また、 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、太陽電池の多様な可能性を追求し、更なる導入拡大を図るため、レアメタルを利用した超高効率太陽電池の高付加価値分野への利活用拡大のための技術開発や、2種類の電池を積層して組合せ、効率的に光を吸収することを可能とするタンデム型の要素技術の開発等を行う。(委託、共同研究(2/3、1/2)、助成(1/2))
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | - | 3,000 | 0 | 0 | -195 | 0 | 2,805 | 2,805 |
| 2021 | - | 3,300 | 0 | 195 | 0 | 0 | 3,495 | - |
| 2022 | 3,300 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
既存の太陽電池の変換効率の理論限界値を超える太陽電池の要素技術を開発する。
太陽電池セル(実験室内の試作品レベル)の変換効率(太陽電池からの電気出力÷太陽電池に入った太陽エネルギー)*100 【%】 (目標:2024年度に30.0 %)
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - % | 23.3 % |
太陽電池モジュールを低コストで高い資源回収率を両立するリサイクル技術を確立する。
資源回収率 (回収した資源の重量÷太陽光パネルの重量)*100 【%】 (目標:2024年度に80.0 %)
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - % | - % |
安全ガイドラインを策定する
ガイドライン策定件数 【件】 (「急傾斜地」、「水上」、「営農」設置型が対象) (目標:2022年度に3.0 件)
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
プロジェクト実施数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - 件 | 29 件 |
太陽光発電のタンデム化技術等の要素技術が確立した事業件数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - 件 | - 件 |
太陽光パネルのマテリアルリサイクルの要素技術が確立した事業件数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - 件 | - 件 |
太陽光発電システムの評価・日射予測等に係る要素技術が確立した事業件数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - 件 | - 件 |
太陽光発電システムの系統影響緩和等に係る要素技術が確立した事業件数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2020 | - 件 | - 件 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
|---|---|---|---|
| 2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 2,805 |
| 2020 | 国立大学法人東京大学 | ペロブスカイト太陽電池の新市場創出に向けた高効率化材料技術と製膜技術の開発 | 200 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 新型太陽電池評価要素技術の高度化・高精度評価技術の開発 | 127 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 界面制御による高性能化技術と性能評価技術の開発 | 108 |
| 2020 | 出光興産株式会社 | 多様な基板に適用可能な軽量CIS太陽電池 製造要素技術の開発 | 104 |
| 2020 | 株式会社カネカ | 壁面設置太陽光発電システムの効率向上、長寿命化技術開発 | 100 |
| 2020 | 株式会社カネカ | 次世代モジュール技術開発/高効率タンデム型太陽電池モジュールの開発 | 100 |
| 2020 | シャープ株式会社 | 超高効率モジュール技術開発/超高効率低コストセル・モジュール技術開発 | 97 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 超高効率モジュール技術開発/低コストエピ・接合技術開発 | 97 |
| 2020 | 国立大学法人東京大学 | 超高効率モジュール技術開発/超高効率低コストセル・モジュール技術開発 | 95 |
| 2020 | 国立大学法人京都大学 | 高自由度設計フィルム型ペロブスカイト太陽電池の基盤技術研究開発 | 85 |
| 2020 | ソーラーフロンティア株式会社 | 結晶シリコン及びCIS太陽電池モジュールの低環境負荷マテリアルリサイクル技術実証 | 80 |
| 2020 | 日本酸素ホールディングス株式会社 | 超高効率モジュール技術開発/低コスト成膜装置開発 | 79 |
| 2020 | 国立大学法人東京大学 | ビル壁面開口部向けシースルー太陽電池の開発/赤外光を有効利用する量子ドット太陽電池の開発 | 78 |
| 2020 | 太陽光発電技術研究組合 | 壁面設置太陽光発電システム市場拡大のための共通基盤技術の開発とガイドライン策定 | 77 |
| 2020 | 株式会社トクヤマ | 太陽電池モジュールの低温熱分解法によるリサイクル技術開発 | 66 |
| 2020 | 株式会社カネカ | ZEB達成に向けた同時同量を実現する太陽光発電システムの実証 | 65 |
| 2020 | 学校法人早稲田大学 | 壁面設置太陽光発電システム技術開発(開口部)/高性能化に向けたBIPV材料技術開発 | 64 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 次世代モジュール技術開発/実用サイズペロブスカイト・シリコンタンデム太陽電池実現のためのプロセス技術開発 | 59 |
| 2020 | パナソニック株式会社 | 壁面設置太陽光発電システム技術開発(開口部)/ペロブスカイトBIPVモジュールの研究開発 | 51 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 軽量基板上化合物薄膜太陽電池の高効率化技術開発 | 47 |
| 2020 | 一般財団法人日本気象協会 | 日射量の短期予測に関する研究開発 | 47 |
| 2020 | シャープ株式会社 | 高自由度設計フィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールの研究開発 | 43 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 壁面設置太陽電池モジュールの高性能化技術開発 | 42 |
| 2020 | 一般社団法人構造耐力評価機構 | 特殊な設置形態の太陽光発電設備に関する安全性確保のためのガイドライン策定 | 41 |
| 2020 | 太陽光発電技術研究組合 | 高安全PVモジュール、高安全PVシステムの技術基準案の策定 | 40 |
| 2020 | 八千代エンジニヤリング株式会社 | 特殊な設置形態の太陽光発電設備に関する安全性確保のためのガイドライン策定 | 33 |
| 2020 | 株式会社三菱総合研究所 | 太陽光発電設備のリサイクルに関わる調査 | 28 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 太陽光発電による調整力創出技術の実現可能性に関する研究 | 26 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 特殊な設置形態の太陽光発電設備に関する安全性確保のためのガイドライン策定 | 23 |
| 2020 | 国立大学法人電気通信大学 | ペロブスカイト、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の更なる高効率化に向けた材料開発と製膜技術の開発。接合層を介した軽量フレキシブル結晶系太陽電池とのタンデム化の検討。 | 20 |
| 2020 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | 特殊な設置形態の太陽光発電設備に関する安全性確保のためのガイドライン策定 | 20 |
| 2020 | 出光興産株式会社 | 超高効率モジュール技術開発/超高効率ボトムセル開発 | 20 |
| 2020 | 株式会社資源総合システム | 太陽光発電の技術および産業・市場動向の調査 | 20 |
| 2020 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 移動体太陽電池の動向調査 | 19 |
| 2020 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 太陽電池モジュールの適正処理に関わる調査 | 18 |
| 2020 | 太陽光発電技術研究組合 | 移動体太陽電池の動向調査 | 18 |
| 2020 | 学校法人立命館 | ペロブスカイト、超軽量大面積(30cm角以上)モジュール向け製造プロセス開発。 | 17 |
| 2020 | 日本電気株式会社 | 多地点間における自己託送を活用した需給一体型太陽光発電システムの基本設計 | 16 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 太陽光発電の安全性・信頼性評価、回復技術の技術情報基盤整備 | 16 |
| 2020 | タカノ株式会社 | ⅢⅤ、セル効率37%達成に向けて、トップ2接合セル、ボトムセルの開発および、低コストプロセスのための基板再生装置試作、要素技術開発 | 14 |
| 2020 | 株式会社資源総合システム | 国際技術協力プログラムへ参画 | 14 |
| 2020 | 一般社団法人構造耐力評価機構 | 太陽光発電の安全性・信頼性評価、回復技術の技術情報基盤整備 | 13 |
| 2020 | 兵庫県公立大学法人 | ペロブスカイト、フィルム型ペロブスカイト太陽電池対応の材料(電極、ペロブスカイト、HTMなど)開発。 | 13 |
| 2020 | 学校法人明治大学 | タンデム太陽電池の生涯発電量最大化設計に向け、トップセル(ペロブスカイト)・ボトムセル(結晶Si)の特性変化を推定する加速試験法の確立。 | 12 |
| 2020 | 学校法人五島育英会 | ペロブスカイト、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の更なる高効率化に向けた材料開発と製膜技術の開発。接合層を介した軽量フレキシブル結晶系太陽電池とのタンデム化の検討。 | 10 |
| 2020 | 学校法人明治大学 | ⅢⅤ、Ⅲ-Vとのタンデムにて変換効率35%を達成可能なSi、CISボトムセルの開発。 | 10 |
| 2020 | 国立大学法人東海国立大学機構 | ⅢⅤ、Ⅲ-Vとのタンデムにて変換効率35%を達成可能なSi、CISボトムセルの開発。 | 10 |
| 2020 | 日本地工株式会社 | 太陽光発電の長期安定電源化に向けた評価・回復の実用化促進技術開発 | 10 |
| 2020 | 学校法人日本大学 | 太陽電池モジュールの火災安全に必要とされる配線構造、封止構造、ハイパス回路などの設計基準と評価手法を開発。 | 9 |
| 2020 | 国立大学法人長岡技術科学大学 | 車載太陽光発電の普及に資するレジリエンスの定量評価及び事例調査。 | 9 |
| 2020 | 国立大学法人京都大学 | ペロブスカイト、超軽量大面積(30cm角以上)モジュール向け製造プロセス開発。 | 9 |
| 2020 | SOMPOリスクマネジメント株式会社 | 安全性・信頼性確保技術開発(太陽光発電の安全性・信頼性評価、回復技術の技術情報基盤整備) | 9 |
| 2020 | 国立大学法人鹿児島大学 | 軽量基板上化合物薄膜太陽電池の高効率化技術開発(多様な基板上で実現可能なCIS太陽電池高効率化要素技術の研究開発) | 8 |
| 2020 | 国立大学法人筑波大学 | 軽量基板上化合物薄膜太陽電池の高効率化技術開発(多様な基板上で実現可能なCIS太陽電池高効率化要素技術の研究開発) | 8 |
| 2020 | 学校法人東京理科大学 | 発電量予測評価技術の研究開発 | 6 |
| 2020 | 東京電力エナジーパートナー株式会社 | 多地点間における自己託送を活用した需給一体型太陽光発電システムの基本設計 | 6 |
| 2020 | アジア航測株式会社 | 安全性・信頼性確保技術開発(太陽光発電の長期安定電源化に向けた評価・回復の実用化促進技術開発) | 4 |
| 2020 | 学校法人北海道科学大学 | 傾斜地、農地、水上に設置される太陽光発電設備の安全確保に向けた電気・構造に関する設計施エガイドラインの策定 | 4 |
| 2020 | 一般財団法人電力中央研究所 | 太陽光発電による調整力創出技術の実現可能性に関する研究 | 3 |
| 2020 | 学校法人東京理科大学 | 太陽光発電側での調整力創出の技術開発課題の抽出(インバランス回避調整力、短時間変動調整力)。 | 3 |
| 2020 | 公立大学法人大阪市立大学 | 傾斜地、農地、水上に設置される太陽光発電設備の安全確保に向けた電気・構造に関する設計施エガイドラインの策定 | 3 |
| 2020 | 一般社団法人太陽光発電協会 | 太陽電池モジュールの適正処理に関わる調査 | 3 |
| 2020 | 国立大学法人宮崎大学 | パネルセパレーターによるガラス分離技術。 | 2 |
| 2020 | 国立大学法人東海国立大学機構 | ビル壁面開口部向けシースルー太陽電池の開発/ウェットプロセスを用いた中間バンド太陽電池の開発 | 2 |
| 2020 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | 傾斜地、農地、水上に設置される太陽光発電設備の安全確保に向けた電気・構造に関する設計施エガイドラインの策定。 | 1 |
| 2020 | 一般社団法人構造耐力評価機構 | 太陽光発電の長期安定電源化に向け必要となるリパワリング技術(杭基礎の引抜き強度判定、強度不足架台の補強)の開発。 | 1 |
| 2020 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 太陽光発電の長期安定電源化に向け必要となるリパワリング技術(杭基礎の引抜き強度判定、強度不足架台の補強)の開発。 | 1 |
| 2020 | 宮崎県工業技術センター | パネルセパレーターによるガラス分離技術。 | 0 |



